2019年アキバ総研編集部が選ぶ! BESTゲーム<PS4編>

2019年12月30日 15:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

まもなく迎える令和最初の年越し。新たな時代が始まり、振り返ってみれば、「The Game Awards 2019」において、もっとも優れた作品に贈られる賞、「Game of the Year」にノミネートされた全6作品中、4作を日本産のタイトルが占めるなど、日本のゲーム業界、またゲームプレイヤーたちが、大いに沸いた年でもあった。そんな2019年に発売されたPS4作品の中からオススメを4つずつ、アキバ総研編集部が勝手に選出。未プレイのタイトルがあれば、ぜひ年末年始に遊ぶゲームの参考にしてほしい。

DEATH STRANDING(デス・ストランディング)


  • オススメ度:★★★★☆
  • 斬新度:★★★★★

(C)2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.


  • 発売日:発売中 2019年11月8日(金)
  • ジャンル:アクション
  • 価格:パッケージ版・通常版 6,900円(税別)
  • ダウンロード版・通常版 7,590円(税込)
  • スペシャルエディション 7,900円(税別)※数量限定
  • デジタルデラックスエディション 9,790円(税込)
  • コレクターズエディション 20,900円(税別)※数量限定
  • PlayStation(R)4 Pro DEATH STRANDING LIMITED EDITION 44,980円(税別)
  • 開発元:コジマプロダクション
  • 発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

「メタルギアソリッド」シリーズなどで知られる小島秀夫監督の、独立後初の作品。「デス・ストランディング」と呼ばれる現象によって崩壊した北米大陸を舞台に、主人公サム・ポーター・ブリッジズが、孤立した人々をつなぎ直すための任務に赴く。人々は施設やシェルターに閉じこもっており、物語の最初から最後まで、荷物を配達するための北米大陸を移動するサムは、ほとんどひとり。加えて、荷物を見境なしに奪う病“配達依存症”にかかった“ミュール”たちや、あの世からやってきた死の世界の存在“BT”など、さまざまな脅威がプレイヤーを待ち受ける。


本作は、荷物の配達が軸になっている。背中や腕といった部位に物をどう担がせるかで重心が変化したり、歩いている間にもバランスに気を配ったりと、考えることは多い。配達のための「移動」も大きな要素であり、ゲームプレイの大半は歩きに費やされる。それは、荷物を待っている人のためであって、金や経験値のためではない。「誰かのために無償で何かをする」という点に価値を見出せるかにより、本作の評価は大きく分かれるだろう。しかし、オンラインでつながった誰かが置いたアイテムや、建造した施設を共有する「ソーシャル・ストランド・システム」や、「人を殺さずにすむ」ゲームデザイン、つながりを強く意識した物語は、唯一無二のものだ。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE


  • オススメ度:★★★☆☆
  • 死闘度:★★★★★


  • 発売日:2019年3月22日(金)
  • ジャンル:アクションアドベンチャー
  • 価格:7,600円(税別)
  • メーカー:フロム・ソフトウェア

「ダークソウル」や「ブラッドボーン」など、数多くの名作を生み出してきたフロム・ソフトウェアの最新作。戦国時代の日本を舞台に、奪われた主を取り返す、忍びの復讐劇を描く。最大の特徴は「体幹ゲージ」。主人公やすべての敵に設定されており、攻撃を当てたり、あるいは受けたりすることで上昇。満タンになると体勢を崩し、大きな隙が生まれる。敵が大勢を崩したときに近づくと、プレイヤーは「忍殺」と呼ばれる、必殺の一撃をくり出すことが可能(※一部の敵は、複数回攻撃しないと倒せない)。この忍殺を狙いつつ、斬撃に対してタイミングよく防御すると発動する「弾き」や、突き出された刀や槍を踏みつける「見切り」など、体幹ゲージを増やすさまざまな方法も駆使しながら、敵と戦っていく。


