【「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2放送開始記念レビュー】成型色を生かして、部分塗装と簡単スミイレで「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」をカッコよく仕上げてみた!

2023年04月09日 17:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

皆さん、お待ちかね! の「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2が、2023年4月8日よりスタートしました。Season1最終話で電撃的に登場し、大活躍をしたガンダムエアリアル(改修型)が引き続き主役モビルスーツを務めるということで、活躍に期待するばかりです!

そんな主役モビルスーツ「ガンダムエアリアル改修型」のプラモデル「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」は、Season2の放送に先駆けて3月18日に発売されました。発売当日は、全国各地でキットを買い求めるガンプラファンの行列が形成されたとか。筆者も早朝から列に並び、なんとかキットをゲット。開店から数分後には売り切れとなっていたのが印象的でした。

せっかくアニメの放送がスタートしたというのに、肝心の主役ガンダムのプラモを手に入れられないのか……。と思いきや、ありがたいことに「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」は毎月のように再販される予定だそうで、前回入手し損ねた方もちょっと待てば容易に、定価で購入できるようになるはずです。

 

というわけで、そんな大人気プラモデル「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」を、アキバ総研編集部員Aが徹底レビュー! 素組みでどこまでいけるか、挑戦したいと思います!

 

 

ストレートに組んでみる


さっそくストレートに組んでみました!

 

正面から見るとこんな感じ。通常のエアリアルと比べて、ブルーが深い色になり、顔がよりガンダムらしいデザインになりました。今回もポリキャップレスの設計となっており、使われている素材は塗装派も安心のPS素材が大半。胸部のシェルユニットのみABS素材となっています。

 

曲線が多かった通常型エアリアルに対し、いかにも戦闘用にチューニングされたことがうかがえる直線的なラインが増えています。また、カメラアイや後頭部のカメラは緑の成型色となっており、シールを使わずともイメージ通りの色分けを再現可能です。さらにシールには暴走状態の赤く光るカメラアイを再現するものもあります。

 

胸部のシェルユニットは、おなじみのインモールド成型です。クリアパーツの内側にパターンが印刷されており、独特の輝くイメージを再現しています。通常のクリアパーツも用意されており、そちらは裏側に同じ紋様のシールと無発光状態を再現する無地のシールを選択して貼れるようになっています。

 

背面。通常型エアリアルではオプション装備だったフライトユニットが、今回はデフォルトで用意されています。合わせ目は本体に関しては前腕、脚の一部に出ます。フライトユニットは、下側のユニットにがっつり合わせ目が出ています。そのほかの合わせ目は、目立たないようなパーツ構成になっていたり、モールドに合わせ目が組み込まれる設計になっています。

 

上側のユニットは、縦・横方向に、フレキシブルに可動。下側のユニットは縦方向への回転が可能。

 

こんな感じで、かなり自由に角度を付けることができます。

 

さらに翼をユニットの中から引き出し、展開することが可能。これで飛行性能が飛躍的に上昇しました。

 

足の裏にもディテールがしっかり入っています。一部肉抜き穴がありますが、ほとんど気になりません。かかと・足裏のスリット部分のカラーリングを再現するには、塗装が必要です。

 

では続いて、全身の可動を見ていきましょう。

 

頭の付け根と首の付け根の2点がボールジョイントで可動するおかげで、かなり首の可動は優秀。

 

顎の引きのほか、横方向への回転もご覧の通り。360°回転します。

 

次に腕の可動。

 

腕は真上に振り上げることが可能なほか、真横へは90°上げることが可能。

 

肩の付け根は、前方に引き出すことが可能。ポージングの幅が広がります。

 

二の腕の付け根にはロール回転軸があるほか、肘もかなり深くまで折り曲げができます。一軸可動なんですが、なかなかすごい。手首はボールジョイントで接続です。

 

マウントされた背中のビームサーベルにも手が届きます。

 

腰の回転も自由度が高め。ほぼ360°回転が可能なうえ、前方に屈伸が可能。

 

続いて脚の可動。

 

左右の開脚は御覧の通り。ほぼ180°開くことができます。

 

前後の開脚もこの通り! 腰回りのアーマーが小さいので、可動をほとんどじゃましません。

 

膝も、だいぶ深く折り曲げることができます。

 

足首の可動に加えて、つま先も可動するので、踏ん張るポーズも取らせやすそうです。

 

ここで、組み立て時のワンポイントを紹介しましょう。

 

腰アーマーは、このように軸がつながっています、

 

腰部分を組み立てる前に、軸を分割しておけば左右のアーマーを独立して動かすことが可能になります。もちろん必須ではなく自己責任の加工となりますが、お手軽によりかっこいいポージングが可能になるので、やっておいて損はない加工かと思います。

 

多彩な武装パーツで、遊びごたえ満点!


