【GWに作るならこのガンプラ!】「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」レビュー! HG版と比較してわかる衝撃のクオリティ!

2023年05月03日 17:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

昨年秋クールに放送され、大きな話題を呼んだアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。その主役モビルスーツ・ガンダムエアリアルの、1/100スケールキットが満を持して登場! さっそくアキバ総研編集Aもゲットして、レビューしてみました!

4月より放送をスタートしたシーズン2も、絶好調の「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。さまざまなキャラクターの陰謀や暗躍が描かれ、毎回手に汗握る展開が繰り広げられていますが、第1シーズンは主人公スレッタ・マーキュリーの学園生活中心だったため、比較的穏やかな内容でした(とはいえ、序盤から不穏な空気は常に漂っていましたが……)。

そんな第1シーズンの主役MS・ガンダムエアリアルの魅力を、1/100スケールのビッグサイズに凝縮したプラモデル「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」(以下、FM版)が、4月22日に発売されました!

放送開始時に発売された「HG 1/144 ガンダムエアリアル」も、なかなかの秀作キットでしたが、今回のキットは果たしてどんな仕上がりなのでしょうか?

 

「HG 1/144 ガンダムエアリアル」(以下、HG版)との比較も交えつつレビューしたいと思います!

開封の儀!

それではパッケージ、内容物を見ていきましょう。

 

ガンダムエアリアルと、その周囲を舞うガンビットのボックスアートです。劇中でも、圧倒的なガンビットの活躍が印象的でした。

 

基本的に色分けは成型色のみで対応するので、シール類はマーキングシールのみ。

 

プラパーツに直接印刷するインモールド成型によるシェルユニットが話題となったHG版ですが、本キットではメタリックなパーツの上にクリアパーツを被せる形でシェルユニットを表現しています。

 

頭部のカメラ部分は、メタリックグリーンのパーツにされます。こんなところまで成型色で再現するとは!

 

ビームサーベルおよびビームライフルのエフェクトパーツは、クリアブルーの素材。ブラックライトで照らすと少し発光するようです。

 

というわけで、さっそく組み立ててみましょう!

 

素組みでチェック!

 

ストレートに組み上げたのがこちら! 大きいです!

 

本キットの特徴として、大半のパーツがアンダーゲート仕様になっており、ストレートに組んでも、ゲート跡(ランナーから切り離した際に残る跡)がほとんど目立ちません。今回はつま先やアンテナ部分などに残ったゲート跡やパーティングラインをヤスリで消したほか、全体的にパーツが大ぶりなこともって、どうしても発生してしまうヒケ(プラパーツ成型時に発生してしまうへこみ)を整えたりはしましたが、逆に言うと手入れをしてあげるのはその程度で十分ということです!

 

お顔はこの通り。もともとそんなにアンテナが尖っている機体でもないのですが、それでもなかなかエッジの効いたシルエットになっており、精悍な印象です。

 

後ろから。シンプルなトリコロールの機体ですが、複雑なラインがからみ合うことで、密度感が出ています。パーツの合わせ目は、積層している装甲が隠したり、ディテールに組み込まれることで、ほとんど目立たない作りになっています。

 

続いて可動をチェック!

まずは頭部から。

 

干渉するパーツがないので、上下左右自由に首を回せます。

 

腕は真上に振り上げることができるほか、真横には90°上げることが可能。

 

両腕は肩の付け根部分で、前方、上方向に角度を付けることが可能。

 

腕は通常だと90°ほどしか曲げることができませんが……

 

前腕部分にもロール軸があるので、回転させると、こんなにも大きく腕を曲げることができます!

 

腰は横方向に回転できるほか、前後への屈伸が可能。その際、腹部のパーツも連動して動くのでギミック的な楽しさもあります。

 

両脚の開脚と腰の回転はこの通り。パーツの干渉がほとんどないので、快適にアクションを取らせることができますね。

 

膝の屈伸はここまで深く折りたたむことがきますし、つま先の可動もこの通り!足首は横方向への回転はもちろん、大きく前に折り曲げることが可能。

 

おかげで、こんなポーズも可能です!

 

膝の折り曲げと連動して、お尻部分と膝の黄色いパーツが動きます。芸が細かい!

 

両脚を接続する部分は、前後にスイングさせることが可能。そのため、腰を前に突き出したポーズや飛行状態をイメージして体をのけぞらせるポーズもより自然に再現できます。

 

足の裏も、しっかり色分け&肉抜き穴もなし! まったく隙がありません。

 

ガンダムエアリアル固有の武装「エスカッシャン」。HG版ではシールや塗装で色分けする必要がありましたが、1/100では全てのパーツが成型色で色分けされています。

もちろん分離機構も問題なし!

