【インタビュー】JUNNAと梶浦由記のコラボが実現! 新曲「海と真珠」は今までにない表現に挑戦した曲に!

2021年10月03日 12:000

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「ROCK YOU, ROCK ME」は私がタイトルを先につけて、作詞をお願いしました


── 続いてカップリング曲についておうかがいします。今回は3曲も入っていて豪華なんですよね。2曲目は「ROCK YOU, ROCK ME」。作詞は尾上文さんで、シングル曲の「コノユビトマレ」や、「大人は判ってくれない」「本当のことは言わない」といったJUNNAさんの等身大の思いを歌った曲の詞を書いてきた方です。

JUNNA 作曲は井上アッシュさんです。楽曲を聴かせていただいたとき、私も一発で気に入って歌わせていただくことになりました。歌詞は尾上さんにお願いしたいと思い、楽曲を聴いたイメージで、私がタイトルを決めて、それに合わせて歌詞を書いていただこうと。なので、さっそくタイトルを考えました。

── 「ROCK YOU, ROCK ME」はJUNNAさんがつけたタイトルだったんですね。

JUNNA ツアータイトルやファンクラブの名前にも使ってきた、私が音楽をやるうえですごく大切にしている言葉です。いつかこれをテーマにした曲を歌ってみたいなと思っていた中、今回の楽曲がすごくかっこいいサウンドだったし、作詞は尾上さんなので、今だなと思いました。尾上さんにはタイトルをお渡しして、この言葉から連想する歌詞を自由に書いていただきました。

── 信頼する作詞家さんなので、安心してお任せできたということですね。

JUNNA はい。尾上さんが「ROCK YOU, ROCK ME」という言葉から、どんな歌詞を書いてくださるのか楽しみでした。上がってきた詞はストレートだけど遊び心があって、共感できる部分がたくさんありましたし、歌っていてすごく気持ちが上がるものでした。

── 力強い内容で、「欠点は個性さ」というようなメッセージ性を感じる言葉が散りばめられているんですよね。リスナーの心にもまっすぐ響くように思います。

JUNNA その分、レコーディングでは力強さだけではない表現にこだわりました。みんなを強く引っ張るだけじゃなく、隣に寄り添う歌になるように、限界突破ギリギリで抑えるような歌い方を心がけました。そこを読み取って聴いていただけたらうれしいです。

── ガンガン前に進んで行くだけでない表現ができるようになったのは、成長ですよね。

JUNNA 以前の私だったら力強く突っ走って歌っていたところを、曲がメッセージを伝えるためには、どんな表現が最適なのか考えながら歌うことができました。

── 3曲目は「はじまりの唄」。JUNNAさんの作詞・作曲で、共同作曲者として島田昌典さんがクレジットされています。

JUNNA この曲はライブツアー「JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 ~20才の夏~」のために作った曲で、ライブのバンドマスターの島田さんに助けていただきました。最初はライブで披露するだけの予定だったんです。でも、私にとってすごく大切な曲になったので、デジタルシングルと今作のCDへの収録が決まりました。

── ライブで出会うみんなに向けての思いが描かれていて、すごくいい曲です。実際に僕もZepp Haneda(TOKYO)でこの曲を聴いて、感動しました。ツアー直後から配信もされたので、多くのファンがすでに聴いているのではないかと思います。

JUNNA シンプルにライブでみんなと一緒に歌うことを想像して作った曲です。私にとってのライブとはなんなのか、そして、みんなにとってJUNNAのライブとはなんなのかを考えながら、歌詞を書いていきました。ワクワクする気持ちでライブに来る人もいれば、毎日の生活を送る中で落ち込んでしまった思いを振り払うために来る人もいると思うんです。みんなのその思いを、ライブでは素直に見せてほしいなということを伝えたくて、こういう詞になりました。

── 歌を歌うことについてのJUNNAさんの思いがこもった歌詞だと思いました。

JUNNA 実は気持ちが入り過ぎて、7回くらい書き直したんです。考え過ぎたあまり、途中で何を言いたいのかわからなくなったりもしたんですけど(笑)、最終的にこの歌詞にたどり着けてよかったと思います。

── 4曲目は「the sea and a pearl」。「海と真珠」の英語バージョンです。

JUNNA 訳詞を書いてくださったJoelleさんに発音の指導を受けながらレコーディングしました。梶浦さんの歌詞をストレートに英訳した歌詞なんですけど、英語になると言葉の数が自然に多くなるので、曲により疾走感が出ました。原曲の雰囲気を崩さずに歌うのは難しかったんですけど、海外にいる「海賊王女」のファンの方に、「海と真珠」がより伝わるんじゃないかと思って、がんばりました。

