【インタビュー】心から音楽を楽しみたい! 西沢幸奏がEXiNA(イグジーナ)として再始動!

2019年08月20日 12:000

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「EQ」は、EXiNAの本当のスタートとなった曲です


── 「PERiOD」の次に作ったのは、どの曲ですか?

EXiNA ミュージックビデオが公開され、8月3日から先行配信が始まっている「KATANA」です。

── EXiNAにとっては、「EQ」に続いて、2番目に世に出た曲ですね。

EXiNA すごく勢いのある曲で、疾走感をより引き立てるために、どういう歌詞を乗せていこうか悩みました。私は今22歳で、新社会人の世代なんですけど、世間では“さとり世代”って呼ばれているんですよね。そんな同年代のみんなに向けたメッセージソングにしようと思って、書いていきました。

── さとり世代って、醒めている印象があります。

EXiNA その通りで、醒めていて、やる気がない世代というイメージです。でも、裏を返せば、冷静さがあるということなので、生きるための武器を持つことができたら、逆に鋭さを発揮できるんじゃないかなと思って。じゃあ、いったいどんな武器が似合うのかなと考えたときに思い浮かんだのが、刀でした。冷静に物事を見つめることができるさとり世代ならではの感性に磨きをかけて、戦っていこうぜというメッセージを込めて、「KATANA」の歌詞を書いていきました。

── サウンド的には、EXiNAの音楽性がより明確になった2曲目だったのではないでしょうか?

EXiNA そうですね。作った直後は意識していませんでしたが、振り返ってみれば、この段階でアルバム全体の印象に近いサウンドが生まれていたと思います。


── 次に制作した曲は、どれですか?

EXiNA アルバムには、「KATANA」に続いて収録されている「OVERTHiNKiNG BOY」です。バンドサウンドが強めで、「KATANA」とはちょっと違うサウンド感になりました。ボーカル的にも、ラップっぽく歌っている箇所があって、EXiNAのもうひとつの魅力を出せたと思います。

── 歌詞は、どういうテーマで書いたのでしょうか?

EXiNA 「OVERTHiNKiNG BOY」というのは私自身のことなんです。なぜ、「GIRL」ではなく「BOY」なのかというと、「私ひとりのことじゃなくて、みんなもそうでしょ?」と問いかけたかったからで、「みんな」というのは音楽をやっている人たちのことです。音楽でしか表現できない思いをかかえて、曲作りをしたりライブをしたりしているみんなは、いつも頭の中がぐちゃぐちゃになっている「OVERTHiNKiNG BOY」なんじゃないかな? と。

── 全体的には前向きな歌詞で、音楽を世界に発信していこうというメッセージがこめられていますね。

EXiNA 音楽で表現することのすばらしさを書きました。特にサビはライブの高揚感を意識していて、「世界を巻き込め The Wave」というのは、オーディエンスを波にたとえて、みんなを巻き込んでいこうという意味なんです。男性の掛け合いのボイスがたくさん入っているので、ぜひ覚えて、ライブで一緒に歌っていただきたいです。この曲までが、EXiNAの可能性を模索しながら、じっくり作っていった曲で、このあたりでミニアルバムのリリースが決まり、続く3曲は短期集中的に作っていきました。


── 順番的には、どういう感じだったんですか?

EXiNA 「EQ」、「BERSERK」、「NEON」の順です。

── ということは、ミニアルバムのリリースが決まって最初に作ったのが、一番早く世の中に出た「EQ」なんですね。

EXiNA はい。「EQ」はEXiNAのイメージが制作チームの中で固まったタイミングで生まれた曲で、私はEXiNAの本当のスタートの曲だと位置づけていますし、「最初に世の中に送り出すのは、この曲だよね」という思いがチームの全員にありました。イントロにビリビリビリというスパーク音が入っているんですけど、それが電源を付けてEXiNAをスタートさせるイメージにつながったのも、大きかったです。

── EXiNAの立ち上げ発表と同時に「EQ」を聴いたときは、鮮烈な印象がありました。本当に新しいことが始まるんだなと。

EXiNA 率直に、どのような感想を持たれましたか?

── 端的に言って、ハードになったなと思いました。ずっと聴いてきてファンはびっくりしたと思います。

EXiNA その感想をいただければ、私は満足です。「EQ」はジャンルを特定できないような広がりのある曲で、びっくり箱を開けたような気持ちで聴いていただけるんじゃないかなという期待がありました。楽曲制作でもかなり作り込みましたが、今後、ライブでどんどん変化していく曲になると思います。


── 歌詞は英語が多めですが、どういうことを歌っているんですか?

EXiNA 今までの自分を皮肉った歌詞になっています。「EQ」というのはエレクトリック・クイーンの略で、自分自身の怒りの化身なんです。今までの私は、何かの言いなりになっていたという思いがあって、その状態をロボットにたとえて、歌詞を書いてみようと思って。そんな自分に対する怒りが爆発している様子を、どんな言葉で表そうかと考えに考えて出てきたのが、エレクトリック・クイーンでした。

── 自分自身に対する怒りは、EXiNAの原動力ということですね。

EXiNA はい。篤志さんが作った楽曲を聴いたとき、この曲なら、私の怒りを思いっきり表現できると思いました。今回の中でも、特に強い曲になったと思います。

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