小林親弘×藤原佳幸監督トークショーも! 春アニメ「イエスタデイをうたって」先行上映会レポート到着!

2020年02月19日 16:340

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2020年4月4日よりテレビ朝日「NUMAnimation」枠などで放映開始されるTVアニメ「イエスタデイをうたって」。その放送開始に先がけ、2020年2月15日(土)に第1話・2話を上映する先行上映会が、東京・下北沢で開催された。

「イエスタデイをうたって」は、1998年よりビジネスジャンプ/グランドジャンプで連載され、2015年に完結した冬目景さんの漫画作品。コミックスはシリーズ累計140万部を突破しており、現在もたくさんのファンに愛されている。


本作の主人公は、大学卒業後、定職に就かずにコンビニでアルバイトをしている「リクオ」。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日カラスを連れたミステリアスな少女―「ハル」が現れる。彼女の破天荒な振る舞いにとまどう中、リクオはかつて憧れていた同級生「榀子(しなこ)」が東京に戻ってきたことを知る……というストーリーだ。


TVアニメ化にあたっては、監督・シリーズ構成を「進撃の巨人」の演出や「多田くんは恋をしない」で副監督・演出を務めた藤原佳幸さんが、脚本を藤原佳幸監督と「ゆるキャン△」でシリーズ構成・脚本を務めた田中仁さんが担当。アニメーション制作は、「私に天使が舞い降りた!」や「恋する小惑星」を手がけた動画工房が担当する。

 

⇒冬目景の人気漫画「イエスタデイをうたって」、4月4日(土)よりテレビ朝日の新深夜アニメ枠「NUMAnimation」で放送決定! キャスト情報も発表に!!

 

今回行われた先行上映会には、藤原佳幸監督、リクオ役の小林親弘さん、ハルが飼っているカラス・カンスケ役の前川涼子さんが登壇した。オフィシャルレポートが届いているので、以下にご紹介しよう。

 

上映会レポート(原文ママ)

■聖地で開催。作品愛が詰まった先行カット展示も
上映会はアニメ『イエスタデイをうたって』の舞台の一つである下北沢にある老舗映画館トリウッドで開催。映画館の壁には、キービジュアルや、同日公開された先行カットを展示。予定時間より早く来場された方々が並んで撮影や鑑賞をしている姿が見られました。

 

 

 

 

開場時間になると、お客さんは「カンスケ」のオリジナルステッカーを手に入場。開演までの間は、劇場内で第二弾トレイラーを視聴。前川涼子さんのMCと共に、「私が何の役かは見てのお楽しみ」の一言と共に、開演となりました。固唾を飲んで見守るような空気感で1・2話の上映が進み、頷きながら観る人・涙ぐみながら観る人などが見られる中、50分の上映時間が観客の拍手と共に終了し、トークショーの流れとなりました。


■原作の大ファンである藤原監督が志願し担当、キャストは冬目先生含む満場一致で決定
トークショーは終始、笑いと感嘆の声が行き交い、朗らかな空気の中行われました。原作の大ファンだったという藤原監督は、ある日たまたま社内でこの作品の企画書を発見し、「是非やらせて欲しい!」と自ら志願して実現に至ったと語りました。


とにかく「動いているハルちゃんが見てみたい」という想いでスタートしたそうです。本作のキャストは全てオーディションで行われ、コミックスを全巻買ってオーディションに臨んだという小林さんは「本当に決まったとき嬉しかった」と振り返りました。まさに「この人、リクオだよね!?」という空気感で、冬目先生を含め満場一致でキャストが決まったそうです。すんなりキャストが決まり、藤原監督は「同じ方向を向いて作品を作っていけるんじゃないかな」と最初に手ごたえを感じたそうです。


■独特な「間」や「キャラクターの距離感や緊張感、不器用さ」が作品の魅力
本作品の魅力について聞かれると、藤原監督は「まずあるのは、冬目先生の画力」と答え、「そして(演出の方法として)キャラクター同士の緊張感、自分がどうありたいのか、相手が自分のことをどう思っているのかを会話しながら徐々にどう変化していくのか、を描いていけたら。」と話していました。一方小林さんは「間」と答え、続いて「一歩進んだらどんどん成長が進むはずが戻るところや、モヤモヤしている関係性のリアルさ」と話し、「不器用さ、人間味」もまた魅力だと語りました。


また、誰に感情移入していたか、の話題になると、藤原監督は「ハルちゃん」と答え、だんだん「榀子、味わい深いな」と変わっていったと話しました。小林さんは「リクオと榀子、どうなるのかな」という目線で読んでいたのが「途中から、ハルめっちゃかわいいな」さらに「でも榀子もいいな」と変わっていき、その時によって共感できるキャラクターが変わるのも魅力の一つだと語りました。


■招待者からの質問に、監督から名言が飛び出し大きな拍手
招待者の方から「演出や演技でこだわった点」について聞かれると、監督は「わかりやすく言うとリクオのキョドり具合」と即答。「フラれた後にたまたま公園で再会したときの、目線や緊張感にこだわりました」と続けました。さらに別の招待者の方から「この一言を言えば周りの人が見てくれる、という言葉は?」と聞かれると、「冬目先生による作品のコピーで“愛とは何ぞや”とありますが、僕にとっての愛が、イエスタデイをうたってです」と答え、大きな拍手で会が閉まりました。


先行上映会では中国版のエンディングを公開。原作タイトルの由来にもなった、RCサクセションの名曲「イエスタデイをうたって」のカバー曲に乗せて、原作ファンであるイリヤ・クブシノブさんがイラストを担当したアニメーションが流れました。貴重な映像に、集まったファンも驚きと感嘆の声があがっていました。国内版のエンディングは先日発表となった「ユアネス」の楽曲を始め、作品に因んだ試みが行われるそうで、今後の続報に注目です。


【TVアニメ概要】
■「イエスタデイをうたって」

<放送情報>
テレビ朝日「NUMAnimation」:2020年4月4日(土)毎週土曜日深夜1時30分~
BS朝日:2020年4月10日(金)毎週金曜日夜11時30分~

<配信情報>
AbemaTV:2020年4月4日(土)毎週土曜日深夜1時30分~

<スタッフ>
原作:冬目 景(集英社 ヤングジャンプ コミックス GJ刊)
監督・シリーズ構成・脚本:藤原 佳幸
副監督:伊藤 良太
脚本:田中 仁
キャラクターデザイン・総作画監督:谷口 淳一郎
総作画監督:吉川 真帆
音響監督:土屋 雅紀
美術監督:宇佐美 哲也
色彩設計:石黒 けい
撮影監督:桒野 貴文
編集:平木 大輔
背景:スタジオイースター
アニメーション制作:動画工房
制作:DMM.futureworks

<キャスト>
魚住陸生:小林親弘
野中晴:宮本侑芽
森ノ目榀子:花澤香菜
早川浪:花江夏樹
木ノ下:鈴木達央
狭山杏子:坂本真綾
福田タカノリ:寺島拓篤
福田梢:洲崎綾
杜田:名塚佳織
滝下克美:堀江瞬
湊:小野友樹
柚原チカ:喜多村英梨
カンスケ:前川涼子
天海由梨奈、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、村井美里、諸星すみれ、ほか

 

(C)冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

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関連作品

イエスタデイをうたって

イエスタデイをうたって

放送日: 2020年4月4日~2020年6月20日   制作会社: 動画工房
キャスト: 小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹
(C) 冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

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