セイン・カミュ、笠井信輔登壇! 4Kデジタルリマスター版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」トークショーレポートが到着!

2019年11月15日 19:150

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「宇宙戦艦ヤマト」シリーズが放送開始45年を迎えた2019年10月6日より、CS放送ファミリー劇場にて、「ヤマト」シリーズのアニメ全13作品が、3か月の期間をかけて一挙放送中だ。この特集放送を記念して、作品史上初めて4Kデジタルリマスター化した「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(1978年劇場公開)を大スクリーンで上映する特別試写会が2019年11月9日(土)に開催された。

特別試写会のトークショーには、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの大ファンであるセイン・カミュさんと、元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんが登壇。そのオフィシャルレポートが届いたので、以下に紹介しよう。

 

⇒「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第七章「新星篇」<最終章>インタビュー! 驚愕のラストはどうなったのか!? シリーズ構成・福井晴敏に聞いてみた

 

■オフィシャルレポート(原文ママ)

登壇した早々笠井のマイクの音声が入らないハプニングが。自分でマイクのスイッチを入れ忘れていることに気付いた笠井は「フジテレビを退社してフリーになっても今までずっと司会の立場だったので今日は初めて司会じゃないお仕事なんですよ!」と、慣れない初のゲスト出演という立場のイベントに緊張と興奮を隠しきれない様子。今回は大のヤマトファンでもある笠井の念願叶ってのゲスト出演。一緒に登壇したセインは1977年に来日し、『宇宙戦艦ヤマト』が丁度TV放送をしていた時期で、リアルタイムで鑑賞し大ファンになった。


TVシリーズの放送時、笠井は「日曜日の7時半は『アルプスの少女ハイジ』を観ていたので、自分は再放送組。再放送は毎日放送したので、食い入るように見ていた。その流れで映画も当然見に行きました。とてつもない気持ちで映画を観に行きましたね。『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの中でも一番好きな作品は、どう考えても本作『さらば宇宙戦艦ヤマト』。物語の完成度が高くて、劇場でみんな咽び泣き。その記憶が強いですね」と当時の気持ちを思い出しながら熱く語った。


さらに思い出は止まらず「忘れもしない1978年9月3日(日)、渋谷東急名画座は満員でしたね。従弟からエンドロールで泣いているところ見られてからかわれましたが、でもその観たときの気持ちがずっと今も残っている」と当時映画館で買ったパンフレットを持参し、来場者の前で披露した。


今回は、一般参加者のスマホを経由してコメントがスクリーンに映しだされる「LIVEアンケート」形式を取っているトークイベント。来場者の方に本作を観た年齢を聞くと40代からの人たちが多数。好きなキャラクターについてさまざまな名前が上がったあと笠井は「僕の推しは森雪なんですよ。当時は中学生なので森雪を好きじゃないと嘘になる(笑)。服を脱ぐシーンはドキドキ。いやらしいよね(笑)着ているファッションは結構攻めていた」とセクシーなシーンの思い出をアツく語り、セインも同じく森雪を挙げ男同士で当時興奮した思い出を語る。




劇中に流れる音楽については笠井から「『宇宙戦艦ヤマト』は音楽から好きになる人も多いはず。その辺りはスターウォーズに近いですね」と解説。また台詞も印象的な本シリーズ、一般参加者の回答を見ながら笠井は「僕はデスラーの「私の心は遥かに君たちに近い」という台詞が好きですね。TVシリーズから本当に悪い奴なんだけど、どこか温かみがある台詞が多いキャラクター。その中でこの台詞がひとつの帰着点だと思う。敵役にも感情移入させる魅力が本作にはある」と絶賛、セインは「僕は「波動砲発射!」ですね。エネルギーがたまって発射されるワクワク感は今もある」と語った。


劇中に登場する名シーンのひとつ、古代と森雪の愛の表現描写について、実生活のお二人の夫婦生活について質問が飛び、セインから「僕は外国生まれなので全然ストレートに表現します。言い過ぎるくらい伝えていますね」と自信満々に回答するも、笠井は「30年前は古代と森雪のように伝え合っていたけど、今はさすがに言わないね・・・(笑)。恥ずかしいじゃん。急に言うと何か悪いことしたみたいになっちゃう」と照れながら回答、プライベートが垣間見れるトークも。


