※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
ローダンセという単語をここでタイトルに使ってくださったんだ、とうれしかったです!
── 「きんいろモザイク」、そしてRhodanthe*の集大成となる劇場版「きんいろモザイクThank you!!」の収録はいかがでしたか? 西 今の状況のために、収録が少人数に分かれてしまったのは残念だったなという思いがあります。私は奈央ちゃん、諏訪ちゃんと同じブースに入って、別のブースのまなみんも合わせて4人の収録になりました。まなみんは私とセリフの被りが多いから、ブースが分けられたんだと思います。
田中 ほかのみんなは別の時間帯の収録でした。
西 前回の劇場版「きんいろモザイク Pretty Days」(2016年11月公開)から、考えてみたら5年も経っていて。久々の収録なので、Rhodanthe*だけでなく、キャストのみなさんと再会できるのを楽しみにしていたんです。それは果たせなかったけれど、収録しながら先に録っていたみなさんの音声をヘッドホンで聞いていたら、「あのころの『きんモザ』だ!」という思いが甦ってきました。
田中 「きんいろモザイクThank you!!」は、まだアニメ化されていない原作の部分の、どこがピックアップされるんだろうとワクワクしながら、台本を読ませていただきました。修学旅行と大学受験という高校生にとってのビッグイベント2つを軸にしたストーリーになっていて、原作を読んでいるにも関わらず新たな感動がありました。劇場で見るファンの方も、同じ思いをいだいてくださるんじゃないかなと思います。
西 私は、みんなの高校生活が、ついにここまで来てしまったかという思いでした。
田中 「きんいろモザイク」はストーリーの中でキャラクターがちゃんと年齢を重ねていく作品だったからこそ、みんなの成長を感じることができました。その集大成である今回の劇場版で卒業まで描き切るというのは、すばらしいことだと思います。
西 そう、シノもアリスも生きてるなーっていう実感があったよね(笑)。
田中 うん。
西 でも「きんいろモザイクThank you!!」は、決してしみじみするだけのお話じゃありません。ギャグシーンも山盛りです。
田中 そう、感情がジェットコースターみたいに動きまくる内容になっています。
西 関係者試写で私たちは一足先に見たんですが、私たちの中で一致した感想として、出だしは泣けたよねというのがあったんです。でも、そこからはギャグの応酬で、自分たちが演じているにも関わらず、つい吹き出しちゃうくらい面白かったです。
── 音楽的には、まずオープニングテーマの「きんいろローダンセ」が最初に流れるわけですね。kz(livetune)さんの作曲による、明るく軽快なポップナンバーです。 田中 kzさんは今回初めて、「きんいろモザイク」に楽曲提供してくださったんですけど、Rhodanthe*らしさを閉じ込めたキラキラと華やかでありながら親しみのある曲を作ってくださいました。作詞はずっとRhodanthe*の曲を書いてきてくださったyuikoさんで、オープニングの映像とマッチしたすばらしい歌詞を書いてくださいました。
西 友情をテーマにした歌詞は、キャラクターだけじゃなく、私たち自身にも当てはまるんですよね。また、お客さんも声を出せるライブができる状況になったら、一緒に歌いたいなと思うところがたくさんある曲です。
田中 この曲は、お客さんとコール&レスポンスができる部分が沢山あるんです。だから、ライブでお客さんと一緒に歌えたときが、この曲が本当に完成するときなのかなと思います。
── 「きんいろローダンセ」というタイトルについては、どう感じましたか? 田中 ローダンセという単語をここでタイトルに使ってくださったんだ、とうれしかったです!
西 同時に、ついに最後のカードが切られたかという切なさもあって(笑)。
田中 「きんいろ」で「ローダンセ」だから、どうしても集大成感があって(笑)。でも、そのタイトルにふさわしい、楽しくてかわいくてキラキラした曲になったなって思います。ミュージックビデオ(MV)も久々に撮ることができました。
西 はい、まるでアイドル声優さんかのように、かわいらしく撮っていただきました(笑)。撮影当日は雨が降った時間もあったのに、完成したMVを見たら、めちゃめちゃ晴れていてびっくりしました。
田中 最初にイギリス風の赤い電話ボックスが出てくるんですけど、あの中が世界中のいろいろな場所につながっているというのが、MVのコンセプトになっています。ずっとRhodanthe*のMVを撮ってくださった監督さんなので、私たちも安心して身を委ねることができました。