「劇場版魔法科高校の劣等生星を呼ぶ少女」吉田りさこ監督インタビュー「魔法科らしさ」はどこに宿るのか？

2017年06月23日 19:000

インタビュー

劇場版アニメ

(C) 2016 佐島勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会

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キャスティングの決め手

── アフレコの様子はいかがでしたか？

吉田　テレビシリーズから約3年ぶりのアフレコでしたが、メインキャストの皆さんはブランクを感じさせず、それぞれのキャラクターを演じていらっしゃいました。私から注文することは特になかったです。アフレコ現場は和気あいあいでした。

── アンジェリーナ役の日笠陽子さんはゲームには出演されていますが、アニメでは劇場版が初登場です。

吉田　日笠さんはムードメーカーでした。モブを収録するときも自分から「やるよ！」とおっしゃって下さったり、現場の盛り上げ役を買って出てくださいました。あまりにもなじみすぎていたので、ほかの声優さんから「テレビシリーズにもいたよね？」とツッコまれるほどでした（笑）。

── 九亜役には小原好美さんを起用されました。キャスティングの理由について教えてください。

吉田　九亜は媚びない素朴な声がいいなと当初から決めていました。小原さんの声には芝居だと意識させない自然さがあって、そのことが決め手になりました。アフレコ時、緊張していらっしゃったと思いますが、その小原さんと劇中の九亜の状況が似ているように思えて、個人的に微笑ましかったです（笑）。

── 最後にファンに向けてのメッセージをお願いします。

吉田　皆さんが楽しみにしていた気持ちを裏切らないように、スタッフが一丸となって劇場版を作りました。お楽しみいただければ嬉しいです。