【チェキプレゼント】楽曲アレンジ、間奏の展開まで意見を交わし、イメージを共有した──梶原岳人こだわりのレコーディング裏話を語る!2ndシングル「色違いの糸束」発売記念インタビュー前編

2022年07月21日 10:070

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現在放送中のTVアニメ「オリエント」第2クール、淡路島激闘編のエンディングテーマ「色違いの糸束」が2022年7月20日に発売された。歌唱を担当するのは、自身も尼子勝巳役で本作に出演する梶原岳人さん。

梶原さんにとって2ndシングルとなる本作は、ストリングスまですべてを生楽器にこだわってレコーディング。ミュージックビデオでも、バンド・ストリングスを背負い、エモーショナルな表情でパフォーマンスする姿がみられる。

カップリング楽曲の「あの日が未来だった君へ」とあわせて、楽曲、MVのポイントや、レコーディングの様子、また、アニメ放送に先駆けて行われた『「オリエント」感謝祭 2022 Summer』での感想について語っていただいた。 


──「色違いの糸束」の楽曲の印象や、レコーディング時のこだわりポイントを教えてください。

 

梶原 1stシングル、ミニアルバムの楽曲とはまた違った豪華さがあります。しっかりといろいろな音が聴こえてきて、曲自体のパワーを楽器の力が引き上げてくれるような感覚があります。もともとのアレンジは割とシンプルなものでした。いわゆる一般的なバンドサウンドの曲だったのですが、僕からいくつか提案をする中で、豪華なアレンジになりました。1曲を通して変化がいろいろついていたほうが面白くなるんじゃないかな、という思いがあったので。「オリエント」は、魂の色の違いによる心の対立や葛藤など、しっかりと重さのあるテーマを描いているので、楽曲にはいい意味での“壮大さ”を持たせたいことを伝え、今のアレンジに至りました。

 

── 過去のインタビューなどでも、楽曲制作の段階から積極的に参加されるとおっしゃっていますが、今のアレンジについてのお話からもその様子が伝わってきます。

 

梶原 デモでいただいた時の楽曲の印象とはガラッと変わっていると思います。最初は、いただいたままで進む予定だったのですが、楽曲を聴いていくうちに、間奏の部分を増やしたい、重めのテーマ、世界観を表現するうえで説得力を持たせたい、歌う側はもちろん、聴いている側にも“おもしろい”と感じていただけるものを作りたいと感じ、思いを伝えていきました。

 

 

── 作曲、編曲にクレジットされていなくても、そこまで細かく積極的に参加する理由とは?

 

梶原 自分が歌わせていただくからには、やっぱり納得のできるものを作りたいと思っています。自分がわからないことに関してはプロフェッショナルの方にお任せしようと思えるのですが、自分自身、小さい頃から音楽をやってきたというこだわり、ある種のプライドのようなものもあるので、こだわって作りたい気持ちがあります。我が強く、頑固な部分があるのも理由のひとつかもしれませんが(笑)、たとえば、積極的にギターを弾いて「こんな風にしたい」と表現することはできなくても、自分の頭の中にあるイメージは共有したいという強い思いがあるので、できるだけ具体的に伝えられるように心がけてやっています。

 

── 1stシングルに続くタイアップですが、気持ちの変化などは感じていますか?

 

梶原 前回は主演作で、今回は第2クールから登場するキャラクターを演じる中でのタイアップになるので作品のとらえ方が違うのかなと感じています。いつも中心にいて物語を動かす主人公ではないので、より作品を俯瞰して観られる気がしました。楽曲に関しても、主人公の立ち回り方や、主人公が持つエネルギーが周りに与えている影響を考えながら、それこそ、真ん中から攻めるというよりも、全体を観ながらのパフォーマンスになりました。

 

 

── 演じるキャラクターの立ち位置の違いに感じた変化はありましたか?

 

梶原 2021年のワンマンライブの影響は少なからずあったと思います。ライブで歌う機会を見越して、自分が歌いたいもの、ライブで表現しやすいものという目線で楽曲をとらえて、作り上げていった部分は多分にあると思います。ワンマンライブを、バンドを背負ってやらせていただけたことは、自分の原点に立ち返ること。高校、大学とずっとバンドをやっていた自分にとって、その空気感や、ライブハウスを回っていたときの感覚を思い出し、「音楽をやっている!」という気持ちになる瞬間でした。お客さんの熱量も直に感じることができるし、自分のライブでホールが埋まるというのはとても感慨深いものでした。より音楽が好きになりました(笑)。

 

── 本楽曲は「『オリエント』感謝祭 2022 Summer」で初歌唱されました。

 

