PS4「龍が如く7 光と闇の行方」完成披露会レポート！ 堤真一、安田顕、中井貴一ら豪華キャストを交えての「成り上がり」トークも炸裂！

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セガゲームスより2020年1月16日（木）に発売されるPS4用ドラマティックRPG「龍が如く7 光と闇の行方」。その完成披露会が、東京・恵比寿にて2019年11月13日（水）に行われた。披露会には、「龍が如く」シリーズの総合監督であるセガゲームスの名越稔洋さんをはじめ、本作の主人公・春日一番役を演じる中谷一博さん、沢城丈役の堤真一さん、ナンバ役の安田顕さん、荒川真澄役の中井貴一さん、助演女優オーディションで受賞し本作に出演をはたした鎌滝えりさん、沢すみれさん、柳いろはさんらが登壇し、本作の印象やさまざまなエピソードなどを語った。

「龍が如く」シリーズ総合監督、セガゲームスの名越稔洋さんから、まずはできたてのストーリートレイラーが紹介された

まず始めに名越監督から、熱いドラマにこだわったという本作の内容とあらましが、できたばかりという最新ストーリートレイラーの映像とともに語られた。その後、本作の主題歌となる楽曲「一番歌」が、湘南乃風と中田ヤスタカさんによるタッグによって提供されることも明らかにされた。今回、新たに中田ヤスタカさんを起用したのは、本作では「龍が如く」シリーズとして新たな主人公を起用したこともあって、新たな風を入れたかったということもあったという。なお、このタッグに関しては、名越監督が少し前に心臓を病んで入院したときに、もしかしたら死ぬかもしれないと思って一度お断りをいれたそうだが、そのときに、湘南乃風のメンバーおよび中田ヤスタカさんが病床にお見舞いに来て、絶対に病気は治る。だからそれを信じてぜひやらせてほしいと申し入れたという熱いエピソードも明かされた。それだけに、名越監督も思い入れの強い楽曲になったとのことだ。

名越総合監督から、主題歌となる楽曲「一番歌」が発表された

その後、上記の本作メインキャストが登壇し、それぞれの担当するキャラクターについての紹介がなされた。まず、新主人公の春日一番であるが、名越監督からは「これまでの主人公であった桐生一馬が寡黙でたくましいスーパーマンであるとするなら、春日は真逆とまでは言わないまでも、弱みもあるしよくしゃべるし、人間らしさが前面に出たキャラクターだ」と説明された。この春日を演じる中谷一博さんは、「新主人公ということで収録時には変な気負いがあったが、収録にあたっては『龍』チームのメンバーからいろいろな軌道修正をしてもらったことで、そこまで気負わず、大きな事故もなく演じられた。そういう、いい仲間に恵まれたという点では、主人公の春日とも共通点があるような気がする」と語った。

主人公・春日一番役を演じる中谷一博さん

続いて、主人公・春日の兄貴分（若頭）である沢城丈について。名越監督は沢城のことを、「本作の中でも重要なキャラクター」とし、「言葉のひとつひとつに真実があるのか裏があるのか、見る側も迷ってしまうような人に演じてほしい」として、自身も大ファンである堤真一さんにオファーしたという。そのため、堤さんが役を引き受けてくれたと聞いたときは感無量であったという。これを受けて堤さんは、「自分は全然ゲームをやらないので、いったいなんの話？と思った」というが、「中井貴一さんもやると聞いて『やります』と言った」と、会場の笑いを誘った。ちなみに、その後、台本として大きな段ボールが届いたときには、こんな長い話をやるのか！と驚いたそうだが、自分の台詞だけをひとまず覚えようと思って読み始めた台本にあまりにも引き込まれて、一気に最後まで読んでしまったというエピソードも明かしてくれた。

春日の兄貴分・沢城丈役の堤真一さん

さらに、春日の命を救うことになるホームレスのナンバについて、名越監督は、「潔癖症のホームレスというちょっと変わった役どころ。たまたま出会っただけの人間なのか、運命的に出会ったのか、損得勘定で動いているのか、つかみどころのない、ひょうひょうとした感じ。沢城とは違う意味で、本心がつかめない、しかし狂言回し的な意味も含めて重要な人物。そういう意味では、安田顕さんはバッチリな配役だと思ってオファーした。そして本当にバッチリだった」と語った。これを受けて安田さんは、「ホームレスという意味ですか？」と会場の笑いを誘ったうえで、「まずトレイラーを見て、見た目が、自分以上に自分だったことに驚いたしうれしい」と語った。