弾きや見切りといった技は、敵の攻撃の種類に応じて使い分けることになるため、反射神経やとっさの判断力が求められる。戦闘の難しさは、フロム・ソフトウェア作品の中でも随一だ。PS4版のトロフィー所得率は、最初の大ボスの時点で61.1%(2019年12月10日時点)。10人に4人は、序盤すら突破できていない。とはいえ、気を抜けば雑魚敵に瞬殺されるいっぽうで、主人公を一切強化せずともラスボスを倒せるなど、絶妙な難易度調整が施されている。なにより、体幹ゲージの増減と忍殺を狙った激しい剣戟は、敵の隙を突いてひたすら反撃する「後出しじゃんけん」が主流の、従来の「死にゲー」の戦法とは一線を画している。ゆえに、本作の戦闘をものにできたときの達成感もすさまじい。主人公の「義手忍具」によって、手裏剣や斧といった多彩な忍具を使えるので、戦術の幅も広く、また死んだ後の復活もスムーズで、リトライもしやすい。万人向けではないが、アクションゲーム好きなら本作に挑まない手はないだろう。

バイオハザード RE:2


  • オススメ度:★★★★☆
  • ホラー度:★★★★★

(c)CAPCOM CO., LTD. 1998, 2019 ALL RIGHTS RESERVED.


  • 発売日:2019年1月25日(金)
  • ジャンル:サバイバルホラー
  • 価格:7,800円(税別)
  • メーカー: カプコン

1998年にプレイステーションで発売された「バイオハザード2」のリメイク版。新人警官のレオン・S・ケネディと、大学生のクレア・レッドフィールドは、アメリカ中西部にある工業都市ラクーンシティに向かう。だが、そこでは未知のウィルスによるパンデミックが発生しており、辺りは大量のゾンビが彷徨っていた。ふたりは避難所となっていた警察署に逃げ込むが……。物語を始め、途中で訪れる施設の謎解き、出現する敵の場所や種類など、あらゆる要素が、本作に合わせて再構築されている。


警察署や研究施設などが総じて暗いため、懐中電灯による探索が基本になっており、ゾンビに気づきにくい。主人公たちをしつように追い回すタイラントは足音が聞こえるようになり、位置を推測できる半面、恐怖感も増した。初代「バイオハザード」や、前作「バイオハザード7」のような、倒すべき敵を見極め、弾をやりくりしながら生き延びる、サバイバル要素も健在。「サバイバル」と「ホラー」を存分に楽しめるが、全体的な難易度は高めになっている。なお、レオンとクレアの2人に2つずつ物語が用意されているが、4つともボリュームはほどよく、なれれば2~3時間でクリアすることも可能だ。


そのほか、メインストーリーを一定時間内でクリアすると解放される「無限弾」や、「死神」と呼ばれる男ハンクを操作する「The 4th Survivor」など、原作で人気だった要素を収録。「ラクーンシティの、あの住人たちがもし生き残っていたら」というテーマで制作されたダウンロードコンテンツ「THE GHOST SURVIVORS」も無料で配信されている。ちなみに、12月10日には「バイオハザード3」のリメイク「バイオハザード RE:3」が発表された。同作は、2020年4月3日(金)の発売を予定している。

Beat Saber


  • オススメ度:★★★★★
  • ノリノリ度:★★★★★


  • 発売日: 2019年3月7日(木)
  • ジャンル:リズムアクション
  • 価格:3,259円(税込)※ダウンロード専売
  • メーカー:Beat Games

PS VRとPS VR周辺機器であるPS Moveを2本使用した、リズムアクション。操作方法はシンプルで、PS Moveを振るい、迫るブロックをリズムよく斬るだけ。難易度は「NORMAL」、「HARD」、「EXTREME」、「EXTREME+」があり、NOMRALやHARDであれば、アクション系が苦手な人でも簡単にクリアできる。VRゲームの運動量を計測しているサイト「VIRTUAL REALITY INSTITUTE OF HEALTH AND exercise(https://vrhealth.institute/)」の記事によれば、被験者に4曲続けて遊んでもらい、心拍数を測ったところ、テニスの試合と同等の消費カロリーが認められたとのこと。毎日遊べば、ダイエットや体力づくりにもなるだろう。


ネックとなるのはプレイ環境。必要な機器をすべて揃えると4万円は下らない。財布とよく相談しよう。また、MODが導入可能なPC版と比べると、収録曲数でどうしても劣ってしまう。とはいえ、ダウンロードコンテンツを始め、追加楽曲は現在も増加中。少し前から、映画「グレイテスト・ショーマン」の楽曲「The Greatest Show」のカバーver.が収録された「Panic! At The Disco Music Pack」(767円[税込])も配信されている。今後の展開を含め、要注目だ。

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