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ライブ衣装は、時代感を揃えたいなと思いました
── 衣装も何パターンもあって、楽しかったです。それぞれの衣装のコンセプトについて解説していただけますか? 内田 最初は白のドレスです。白は私のテーマカラーでもあり、お正月ということもあって、「ステージに登場するときは白でしょ」ということで決まりました。この衣装はとても可愛かったので、リハスタで着るのが恥ずかしいくらいでした。
── ちょっとウエディングドレスっぽくもあって。 内田 そうなんです。その白の衣装にステージ上で上着と帽子を着けて、海賊になるというのが次の展開でした。セットが船なので、「だったら私が船長でしょう、船長に扮するのであれば、やっぱり海賊でしょう」と。その衣装コンセプトから、音楽が変わると敵が出てきて、ポイで戦うという演出まで、ワンセットで生まれました。周りの女性ダンサーの衣装も海賊風になって可愛かったですね。私たちはみんなで「ひょっこりひょうたん島」と呼んでいました(笑)。
── 赤いバンダナ、青と白のボーダーのTシャツ、白いスカートのダンサーさんの衣装は、いかにも海賊の手下っぽかったです(笑)。 内田 リハで初めてその衣装を見たときは笑ってしまって(笑)。ダンサーさんがこういう衣装を着るのも珍しいですよね。ストーリー仕立ての演出は初めてで、楽しかったです。
── 次はいったんステージから去って、ピンクの衣装に着替えての再登場となりました。 内田 お姫様衣装です。今回の衣装は時代感を揃えたいという思いがあったんです。海賊がいた時代を想定して、その頃のお姫様のようなイメージで、あのクラシカルなドレスになりました。それは次に出てくる和装にも繋がっていて、同じ時代の日本の女の子を想定しました。
── なるほど、同時代感というコンセプトが一貫してあったんですね。ピンクのお姫様衣装のときは、アコースティックセットでの演奏もありました。 内田 アコースティックコーナーはキャンプファイヤーのイメージだったんです。なので、バンドメンバーと輪になって歌うという演出になりました。
── そして、ライブのクライマックスは和装です。この衣装は、どういうイメージだったんでしょう? 内田 「お正月なら和装でしょ。そして、色は赤でしょ」と。そのうえで攻めた感じにしたくて、可愛くてセクシーな衣装になりました。足はロックの要素を入れて網タイツになっているんです。和装になっての最初の曲「世界が形失くしても」は和のアレンジになっていて、サウンドと一体になってお正月感が出せたと思います。
── アンコールは黒のライブTシャツに、チェックのシャツをアレンジしたスカートで、よりカジュアルになって登場しました。 内田 ライブグッズだったチェックのシャツを、うまくアレンジして使いたかったんです。黒のTシャツとの相性はばっちりだったと思います。亥年ということで、この衣装のときにイノシシのかぶり物もしています(笑)。
── 可愛いイノシシでした。 内田 「干支やっちゃう?」とスタッフと話していたら、衣装さんが可愛いかぶり物を見つけてきてくれました。FCオリジナルソングの「サニーデイ・アンセム」に合わせて被ったのですが、次が「創傷イノセンス」だったので、外し忘れたら大変だねと、みんなで言っていました(笑)。
── シリアスな「創傷イノセンス」を、かぶり物付きで歌うのはちょっと(笑)。 内田 かっこよく歌っているにも関わらず、頭にイノシシが付いてるって(笑)。ここは気をつけました。
── その後にダブルアンコールがあって、もう1回衣装が変わりました。 内田 白のTシャツにさくらんぼの大きなブローチを付けました。これも可愛かったですし、ファンクラブの会報誌が「さくらんぼだより。」という名前なので、ファンのみんなと繋がっているよ、という意味を込めました。
── 合計6パターンの衣装が楽しめるわけですね。さらに、ダンサーさんの衣装も変化に富んでいました。 内田 みんなで早着替えしなきゃいけなくて、舞台裏はバタバタでした(笑)。