梶原 僕の前に、第1クールのEDテーマを担当された羽多野(渉)さんがめちゃくちゃカッコいいパフォーマンスで会場を温めてくださったので、正直やりやすかったですが、「1番手じゃなくてよかった」って思いました(笑)。ブルーのペンライトが揺れる中で、とても気持ちよく歌わせていただきました。最初のお披露目としては、すごくいい感触だったと思います。

 

 

── MVもとても印象的で素敵な仕上がりになっていますが、撮影の思い出を教えてください。

 

梶原 撮影現場に入った瞬間に驚いたのが糸の束です。あれだけの糸の束が散らされているにも関わらず、どこを切り取ってもきれいな世界でいてくれる、そんな印象を受けました。楽曲の持つ光の色の違いや世界観を、そのまま映像として落とし込むように細かく作られていて、糸束の配置や素材、色の違いなどすべて計算され尽くしていることに感動しました。

僕の後ろには8人もの方がいるという状況に、ドキドキしながらもワクワクして楽しんでいる自分もいました。大人数に苦手意識があるので、いろいろとお話したいという気持ちがありつつも、ちょっと尻込みしてしまい、笑顔で挨拶するのが精いっぱいでした。オーケストラのコンサートにもあまり行ったことがなく、バイオリンを弾く方と直接会うのは初めてだったので、せっかくの機会ではあったのですが、世間話するまでには至れなかったのがちょっぴり残念です。

 

 

── カップリング楽曲「あの日が未来だった君へ」の楽曲にはどのような印象を持ちましたか?

 

梶原 「色違いの糸束」とは対照的に、日常の何気ないことがテーマになっている楽曲です。曲のタイプでいうと、僕はこういった楽曲のほうが自分のパーソナルな部分に合っていると感じています。自分が持つエネルギーを聴いてくださる方に届ける形が理想的なのですが、性格的にはそこは正直あまり得意ではないということもあり、身近なことをテーマにした楽曲のほうがしっくりくるところがあります。歪んだ音色よりも、クリーンで自然体なサウンドなので、ナチュラルに歌うことができました。

「色違いの糸束」は僕の中で自分をブーストした存在が歌っているという感覚です。1stシングルも同様で、自分が歌っているけれど素の自分ではないというのかな。でも、「あの日が未来だった君へ」は、聴く人を包み込んでくれるような歌詞。僕自身はどちらかといえば、包み込まれたい側ではあるのですが、自分が励まされるところを想像しながら歌っています。そっと隣に寄り添い小声で励ますような形が、自分としては得意なのかな、なんて思っています。

 

 

── 楽曲制作ではご自身の意見や思いをしっかり伝えるとのことでしたが、MVやジャケとなどビジュアルイメージなどにはどのように取り組まれているのでしょうか?

 

梶原 1stミニアルバムの楽曲「魔法が解けたら」などでご一緒した監督でしたし、信頼もしているのでおまかせしました。ビジュアルに関しては、スタイリングなどを話し合うことはありましたが、衣装やセット、雰囲気作りなどは完全におまかせです(笑)。

 

 

後編に続く!

 

(取材・文/タナカシノブ、撮影/金澤正平)

【CD情報】

■色違いの糸束/梶原岳人
・発売中

<CD+Blu-ray>
・価格:2,530円(税込)

CD
01.色違いの糸束 ※TVアニメ「オリエント」EDテーマ
02.あの日が未来だった君へ
03.色違いの糸束-TV ver.-
04.色違いの糸束-Instrumental-
05.あの日が未来だった君へ-Instrumental-

Blu-ray Disc
01.色違いの糸束 -Music Video-
02.色違いの糸束 -Off Shot Movie-

<CD only>
・価格:1,430円(税込)

01.色違いの糸束 ※TVアニメ「オリエント」EDテーマ
02.あの日が未来だった君へ
03.色違いの糸束-TV ver.-
04.色違いの糸束-Instrumental-
05.あの日が未来だった君へ-Instrumental-

プレゼントキャンペーン概要

<賞品>
■梶原岳人2ndシングル「色違いの糸束」リリース記念インタビュー! チェキプレゼント


<応募要項>

・応募期間:2022年7月21日(木)~2022年7月28日(木)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
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キャスト: 内田雄馬、斉藤壮馬、高橋李依、安野希世乃、日野聡、石谷春貴、大西沙織、前野智昭、花江夏樹、日笠陽子、中島ヨシキ、内山昂輝、下野紘、新垣樽助、杉田智和、小西克幸、桑島法子、梶原岳人
(C) 大高忍・講談社/「オリエント」製作委員会

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