春日を救うホームレス・ナンバ役の安田顕さん

続いて、荒川組の組長であり、春日の恩人である荒川真澄について、名越監督は、「要所要所で出てきては、話を大きい単位で動かしていくキャラクター」と語る。そして、「そういう役どころを演じる方というのは、場面に出ていないときでも、この人は今何をしているのか、過去に何をやっていたのかといったことを想起させられる存在感のある人でないといけない」として、中井貴一さんにおそるおそるオファーをしたというが、「いい返事をいただけて感謝している」と語った。これを受けた中井さんは、荒川というキャラクターについて、「今世の中、コンプライアンスとかうるさくなって、反社会勢力などということも言われるようになったが、以前には僕らの仕事でも『任侠映画』というのは普通に撮影されて、多くの人に見てもらっていた。そこで一番何が大切だったかというと、義理とか人情とかいう『任侠道』というものだった。そういうものをもっとも持った組長が荒川真澄であり、そこに春日が惚れていくという構図は、とてもよくできていると思った」と語った。

春日の恩人・荒川真澄役の中井貴一さん

最後に、本作の助演女優オーディションで受賞し、本作にも出演をはたした、鎌滝えりさん、沢すみれさん、柳いろはさんが演じる女性達について、名越監督は「作品中では、熱いドラマ、男同士の濃い会話の中で、ちょいちょい出てきて、男性ファンをよろこばせてくれる存在。ただ『龍』シリーズのCGキャラは、男性キャラはいいけど女の子がかわいくないんだよね、というのが長年の課題だった。でも僕らも徐々にうまくなってきて、やっとそこそこかわいく作れるようになったと思うので、見どころのひとつになっていると思います」と語った。

助演女優オーディショングランプリで本作に出演をはたした鎌滝えりさん（手前）

主要キャラクターの説明がひと通り終わったところで、本作の主人公・春日の、成り上がっていく人生にかけて、登壇者の「成り上がり」エピソードについて答えるというコーナーに。これに対して、主人公・春日を演じる中谷一博さんは「今まさにこの瞬間が成り上がり」と回答。地元・北海道から声優を目指して20歳で上京し、アルバイトをしながら苦労していた時代を考えると、今このような状況にあること自体がまさに夢のようと語った。また、安田さんからは、「成り上がるってことは、この先ないんだなって気がするから、役者として成り上がるってことはないんじゃないか」とマジメな回答。これに対して、同じ役者の先輩である中井さんからは、「役者という仕事に関して言えば上がるってことがない。学校だったら宿題出るけど、終わりはある。でも、役者はいつまでも台詞という宿題があり、できるまでずっとやらされる。いったいいつまでこんな人生を送るんだろうと思ったことはある。だから、成り上がるっていうことはないけど、昔、まだ学生だった頃に役者デビューして、吉野家で、牛丼フルセットで頼んだときには、周りから羨望のまなざしを受けた気がする」と会場の笑いを誘った。これを受けて、堤さんも、東京に出てきて焼き肉をおごってもらったときのエピソードを披露。関西出身の堤さんは、焼き肉と言えばホルモンのようなものを想像していたのだが、あるとき、東京の焼き肉店で、牛タンを注文するのを聞いて、「なんだ、ホルモンみたいなもん食うのか」と思ったという。しかし、それを食べてあまりの美味しさに驚愕したというエピソードで、さらに会場の笑いを誘っていた。

「成り上がり」トークで盛り上がる面々

そしてイベントの最後に、名越監督から、本作「龍が如く7 光と闇の行方」の体験版が本日より配信されること、そして初回特典として、DLC装備アイテム「真島建設備品セット」プロダクトコードと、「龍が如く」コラボブランドグッズ抽選券が付くことが発表された。また、本作とコラボするさまざまなブランドグッズについてもこの場で発表された。こちらについては、下記関連記事も参照いただきたい。

⇒シリーズ最新作「龍が如く７光と闇の行方」の体験版が本日配信！　さらに、新トレイラーやコラボ情報も

体験版配信開始、初回特典、コラボブランドの紹介もなされた

会場で展示されていたコラボグッズ

「龍が如く7 光と闇の行方」は、セガゲームスより2020年1月16日（木）に発売される。これまで以上にドラマにこだわって作ったという本作。ぜひ期待して待とう。

【作品概要】
■龍が如く７ 光と闇の行方
対応機種：PlayStation 4
ジャンル：ドラマティックRPG
発売日：2020年1月16日（木） 発売予定
価格：パッケージ版・ダウンロード版 8,390円（税別）
プレイ人数：1人
発売・販売：株式会社セガゲームス
CERO表記：D区分（17歳以上対象）

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