── 「海賊王女」は日本に先駆けて、海外で放送が始まっているんですよね。英語詞のバージョンが収録されているのは、CDを手に取る海外のファンの方々には、いいプレゼントになるのではないかと思います。そして、初回限定盤はBlu-ray付きです。こちらには「海と真珠」のMVに加え、「JUNNA ROCK YOU STREAMING LIVE 2021「20×20」Selection」として、12曲のライブ映像が収録されています。

JUNNA 今年2月に開催した配信ライブの映像です。無観客ということを逆手に取って、ステージではなくフロアで、バンドメンバーと円形になってライブをしました。照明ももの凄く凝ってくださって、めちゃくちゃかっこいいんです。普段のライブはまったく違う映像になっているので、ぜひ見ていただきたいです。

── 有観客のライブとは、やはり歌っているときの感覚も違いますよね。

JUNNA 私は、会場に来ている方に向けて歌ってしまうことが多いので、あまりカメラを意識することはないんです。でも、このライブはカメラの向こう側にいる視聴者の方にお届けするライブだったので、今、どのカメラに映っているか、しっかり意識してパフォーマンスしました。バンドメンバーと奏でるサウンドでテンションはずっと高いままで、いいライブになったと思います。

── 最後に今後の活動予定を教えていただけますか?

JUNNA 2021年11月3日に、「LIVE from “Great Studio” 2021 ~島田昌典 あざみ野サウンドの世界~」への出演が決定しました。私のライブのバンドマスターの島田さんが主催されるライブイベントで、たくさんのアーティストさんが参加されます。そして、来年1月からは、「JUNNA ROCK YOU TOUR 2022」の開催が決定しました。愛知、大阪、東京と3都市4公演のツアーです。

── 早くも次のツアーということですね。どんな内容になるのでしょう?

JUNNA 「海と真珠」の収録曲は歌うことになると思います(笑)。それ以外は自由に、面白いセットリストが作れるんじゃないかなと。楽曲もこの1年で沢山できたので、いろいろな楽曲を楽しんでいただけるライブになりそうです。ぜひ遊びに来てください。


プロフィール


JUNNA/2000年11月2日生まれ。愛知県出身。
2016年、TVアニメ「マクロスΔ」の戦術音楽ユニット、ワルキューレで、美雲・ギンヌメールの歌唱を担当。「マクロス」シリーズ最年少歌姫としてデビュー。2017年6月、ミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」でソロデビューを果たす。2020年12月9日には、2ndフルアルバム「20×20」をリリースした。


CDデータ

■TVアニメ「海賊王女」オープニングテーマ「海と真珠」

初回限定盤CD+Blu-ray 4,400円(税込)

FlyingDog/2021年10月6日発売


通常盤CD 1,540円(税込)

FlyingDog/2021年10月6日発売


〈収録曲〉
01. 海と真珠
02. ROCK YOU, ROCK ME
03. はじまりの唄
04. the sea and a pearl
05. 海と真珠 without JUNNA
06. ROCK YOU, ROCK ME without JUNNA
07. はじまりの唄 without JUNNA

〈初回限定盤Blu-ray収録内容〉
・海と真珠 Music Video
・JUNNA ROCK YOU STREAMING LIVE 2021「20×20」Selection
 01. Believe In Myself
 02. Sky
 03. FREEDOM~Never End~
 04. La Vie en rose
 05. あばよイエスタデイ
 06. Here
 07. ソラノスミカ
 08. 波打ち際
 09. Sleepless
 10. コノユビトマレ~20×20 ver.~
 11. 我は小説よりも奇なり
 12. いま


インフォメーション


●「JUNNA ROCK YOU TOUR 2022」

2022年1月7日(金)Zepp Nagoya【愛知】
開場 17:45/開演 18:30

2022年1月8日(土)Zepp Osaka Bayside【大阪】
開場 16:15/開演 17:00

2022年1月19日(水)・20日(木)Zepp DiverCity (TOKYO)【東京】
開場 17:45/開演 18:30

※詳細はオフィシャルサイト https://junnarockyou.comまで


(取材・文/鈴木隆詩)

画像一覧

関連作品

海賊王女

海賊王女

放送日: 2021年10月2日~2021年12月18日   制作会社: プロダクションI.G
キャスト: 瀬戸麻沙美、鈴木崚汰、櫻井孝宏、悠木碧、佐藤元、逢坂良太、大須賀純、田中進太郎、村治学、平田広明、深見梨加、金田愛、薮内満里奈、七瀬彩夏、河野ひより、茉莉邑薫、森谷彩子、日野まり
(C) Kazuto Nakazawa / Production I.G

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