改めて4Kで上映されることについて笠井から「新たな『宇宙戦艦ヤマト』の楽しみ方になるなと思う。TVシリーズはかなり過密なスケジュールで製作されていたので、失礼ながらも画面の荒も見えたりする。映画版になるとクオリティが上がったんですがさらに上がることになり、新鮮な楽しみ方が出来ると思う。とても期待しています。何度も観ているから思うんですが、宇宙のシーンが長いんですよ。ジーっと映す。その時の星の数が見えたりするのかな?と思ったり」と上映前の期待を込めて語り、日本のアニメのクオリティについて海外の目線でセインから「今まで観たアニメの中ではディズニーは別格としてもディズニーレベルのものを普通に作っているのが日本のアニメ。クオリティの高いものが常にあるという感じ。子どものころ来日した時はアニメばかり観てました。実写ではないものでこんなに面白いいものがあるのか!という喜びと驚きがありましたね。その中でも『宇宙戦艦ヤマト』は宇宙に飛び立つ感覚が素晴らしい。毎回日付のカウントダウンがあってドキドキ感やワクワク感が詰まってて、感情移入できるキャラクターもいっぱいいて面白いなと思いましたね」と改めて本シリーズの魅力を語った。


重ねて笠井から「『宇宙戦艦ヤマト』以前のアニメは東映まんがまつりなどのプログラムピクチャーのひとつの映画として楽しんでいたけど、アニメがTVシリーズから映画になる流れは、そのあと『機動戦士ガンダム』や『超時空要塞マクロス』『エヴァンゲリオン』になっていく。『宇宙戦艦ヤマト』はそのSFアニメの源流だと思う」と本シリーズの影響を語り「公開当時は大ヒットをしましたし、今でも最新作が作られていることを考えると『ヤマト』文化は世代を超えて永遠に続いていくもの」とまとめ、上映前のトークはいったん終了。


そのまま二人は、4Kデジタルリマスター版を一般参加者の皆さんと座席で鑑賞。上映終了後、笠井とセインはともに涙ぐみながら登壇、笠井から「本当に素晴らしい。戦闘シーンの細かいところまでしっかり見ることが出来たし、キャラクターのアップの表情や演技もしっかり確認出来るクオリティになっている。また森雪の肌がキレイ!!」と興奮しながらも、ラストシーンで描かれる細かな演出を思い出し、泣きながらアツく語る笠井に会場からも拍手が上がる。


セインからは「大人になって子供のころに見た作品を見直す喜びはありますね。本当に日本人に生まれてよかったと思います(笑)」と感慨深げに語り、笠井の中学生時代の感想文までも持ち出しスクリーンに映され「自分の人生に大きな衝撃を与えた作品、失いたくない青春の1ページ」と改めて絶賛。また「シリーズが続いていくはずなのに、本作のラストシーンは矛盾がある。けれど、よくぞ本作のバージョンで4Kリマスター版を作っていただけた。製作者の皆様に拍手!」と会場が一体となって拍手が上がり、大盛況の中幕を閉じた。



なお、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズはCS放送ファミリー劇場にて、一挙放送中。今後の放送スケジュールは以下の通り。

 

■2019年11月放送
・放送内容:TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(全26話)
・放送日時:11月20日(水)より、毎週(月)~(木)いずれも24時~


■2019年12月放送
・放送内容:映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kデジタルリマスター版」
・放送日時:12月28日(土)20時40分~


・放送内容:映画「宇宙戦艦ヤマト 完結編 HDリマスター版」
・放送日時:12月30日(月)17時45分~


・放送内容:映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」
・放送日時:12月30日(月)20時40分~


・放送内容:TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト HDリマスター版」(全26話)
・放送日時:12月28日(土)6時~


・放送内容:TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2」(全26話)
・放送日時:12月29日(日)6時~


・放送内容:TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマトIII」(全25話)
・放送日時:12月30日(月)6時~


・放送内容:映画「宇宙戦艦ヤマト 劇場版 HDリマスター版」
・放送日時:12月28日(土)18時10分~


・放送内容:映画「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち HDリマスター版」
・放送日時:12月29日(日)18時10分~


・放送内容:映画「ヤマトよ永遠に HDリマスター版」
・放送日時:12月29日(日)19時55分~


(C)東北新社/著作総監修 西﨑彰司

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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

上映開始日: 1978年8月5日   制作会社: オフィスアカデミー
キャスト: 富山敬、一龍斎春水、納谷悟朗、仲村秀生、青野武、野村信次、安原義人、神谷明、林一夫、永井一郎、緒方賢一、木村幌、ささきいさお、伊武雅刀、梶哲也、峰恵研、小林修、小宮和枝、大塚周夫、阪脩、村越伊知郎、曽我部和恭、富田耕生、市川治、矢田耕司、上田ミユキ、広川太一郎
(C) 東北新社 Licensed by東北新社

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

放送日: 2018年10月5日~2019年3月29日   制作会社: ジーベック
キャスト: 小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、神谷浩史、甲斐田裕子、手塚秀彰、神田沙也加、菅生隆之
(C) 西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

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