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広島公演の後、「私もギターを弾きたい」と突然、言い出したんです
── 「HIKARI」は、竹達さん自身、特別な思いがある曲だったんですよね。 竹達 一番最初にライブで披露したとき、思いがあふれすぎて、全然、声が出なかったんです。それをちゃんとみんなに届けられるようになったのは、私もちょっとは成長したのかなって。
── 7年越しの「HIKARI」だと、MCでおっしゃってましたね。 竹達 私、7年も歌えなかったの!?(笑)もっと早く歌えるようにはなっていたと思うんですけど、当日はそんな気持ちだったんですね。
── 「HIKARI」の次に歌った「永遠にキミのことを愛したいと言わせて」も、エモーショナルなパフォーマンスでした。 竹達 どんなふうに歌っていたんだろう、私。全然、記憶にないんですよね(笑)。
── ラスト、かっこよくシャウトしてました。 竹達 えー、そうだったんですか、恥ずかしい(笑)。気持ちが入っていたんでしょうね。やれと言われてもできることじゃなくて、自然とそうなっていたんだと思います。
── 企画的な試みとして、サイコロを振って、次に歌う曲を決めるというのがありました。 竹達 5公演あったので、会場ごとに違う曲を歌いたいねって話し合って、サイコロで決めることにして。私もバンドさんも、どんな目が出るかわからないので、ドキドキしながら楽しく振らせていただきました。
── それから衣装チェンジの時間に、バンドのみなさんに竹達さんからムチャ振りする、という企画もありました。 竹達 それも会場ごとにムチャ振りする内容を変えてみました。東京公演では即興のかっこいいセッションを披露していただいたんですけど、会場によってはベースのチャッキーがかわいい萌えセリフを言うとか、いろいろなことをしてみました。私は着替えながらみんなの声を聴いていたんですけど、どの会場もかっこよかったし、面白くて。ここまでバンドさんが前に出て、しゃべって笑わせてくれる声優のライブは、なかなかないんじゃないかなと思います。チーム感が醸し出されるのが大好きですし、どの会場も盛り上げてくれて、頼りになるメンバーだなって思いました。
── 今回のツアーのバンドは、ギターの方が新メンバーだったんですよね。 竹達 いつもの木暮(晋也)さんがスケジュールの都合で参加できなくて、バンマスの俊太郎さんが仲よくされている後藤秀人さんが加わってくださいました。キンモクセイのメンバーの方で、私もみんなも「秀ちゃん」と呼んでいました。私は人見知りしちゃうので、最初はうまくお話しすることができなかったんですけど、ツアーが進むにつれて仲よくなれて。今回、私もギターを弾くことがツアーの途中で決まったんですけど、そのときも秀ちゃんが、私がギターを覚えやすいように手作りの楽譜を書いてくれて、すごくやさしい方でした。
── ギターの練習にも付き合ってもらったりしたんですか? 竹達 はい、名古屋公演のときに楽屋でギターを練習していたら、秀ちゃんがアドバイスをしてくれて、私がうまく弾けたら一緒に喜んでくれました。
── 竹達さんがギターを弾いた曲というのは、「けいおん!」の「U&I」ですね。全公演で弾いたというわけではなく、ツアーの途中で決まったと? 竹達 広島公演の後に、私がいきなり「ギター弾きたい」って言いだして、みんなが「えっ?」ってなって(笑)。せっかくツアーで「けいおん!」の曲をやるし、アニサマに放課後ティータイムがシークレットとして出演することがその時点で決まっていたので、その日のためにもギターに慣れておきたいという気持ちがあって、提案してみたら、一瞬、何を言い出すんだと引かれつつ、「いいよ」って言ってもらえたんです。それで名古屋公演のときに放課後ティータイムで使っていたギターを持ってきていただいて、みんなとリハをしたり楽屋で練習したりして。名古屋公演には間に合わなかったんですけど、東京公演と埼玉公演で弾かせていただきました。
── 久々にギターに触ってみて、いかがでしたか? 竹達 相変わらずじゃじゃ馬だなって思いましたね(笑)。弦を触ったときに手につく独特の匂いが懐かしくて、「ああ、この匂い、あの頃はいつも嗅いでいたな」って思い出しました。想像したよりも早く自分の指にフィットしたので、あの頃、一生懸命練習していてよかったなと思いました。
── キャラソンのカバーでは、「五等分の花嫁」の「アイツとキミ~二度とない運命~」も歌われました。すごく盛り上がってましたね。 竹達 お客さんがどれだけ「アイツとキミ~二度とない運命~」を知っていてくださるか不安もあったんですけど、思い切ってやっちゃえと。私はこの曲がもともと大好きで、バンドさんと合わせたらかっこよくなるだろうなと思っていたんです。生で歌うのは初めてだったんですけど、自分の中でもすごくフィットして。キャラソンなんだけどキャラソンぽくないというか、すごく歌いやすかったんですよね。
── 曲を知らない人でも、ノリやすい曲ですよね。 竹達 そうですね。どこかの会場で盛り上がってもらえたらいいな、くらいの気持ちだったんですけど、どの日もすごく盛り上がっていただけて、「みんな聴いていてくれてるんだ!」とうれしくなりました。