 

ビームサーベル。背中のラックからビームサーベルユニットを取り外し、手に持たせることができます。

 

ビームライフル。ピンなど手の平に固定するものがないので、しっかりと親指でホールドさせましょう。

 

エフェクトパーツを接続することで、ビーム発射状態を再現することができます。このエフェクトパーツがまた長大なので、迫力がすごいことになってます!

 

ビットオンフォームにチェンジ!

ガンビットをガンダムエアリアル本体に装備することで、機動性をアップさせるビットオンフォームも、もちろん再現可能。

 

素の状態だとスマートな印象を受けるガンダムエアリアルですが、ビットオンフォームになると全体的にボリュームアップ。ちょっとパーツを追加しただけなのに、不思議ですね。

 

腰パーツが大ぶりになり、いかにも空を飛びそうな外見に!

 

ビームライフルにガンビットをドッキングすることで、長射程&高出力の「ロングバレルビームライフル」にパワーアップします。

 

ビームライフルにアタッチメントを接続することで、バックパックにマウントすることができます。

 

ハンドパーツはこの通り。指先を差し替えることで、複数の手の表情をつけることができます。

 

HG1/144ガンダムエアリアルと比較!

 

ここで、HG版と比較してみましょう。

 

写真右のHG版はスミイレ、およびつや消しトップコートをしていますが、フォルムはいじっていない状態です。当然のことながら大きさが全然違いますね。

全体的に写真左のFM版のほうがマッチョな感じに。また、やや小顔気味なHG版に対しFM版は顔が大きめで幼い印象です。こちらのほうがアニメでの描写に近いように思います。

写真左がFM版の肩部分。写真右がHG版の肩部分です。ホイルシールで処理されていたHG版のシェルユニットですが、FM版ではきちんとメタリックパーツとクリアパーツで構成されており、他の部分のシェルユニットと同じ仕様になっています。

 

足回り。大きな違いがかかとの色分けです。右のHG版ではかかとパーツが一体になっていますが、左のFM版ではきちんと別パーツ化されています。

 

腕の折り曲げはこの通り。左のFM版は腕の向きを変えることで、より深く折りたたむことができます。

 

膝立ちポーズ。右のHG版もがんばっているのですが、左のFM版はつま先の可動のおかげでキービジュアル同様の体勢が取れます。腹部の屈伸も優秀なので、より自然にポージングを取らせることができますね。

 

HG版も、サイズを考えると十分に素晴らしいキットなのですが、FM版はそれを上回る精度で仕上げていることがわかります。

 

マーキングシール&スミイレ&光沢仕上げでさらに完成度を上げる!

 

さらに完成度を上げるべく、付属のマーキングシールを貼り付け、さらにスミイレしたうえで、光沢トップコートで仕上げました。ガンダムエアリアルは泥臭い兵器というよりも、工業製品のようなイメージがあったので、汚しは入れず、テカテカの光沢仕上げにしてみました。

 

光沢トップコートを吹くことで、シェルユニットがさらに発光しているような印象に。

スミイレの効果もあり、顔もグッと締まりました。

 

マーキングシールはデカールよりも手軽に貼り付けることができるので、個人的には大好きです。ただ、粘着力が非常に高いシールなので、デカールよりも貼り付け位置の調整が難しいのが難点。ピンセットを使って、傾いたりしないように注意しつつ貼り付けましょう。

 

スミイレ、マーキングシールが入ることで、情報量が増しました。機能美を感じさせます……! なお、基本的にスミイレはエナメル塗料を流し込んでいるのですが、合わせ目に沿ったモールドには、パーツの破損を避けるために「ガンダムマーカースミイレ用」を使用しています。

 

ビットオンフォーム。股間部分にはアクションベースの接続穴がありますので、このようにディスプレイすることができます。

 

別売りの「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を2セット使うと、ガンビット飛翔状態を再現できます。

 

FM版オリジナルのギミックが、エスカッシャンの展開です。先端を左右に広げることができるので、オリジナルのアクションポーズを取らせましょう!

 

それではここからいくつかアクションを取らせてみましょう。

 

 

 

 

 

  

というわけで、「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」のレビューをお届けしました!

作業時間はストレートに組み上げるなら4~5時間程度。細かい処理をしながらでも2~3日程度で仕上がるので、ゴールデンウィークの間に作るのにちょうどいいかもしれないですね。

一時期に比べて、ガンプラも入手しやすくなってきているので、ぜひとも挑戦してみてください!

 

【商品情報】

■FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル

・発売中

・価格:4,180円(税込)

・メーカー:バンダイスピリッツ

 

【付属品】
■ハンドパーツ×1式
■ビームサーベル×2
■ビームライフル×1
■シールド×1
■ビームライフル用エフェクトパーツ×1
■ジョイントパーツ×1式
■シール×1

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(C) 創通・サンライズ・MBS

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