【インタビュー】新曲「Analogy」を筆頭に、彩音が歌う「ひぐらしのなく頃に」シリーズ楽曲を集めたアルバムが登場 !

2021年07月28日 12:000

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「嘆きノ森」は多くの人に私を知っていただくきっかけになりました


── その前に出たシングルが、「Angelic bright」(ニンテンドーDS「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆」祭囃し編/澪尽し編 主題歌)と、「ただ流るるままに」(ニンテンドーDS「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆」賽殺し編/言祝し編 主題歌)の2曲です。

彩音 「Angelic bright」は明るく希望のある曲で、「ただ流るるままに」は渾身のバラードになりました。「ただ流るるままに」は私の両親も大好きな曲で、歌詞の中に「父母が笑い手を振る」という一節が出てくるんです。「ひぐらし」の昭和の感じがよく出ている曲で、やさしさや懐かしさに溢れています。

── このアルバムの中でも、一番しっとりとした曲ですね。

彩音 そうですね。ライブでも何度か披露しているんですけど、お客様の中には涙を流しつつ聴いてくださる方もいて。それにつられて、私も泣きそうになったことがありました。雛見沢の美しい景色が思い浮かぶ曲です。


── 「その先にある、誰かの笑顔の為に」(PSPソフト「ひぐらしデイブレイク Portable」主題歌)も明るいダンスナンバーです。「ひぐらしデイブレイク」はほかのゲームとは違って、対戦アクションゲームなんですよね。

彩音 キャラクター同士が武器を持って戦うんですけど、明るいテイストのゲームで、主題歌の「その先にある、誰かの笑顔の為に」も、みんなで楽しく部活動をしているような爽やかさを持った曲になりました。作詞・作曲の志倉さんにもお伝えしたんですけど、私自身、歌詞に勇気づけられて、この曲を歌えてよかったなと思いました。

── ミュージックビデオ(MV)では、ダンサーさんを従えての彩音さんのダンスを見ることができます。

彩音 はい。なんだかきゃぴきゃぴしたMVなんですけど(笑)、私も部活動をしているような気持ちで楽しく撮影させていただきました。

── そして、一番最初のシングル「嘆きノ森」にたどり着きました。今までのお話の中でも何度か出てきましたが、彩音さんにとって、「ひぐらし」シリーズとの出会いとなった記念すべき曲です。

彩音 彩音の存在をたくさんの方に知っていただいた曲だったなと、今でも思っています。日本だけでなく海外でも何度も歌わせていただいているんですけど、どの会場でもお客様が一緒に歌ってくださって。最近では、お仕事でご一緒した若い方から「小さい頃に『嘆きノ森』を聴いていました」とか「中学生のころから大好きでした」と言われることもあって(笑)、「嘆きノ森」を歌い続けて、それだけの時間が経ったんだなと思いました。多くの方が愛してくださって、この曲を歌うことができてよかったなと実感しています。

── 「ひぐらし」シリーズには最初に、島みやえい子さんの名曲たちがあったじゃないですか。その歴史があっての「嘆きノ森」だったと思うのですが、この曲を最初に歌ったとき、島みやさんの存在を意識したようなことはあったのでしょうか?

彩音 島みやさんはレジェンド中のレジェンドで、私も大好きなアーティストなので、自分とは住む世界が違うと思っていて。「嘆きノ森」をレコーディングするときは、「ひぐらしのなく頃に」という作品が大好きだという気持ちと、その主題歌を歌わせていただける喜びと、デビューして間もないことからくる必死さでいっぱいで、自分自身と向き合うことしか考えられませんでした。

── シングルのカップリング曲だった「コンプレックス・イマージュ」はいかがですか?

彩音 こちらは一転してアップテンポな曲です。私の「ひぐらし」ソングが好きな方には、「嘆きノ森」派の方と「コンプレックス・イマージュ」派の方がいるように思うんです。楽曲のテイストがまったく違いつつ、同じ「ひぐらし」ソングということで、この2曲を同じCDで並べて聴いていただくことによって、私のしっとりと歌い上げるという一面と、ダンスしながら歌を披露するというまた別の一面を、一気に感じ取っていただけたんじゃないかなと思います。


── そして最後になりましたが、12曲目に最新曲の「Invisible light」が収録されています。これはどのような位置づけの曲なのでしょうか?

彩音 アルバム全体でひとつの作品として考えたときに、新曲をもう1曲入れたいとの思いが私もスタッフさんにも強くあって、公式なものではありませんが、私なりの「ひぐらし」をイメージした曲となります。アニメで使用される予定はありませんが、もちろんいつかシリーズで流れることがあればうれしいです。

── 作曲・編曲はアッシュ井上さんで、ハードロックテイストの曲になっています。ギターがすごくかっこよかったです。

彩音 アッシュ井上さんには、初めて楽曲を提供していただきました。1度聴いただけでも耳に残るキャッチーなメロディラインが印象的で、アレンジもかっこよく、私もギターの音色がとても気に入っています。

── 作詞は彩音さんです。どのようなテーマで、歌詞を書いていったのでしょうか?

彩音 目に見えなくて、手に触れることのできない光をイメージして作詞をしました。「命」や「喜怒哀楽」、さまざまな感情が渦巻く心を光にたとえて、胸の奥に秘めたまま、叫ぶだけで行動に移せなかったり、叫ぶことさえもできないような複雑な感情をも描いていきました。

── 出だしには、英語詞の部分があります。

彩音 ここは歌詞カードには記載されていない部分で、レコーディングでは特に気をつけて歌いました。ぜひ、この歌詞の中で描かれている主人公の心の叫びや、迷いや葛藤を聴いて欲しいと思います。

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