※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
「Agitato」には、悪ズルい内田真礼が出ていますね(笑)
── どの曲も個性がありますが、それを支えているのが多彩な作家陣だと思います。 内田 どの方も大好きで、素晴らしい方々と一緒にアルバムを作ることができました。「真礼チーム」という言い方をよくするんですけど、作家さんも含めて「みんなで楽しいことをやってやろうぜ!」という感じがアルバム全体から出ていると思います。「Agitato」の作曲・編曲の園田健太郎さんとは初めてご一緒させていただいたんですけど、「(ボーカルのイメージは)こういう女性像がいいよ」って楽しくお話ししながらレコーディングすることができましたし、おなじみの方々とは「あのときはああだったから、今回はどうしよう?」って作戦を練っていって。いろいろな方とタッグを組んで作っていくことは刺激的でしたし、パワーをもらえました。
── 新曲中心に、詳しくお話をお聞かせください。まずは1曲目「My Star is Here!!」。 内田 アルバムの扉を開ける導入の曲です。歌っていると、今この瞬間の私を、もうひとりの私が俯瞰して見ているみたいな感覚がありました。今の私を一番表現しているのはラストの「Step to Next Star!!」なんですよね。「My Star is Here!!」は、もっと広い視野を持っていて、「PENKI」からたくさんの時間を経てここまで来たよ、ということが歌詞では表現されているんです。
── 「PENKI」というワードが、わかりやすく入っていますよね。 内田 はい。私と一緒に時間を過ごしてきてくれた方には、すごく届くと思います。
── 最初はゆったり始まって、盛り上がっていく展開がドラマチックでした。 内田 最初のゆったりしたところは、「こんなこともあったね、あんなこともあったね」と語りかけているかのように歌いました。そこから2曲目の「+INTERSECT+」に向かって、テンションが少しずつ高まっていくんです。
── 「My Star is Here!!」のアウトロと「+INTERSECT+」のイントロは、無音なしで繋がっているんですよね。そこもかっこよかったです。 内田 お話がバンって開けた感じがありますよね。
── 「My Star is Here!!」とラストの「Step to Next Star!!」は、どちらもZAQさんの作詞・作曲です。 内田 ZAQちゃんに最初と最後を締めていただきました。「+INTERSECT+」もZAQちゃんの作詞・作曲で、2017年は彼女と再会して絆がさらに深まった年でもあったんです。そんなZAQちゃんに、今回のアルバムは託してみたいと。本当に素敵な曲を仕上げてくださって、泣きましたね。こういう感覚って「PENKI」のときにはなかったんですよね。あのときはひとりで抱えていたものが多かったんですけど、今回は人と人との繋がりを感じる制作になって。その象徴がZAQちゃんとの絆なのかなと思います。
── 2曲目から4曲目はシングル曲で、次に出てくる新曲は5曲目です。 内田 はい、「Agitato(アジタート)」ですね。この曲には悪ズルい内田真礼が出てますね(笑)。
── おおー(笑)。 内田 ライブのときは、かなり気が大きくなっているんですよね。そのときのような強めの女性像を楽曲でも出してみたくて。相手を翻弄するような言葉が歌詞には入っているんです。作詞のこだまさおりさんには、男性に負けない女性像、甘えたりしない感じで書いていただきました。
── 男性側に一切の選択権を与えてないんですよね、この曲の主人公は。 内田 有無を言わせない感じですよね(笑)。「君はたぶん今 半分私でできてる」ってめちゃめちゃ強気な言葉だと思うんです。この1行をスタジオのスピーカーで聴いたとき、自分の歌声なのにニヤけてきちゃって。こんなことを言われたら、「はい」って答えるしかないじゃんって思いました。こういう部分をライブのときの私は持ち合わせているということなので、「内田さんってこうなんですね。じゃあ、しょうがないですね」って思いながら楽しんでいただきたいです(笑)。
── 歌声も、大人っぽくて。 内田 はい、年上感を意識しました。サウンドもブラスが入っていてかっこいいんですよね。ライブでは踊りまくりたいと思っていて、誘うようなダンスを振り付けの先生と一緒に考えているところです。
── ライブでのパフォーマンスが楽しみです。 内田 みんなを魅了したいなと思っています(笑)。
VIDEO
── 続く6曲目の「ロマンティックダンサー」も新曲です。 内田 5u5h1(スシ)さんという新進気鋭の作家さんが作詞、作曲、編曲してくださった曲です。アルバム候補曲の中でもひときわ輝いていて、ライブで盛り上がるなら、これしかないだろうということで選ばせていただきました。歌詞の中に「午前2時」というワードが出てくるのですが、クラブが一番盛り上がる時間だと聞きました(笑)。それをイメージして、ボーカルもテンションが高いものになりましたね。ギターは山本陽介さん、ベースは黒須克彦さんという真礼バンドのお2人なんですけど、ボーカルと対になるくらいの強い存在感があって、しかもコーラスも参加していただいているんです。この曲に関しては、陽介さんや黒須さんと対戦したいなと。ガンガン弾いてもらって、私もガンガン歌って、みんなでフロアを高めていく曲になりました。ライブでは、我を忘れて飛び跳ねてほしいです。
── 「Agitato」と「ロマンティックダンサー」は派手な曲で、アルバム中盤の盛り上がりを作ってますよね。 内田 この2曲で高まった気持ちが、次の「セツナ Ring a Bell」では切なさに変わっていくんです。「不器用すぎる私はかわいくない、嫌いだよ」という歌詞があって、そこでハッとしていただけるんじゃないかと思います。
VIDEO