続いて武装を見てみましょう。まずはビームサーベルから。

 

クリアパーツのビーム刃が付属。ハンドパーツに握らせることが可能です。

 

ビームライフルと、11基のビットステイヴによって構成されるシールド。このあたりは、ベースとなっている通常型ガンダムエアリアルを踏襲しています。

 

シールド基部からビットステイヴを分離させることで、攻撃形態に変化します。通常型エアリアルと同じく11基で構成されていますが、少しだけシルエットやカラーリングが変わっています。

 

これをガンダムエアリアル改修型の全身に装着させると……

 

機動力強化形態のビットオンフォームになります!

 

後方に突き出たフライトユニットが、より機動性が増したことをビジュアルで示しているかのようです。

 

フライトユニットにビームライフルをマウントすることも可能。

  

ビームライフルの新機能が、バレルを伸ばして長距離狙撃を可能にするロングレンジモード。バレルとグリップはパーツ差し替えで再現します。

 

両手で構え、柄の部分をガンダムエアリアル改修型の胸部、腹部に引っかけるようにしてセットします。特に胴体と接続するパーツがあるわけではなく、エアリアル改修型のボディにライフルを乗っけているだけなので、なるべく安定した場所にディスプレイすることを推奨します。

 

ビームライフルにビットステイヴをドッキングすると、戦艦も一撃で沈めるパワーを発揮するガンビットライフルに。

 

Season1最終話では、その威力を遺憾なく発揮。テロリストを一掃していました。

 

後方からのアングルもカッコいいです。

 

このように、非常にプレイバリューの高い「HG 1/144ガンダムエアリアル改修型」ですが、もうひと手間加えて、より完成度を上げてみました。

 

お手軽作業でクオリティアップ!

 

全身のスミイレとトップコート(つや消し)を吹きました。スミイレは、スミイレ用ガンダムマーカーとリアルタッチマーカーのお手軽仕上げ。

 

ほとんど成型色とシールのみで色分け可能な本キットですが、かかとのスリット部分のみ塗装が必要です。ということで、ここはガンダムマーカーのグレーで塗装しました。

 

かかとを塗装するだけで、だいぶしまった印象になります。

 

頭部アンテナは安全性のために先端が太くなっていたので、削って細らせました。これで顔がより精悍な印象になります。

  

続いてビットオンフォーム。

 

キットの情報量が増しました。

 

シールはつや消しを吹いてから貼りました。

 

青いパーツにはブルーのリアルタッチマーカー、黄色いパーツにはブラウンのガンダムマーカーでスミイレしました。

 

クリアパーツ部分はマスキングテープを貼るなどして、光沢を損なわないように気を付けましょう。

 

アクションベース、ディスプレイベースを使って理想のシチュエーションを再現


それではいろんなポーズでディスプレイしてみましょう。

 

 

 

 

別売りの「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を使うと、ビットステイヴを浮かせてディスプレイできます。

 

「バンダイプラモデルアクションベース4」と、「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を組み合わせてみました。

公式的には「アクションベース5」と「ウェポンディスプレイベース」の組み合わせが正しいようですが、現在市場では「アクションベース5」がほぼ売り切れ状態で、なかなか入手が困難な状況です。スタンド穴の径が合えば、ほかのアクションベースでも使えますので、特にこだわりがなければ皆さんがお持ちのアクションベースと組み合わせて自由にディスプレイしてみてください。

 

ただ、11基のビットステイヴをすべてディスプレイするには、「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」が4セット必要となりますので、お気を付けください!

今回は2セットを使用してディスプレイしました。

 

ちなみに「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」の平手パーツも使用可能。組み合わせればこんな感じで、劇中の活躍を再現できます。

 

平手パーツで、ライフルに手を添えるポーズも。

 

以上、ガンダムシリーズ最新作の主役ガンダム「ガンダムエアリアル(改修型)」のプラモデルレビューでした。シンプルなパーツ構成と密度感のある仕上がりは、「ガンダムエアリアル」から引き継ぎ、さらに遊びの幅が広がった、まさに正統進化を果たしたキットだと言えます。

ただひとつ注意点があるとするなら、かなり小さなパーツもいくつかあり、それをはめ込むのがちょっと大変ということでしょうか。自分も何個かパーツを吹き飛ばして、部屋の床を探し回ってしまいました。あせらず、じっくり、ていねいに組み立てるというプラモデル作りの基本を意識させてくれる、ある意味、教科書的なキットでもあるように思いました。

というわけで、いよいよスタートした「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2。物語はもちろん、どんなモビルスーツが登場し、ガンプラとなって我々の手元に届くのか……。期待したいと思います!

 

 



【製品情報】

■HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)

 ・発売中

・価格:1,870円(税込)

・メーカー:BANDAI SPIRITS

・対象年齢:8才以上

 

ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、主人公機ガンダム・エアリアルの改修型を新規金型によってHGシリーズで立体化!

 

<付属品>

ビームサーベル×2、ビームライフル×1、シールド×1、シェルユニットクリアパーツ×1式、シール×1

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(C) 創通・サンライズ・MBS

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(C) 創通・サンライズ・MBS

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