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「おしゃれテレビ」を元ネタに作った「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋) 」
── じゃあ、この流れで、上坂すみれさんの「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋) 」に行きましょう。彼女の1st EP 「彼女の幻想」(10月18日発売)に収録されました。 石川 去年、雑誌のインタビューで、僕が「鬼灯の冷徹」が好きだと発言したら、キングレコードのプロデューサーさんから声をかけていただいたんです。
松井 上坂さんサイドから、どういう曲にしたいか具体的なオーダーがあったんです。おしゃれテレビの「アジアの恋」をやりたいという。
石川 なんで、そんなバンドを知ってるのかと思いましたけど(笑)、僕がおしゃれテレビに寄せて、曲を作りました。
松井 アレンジでは、アジア感を出そうと思って中国風の音を入れたり。
石川 使っているのは日本の琴ですけどね。カヤグム(伽耶琴)という韓国の琴も使おうと思ったんですけど、見つけられなくて、チェロの音のサンプリングをカヤグム的に使ったりしています。
松井 「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋) 」は楽しかったですね。今の日本の音楽界で、これをやらせてもらえるのは、上坂すみれさんの制作チームしかいないような気がして。それに上坂さんのシングル曲としては、ここまでスローな曲は今までなかったんじゃないかなと思います。
── また、i☆Risの3rdアルバム「WONDERFUL PALETTE」(11月1日)で、芹澤優さんのソロ曲「キミノカノウセイ」の作曲・編曲も担当していました。 松井 曲はフジムラくんが書きました。
フジムラ スピード感がある、かっこいい曲にしたいというオーダーがありました。そして、歌詞は芹澤さんが自ら書かれると。それで曲が上がってレコーディングの時に、現場で歌詞を手直ししたんですよね。
石川 あ、その場面は、目撃した。松井くんと芹澤さんが、2人でずっと話し合ってて。
松井 芹澤さんの気持ちをストレートに乗せた歌詞にしたほうがいいなと思って。できるだけ装飾をなくして、作ろうと相談しました。でも、歌はさすがに早かったですね。
フジムラ その場で書き上げた歌詞を歌って、すぐに自分の歌にできるというのは、すごいなと思いました。