「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章」上映記念インタビュー第1回! 新キャラクター・キーマンを演じる神谷浩史が感じた「ヤマト」の大きさ

2017年06月22日 11:000

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──キーマンを第二章「発進篇」まで演じられてみて、最初に感じていたキーマンの印象と変化したところはありましたか?

 

神谷 今のところ、そんなにないですね。唯一、キーマンの上官であるバレルとの関係は気を付けなければいけないところかなと思っています。キーマンとバレルが二人きりで出ているシーンは、他とはちょっと雰囲気が違って観えるように意識して演じています。ただ、それは僕個人で判断している部分なので、果たして監督の意図と合っているのかは確かめていないんですけど…(笑)。「ヤマト」という原作があって、福井さんのシナリオがあって、監督が画にして、それに僕が声をあてるというように、色んな要素でアニメーションは作られているので、そこは僕が足してもいい要素かなとは思っています。今のところ、キーマンは自分が想定していた人物像から大きくブレてはいないので、変化が垣間見えるとしたら、この先もっとこの物語が展開していった時かなと思っています。

 

──キーマンの人物としての魅力は、どこにあると感じていますか?

 

神谷 正直あまりよく分からないですね。これはキーマンに限ったことだけではなく、作品に関わっている渦中において、このキャラクターにはどんな魅力があるのか、あまり考えないようにしています。そういうことを分かった上で演じてしまうと、自分はどうしてもあざとくしてしまいがちなので(笑)。ただ、何を考えているか分からないミステリアスな部分に、魅力を感じている人は多いかもしれないですね

 

──現在公開されている予告編の中に「甦った地球が美しい自然の裏で秘かに抱え込んだ闇」という、キーマンの意味深なセリフがありました。気になっているファンも多いと思いますが…。

 

神谷 今回の「2202」が「2199」の続編であるということを象徴するセリフだと思って頂ければ間違いないと思います。「2199」で起こった何か、その先に存在している地球が今こういう状態にありますよという説明のセリフです。その起こっている何かに関しては、第二章「発進篇」で明らかになりますので、ご自身の目で確かめて頂ければと思います。

 

──神谷さんが個人的にオススメする第二章「発進篇」の見どころや注目シーンを教えてください。

 

神谷 なんといっても予告編の中にもあった「ヤマト対アンドロメダ」という構図ですね。あれは燃えると思います。古代と山南が「衝撃に備え!」と互いに異口同音で怒鳴りあうところがあって、アフレコではバラバラに収録しなかったんです。通常セリフが被ってしまうところは、各々で収録してダビングの時にミックスしてバランスを整えるのが普通だと思いますが、あそこはやっぱり小野(大輔)くんと江原(正士)さんの二人の芝居の勢いというものを監督やスタッフさんが信じたんだと思います。ベテランの江原さんと中堅の小野くんが対峙する構図。音圧で負けてしまうとどうしても弱く聞こえてしまうので、そこで負けないような音を互いに作っていかなければ、たぶんバラバラで録り直しになっていたと思うんです。でも、テストを2回やって本番でもそのまま同時に収録していたので、すごく印象に残っています。あとは、第二章のタイトルにもあるようにヤマトの発進シークエンスです。非常に緊張感がありましたね。どういう経緯でヤマトが旅立っていくかに関しては、みなさんが興味を持っている部分だと思いますので、ぜひ劇場で確認していただきたいですね。

 

──第二章「発進篇」の劇場上映を楽しみにしているファンへ一言メッセージをお願いします。

 

神谷 第一章と比べると単純に尺が倍になっているので、そこに関してはきっとご満足いただけると思います。今回はTVシリーズでいうと全4話分になります。長い尺をたっぷり使って、ヤマトが発進するまでの話をやっていて、なおかつ次のエピソードに繋がるところまでを丁寧に見せていきます。ヤマトが旅立つまでには、こういう裏があったのかとか、こういう風に葛藤してみんなが旅立っていったのかとか、みんなの頭の中で勝手に脳内補完されていたものが、一流のスタッフによってきちんと丁寧に描かれているというところが第二章の最大のポイントだと思います。「2202」のモチーフとなっている「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を過去に観た方ならば、その答え合わせをして頂くというのも面白いかなと思いますね。

 

■profile

神谷浩史(かみやひろし)

千葉県出身。青二プロダクション所属。高い表現力で多彩なキャラクターを演じ分けると共に、ナレーターとしても活躍。主な出演作に「化物語」阿良々木暦役、「黒子のバスケ」赤司征十郎役、「進撃の巨人」リヴァイ役、「おそ松さん」松野チョロ松役などがある。

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