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MVでは、ライブを意識してパフォーマンスしました
── 「錆喰いビスコ」という作品の印象は、いかがですか? JUNNA 私は第3話まで拝見させていただいて、素直に面白いなと感じています。3話のラストで、ビスコとミロが新しいコンビになるんです。まったく違う世界を生きてきた2人が、この先一緒に旅をして、戦っていくんだなと思うと、ワクワクします。
── オープニング映像については、どうでしょう? JUNNA めちゃめちゃかっこよかったです。この作品の魅力が全部詰まっているオープニングで、かっこいいカットだけじゃなくて、ポップなカットがあるのがいいなと思いました。スタイリッシュな中に、人間味を感じるお茶目な部分が混ざっているのが「錆喰いビスコ」の魅力だと私は思うんです。それがオープニングでもしっかりと感じられて「風の音さえ聞こえない」のサウンド感ともぴったり合った映像だったので、これからも毎回の放送を楽しみにしたいと思います。
── ミュージックビデオ(MV)も、すでにショートバージョンが公開されています。廃墟が舞台となっていて、「錆喰いビスコ」の世界観との親和性が高い映像でした。 JUNNA 「風の音さえ聞こえない」をステージで歌う自分をイメージしました。監督からは「躍動感を感じられるように派手に大きく動いてください」という指示をいただいていたので、マイクは持っていないけれど、ライブの動きを意識しました。撮影自体、歴史を感じられる建造物の中で、ドローンを使って、勢いのある映像が撮れたと思います。
── JUNNAさんのパフォーマンスとカメラワークで、シンプルに迫力を出しているMVですよね。ライブを意識したとおっしゃいましたが、足元にいろいろな物が転がっていたり、不安定な足場だったりと、注意しなければいけないこともあったんじゃないかと思います。 JUNNA いや、ほとんど意識しませんでした(笑)。ただ、建物の外で撮影したシーンは、足元に穴が開いていたりしてしたのですが、スタッフさんが足場をしっかり整備してくださったので、思いっきりパフォーマンスすることができました。
── 先ほどもおうかがいした通り、すでにライブでも歌われているんですよね。「風の音さえ聞こえない」をステージで歌って、どんなことを感じましたか? JUNNA 想像した通り、この曲はライブで盛り上がるなと思いました。私もバンドメンバーも、イントロから一気にテンションが上がって、お客さんもほとんど初めて聴くのに盛り上がってくれて、会場のノリがすごかったです。いつか声が出せるようになったら、みんなと一緒に歌いたいなと思います。
── 「wow wow」という部分とか、完全にライブ向きですからね。 JUNNA はい。みんなで歌える曲なんです。
2曲目の「フラクタル」は「錆喰いビスコ」第6話の挿入歌になりました
── 2曲目の「フラクタル」は藤林聖子さんの作詞、アッシュ井上さんの作曲、白戸佑輔さんが編曲です。アッシュ井上さんが作られたメロディが、「錆喰いビスコ」のもうひとつのオープニング候補だったということですね。 JUNNA はい。そして、第6話で挿入歌として使っていただけることが決まっています(インタビュー時は放送前)。
── なるほど! ということは、歌詞も「錆喰いビスコ」を意識したものになっているんですね。 JUNNA CDのリリース直前に放送されるのが第6話なんです。OP候補曲2曲を聴いた碇谷監督がもう1曲も挿入歌として使用してくださることになったんです。それを受けて、歌詞を藤林さんに書いていただきました。
── レコーディングのときは、使われる話数がわかっていたんですか? JUNNA はい、第6話で使われることと、ビスコとミロが互いに背中を預けて一緒に戦うシーンだということは教えていただいていました。なので、シーンを想像しながら歌詞から読み取れる感情を、歌で表現しました。
── 歌詞からイメージしたのは、どのような感情だったのでしょう? JUNNA 正反対な2人だから、ぶつかってしまうときもあるけど、大切な人を助けたいという気持ちは同じで、そのために一緒に旅をしているんですよね。だから、ぶつかりながらも手を取り合って戦っていく、という熱い気持ちを、この歌にこめました。
── 「フラクタル」の歌詞も硬い印象があって、藤林さんもR・O・Nさんと似た感触を「錆喰いビスコ」から得たんだろうなと思いました。アッシュ井上さんが書かれたメロディの印象は、いかがでしたか? JUNNA 「風の音さえ聞こえない」よりも「フラクタル」のほうが、歌うのが難しいだろうなと感じていました。高い音も低い音も私なりの覚悟の重さを歌に乗せられたらいいなと思って、難度をより上げてしまったんです。