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あざとかわいい妹系からクールな1匹狼まで、4人の女の子を演じ分けました
── 「ピンキーフック」のMVも女の子らしい映像になっていました。4パターンの衣装の麻倉さんが登場して、4人のタイプの違った女の子を演じ分けているという内容です。 麻倉 麻倉ももそのものではない4人の女の子を演じ分けるというのは、MVでは経験したことがなくて、すごく新鮮でした。
── メガネをかけた知的な子と、ツインテールとピンクの服のかわいい子と、ブルーの服のポップな子と、クールで大人っぽい黒の革ジャケットの子が出てくるんですが、どれが自分に一番近いと感じましたか? 麻倉 それはMVを見てくださる方々に、自由に考えてほしいかも(笑)。私が普段から着ている服に、衣装が一番近いのはピンクの子なんですけど、誰が一番私と似ているんでしょうね。4パターンすべて、MVの監督さんが考えてくださった衣装とヘアメイクです。性格設定も作っていただいたので、それに合わせて演じていきました。
── 1人ひとり、どんな設定だったか教えていただけますか? 麻倉 ツインテールでピンクの子は、妹系のあざとかわいい小悪魔タイプの女の子で、メガネの子はおとなしくて謙虚なタイプなんですけど、メガネを外すと実は美少女という、原石みたいな子という設定でした。ブルーの子は雑誌の「NYLON」に出てきそうなオシャレなイケイケ女子で、うまく世間を渡っていそうな子ですね(笑)。
── 4人の中でもっともパーティー感があるのが、ブルーの子なんですよね。ああいう一面が、ご自分の中にもあると思いますか? 麻倉 いや、ブルーの子が一番、私自身と遠かったと思います。ああいうイケイケな部分って、自分にあるのかな?って思いますし、衣装も着たことがないファッションでした。メイクも変えているので、新鮮に思っていただけるのではないでしょうか。
── そして、思いっきりクールなのが黒の子です。 麻倉 この子はナイフのような心を持つ、孤高の一匹狼という設定でした。メイクさんにしっかり顔を作っていただいたうえで、ナイフのように鋭い表情づけをがんばって、常にどこかをにらんでいる感じを意識しました。ほかの3人に比べて動きを求められるカットが少ない分、どっしりと構えていられましたし、表情づけに集中することができました。
── それぞれのキャラの動きやダンスシーンもすごいなと思いました。みんな、性格とアクションが合っているんですよね。あれは振り付けがあったんですか? 麻倉 決まった振り付けはなくて、音に合わせて動いてくださいという指示だけだったんです。なのでキャラクターに寄せてというか、その子になりきって動いたり踊ったりしました。今回のMVでの、私のこだわりポイントです。どの子が好きか、ファンの方に投票をお願いしてみたいですね。
── ひとり演じるごとにメイクと衣装を替えて、また撮影というのは時間がかかったのではないでしょうか? 麻倉 衣装はすぐに着替えられますし、メイクは一番薄い子から始めて、キャラが替わるごとに少しずつ足していくという工夫をしたんですけど、結局、私の曲の中では「Good Job!」(1stアルバム「Peachy!」リード曲)に並んで、午前中から始めて夜までという撮影時間最長のMVになりました。
── それぞれのキャラクターの演じ分けは大変でしたか? 麻倉 いえ、メイクと衣装が変われば、自然と気持ちも変わるので、特に苦労することはなかったです。メイク替えの時間が多かったので、意外と時間が経つのも早く感じて。長時間の撮影でしたが、終わってみればあっという間だったなと思いました。