【TGS2018】まさにドラマ!予想外の幕切れ!「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」グランドファイナル・レポート

2018年09月24日 19:000

試合後に、優勝した「Libalent Vertex」と、準優勝の「DetonatioN Gaming」のメンバーそれぞれに囲み取材を行うことができた。その模様を以下に記そう。

 

「Libalent Vertex」試合後インタビュー

 

左から、INABA UR選手、sitimentyooo選手、Nicochaaaaaaaann選手、E3NCOUNT選手

 

-- グランドファイナルを終えての感想をひと言ずつお願いします。


INABA UR選手:TGSという場で決勝を戦えてとても楽しかったですし、優勝できてとれもうれしかったです。


sitimentyooo選手:プロゲーマーになったときから世界を目標にしているので、日本1位になったことで、ひとつめの関門は突破できたのかなと。次は世界を目指して頑張りたいと思います。


Nicochaaaaaaaann選手:半年間、プロ対抗戦を頑張ってきて、無事最後のグランドファイナルをTGSで優勝し日本一になることができて、僕の目標のひとつがクリアできたので、すごくうれしいです。


E3NCOUNT選手:半年間、自分たちがやってきたことは間違ってなかったんじゃないかなと思える最後だったと思います。


-- 決勝戦で、これはやったなと思ったポイントは?


sitimentyooo選手:最初のHARDPOINTが取れたのは大きいかなと思います。このチームは流れにのると強いので、最初のHARDPOINTが鍵になったと思います。


-- これまで勝てなかった相手に勝利しての優勝ですが、チームの成長の鍵はどこにあると思いますか?


sitimentyooo選手:試合の終わった次の日に、その試合の動画をみんなで見て反省して、何が悪かったのかをいちから考えてっていうことを毎日コツコツやってきたことが結果につながったと思います。


-- 毎日の練習はどれくらいやられていましたか?


Nicochaaaaaaaann選手:基本的には毎日練習で休みはありませんでした。時間的には21時から深夜0時くらいまでが多かったですが、対抗戦3戦目あたりから深夜2時、3時まで練習するようになりました。


-- 対戦相手が1か月前に決まっていましたが、攻略のために特別なことをしましたか?


Nicochaaaaaaaann選手:はい。対DetonatioN用の動きを1か月間ずっと考えてきました。それがうまく刺さって勝ったのかなと思います。たとえば「SEARCH & DESTORY」では、DetonatioNの防衛の形を把握して、それに対応するように、自分たちの防衛の形や、投げものの位置などを試しながら決めていきました。


sitimentyooo選手:おそらくDetonatioNさんのほうも、自分たちの戦術はバラさないようにやってきたと思うんですけど、チームのクセのようなものを見つけ出すことができ、それに対する対抗策をいろいろ考えられたのがよかったです。心理戦みたいなものですが。

-- 優勝賞金は何に使いますか?


INABA UR選手:やっぱりゲーマーなんで、ゲームに使いたいです。


sitimentyooo選手:僕も周辺機器などの環境整備に使いたいです。


Nicochaaaaaaaann選手:僕は、身の回りのものを、自分が楽して生きられるように強化していきたいと思ってます(笑)。


E3NCOUNT選手:僕はゲームしている環境が台所なんで、それをどうにかしたいなと思います(笑)。


-- チームの雰囲気がとてもいいように思いますが。


Nicochaaaaaaaann選手:とてもよかったです。大事なキルで決まったらちゃんと声かけしたり、腕を合わせたりといったコミュニケーションを心がけていました。それを実践したことで流れに乗れたかなと思います。あと、前日にホテルに泊まれて、そこでいろいろ話し合えたのがよかったです。


-- 改めて、今日の勝因につながったポイントは?


Nicochaaaaaaaann選手:やはり第1マップのHARDPOINTで、INABA URが46キルの大量キルで頑張ったりして試合の流れを持って行った時点で、僕たちは勝てる流れになったと思います。自分たちは流れに乗ると誰も止められないようなチームなので。


sitimentyooo選手:試合前の練習で、相手が決まっていたので、相手の動きやクセを研究して、その対策を練った結果が勝ちにつながったと思います。


INABA UR選手:やはり第1マップのHARDPOINTで、たまたまとも言えますが、僕個人の大量キルで、言葉は悪いですが「やっちまえ!」的に勢いに乗れたのがよかったです。


E3NCOUNT選手:自分は体調管理ですかね。前日しっかりホテルで休めたのがよかったです。


-- 次回作「BO4」(コール オブ デューティ ブラックオプス 4)などへの対応も含め、今後の意気込みなどをお聞かせください。


sitimentyooo選手:次回作の「BO4」では、5対5でルールも変わってくると思いますが、今回「WWII」でも日本一になれたので、「BO4」でも日本一は前提として、今度は世界でどれくらい上を目指せるかということでやっていきたいです。


Nicochaaaaaaaann選手:「BO4」で5対5になってチームの形も変わっていくと思いますが、チームが変わっても負ける気はしません。


INABA UR選手:「BO4」ではスペシャリストの数が増えてくることで戦略の幅が大きく広がると思います。それに対応できればと思ってます。


E3NCOUNT選手:「BO4」になってくるとゲームのスピード感も変わってくると思うので、しっかり対応していきたいと思います。

 

「DetonatioN Gaming」試合後インタビュー

 

左から、xAxSy-選手、Galiard選手、AliceWonderland選手、GenGar_AX選手

 

-- グランドファイナルを終えての感想をひと言ずつお願いします。


xAxSy-選手:本当に悔しいのひと言しかないです。


Galiard選手:今日のの反省点を次に生かしていきたいです。


AliceWonderland選手:悔しいという言葉で表現できないくらい悔しくて、もう一回やらせてほしいくらいですが、そうもいかないので。ただ、あのステージに立てたのはいい経験になりました。しっかり反省して、次回は絶対勝てるようにしたいです。


GenGar_AX選手:僕も悔しいのひと言です。最後までプロ対抗戦ではポイントが首位だったんですが、その分自信も持っていましたが、今回グランドファイナルで負けてしまったので、本当に悔しいです。


-- 今回の決勝戦で勝敗の分かれ目となったポイントは?


AliceWonderland選手:対戦相手が1か月前から決まっていたこともあって、対戦相手を意識した練習をしてきました。ただ、本番でやってみたらその動きがうまくかみ合わず、負けてしまいました。自分たちの理想の形を相手に押しつけられるように、今後練習してきたいです。


-- 今回は負けてしまいましたが、次で勝つためには何が必要だと思いますか?


xAxSy-選手:油断しないことですかね。あと緊張していつもの動きができないとか、このチームのメンバーはそうなりがちなので。直そうと思って直せる部分ではないし、これは経験を積んでいくしかないのかなと思います。そういう意味では、今回の敗北も絶対次に生かせると思います。悔しいですけど。


-- 決勝戦最初のHARDPOINTで、やや立ち上がりが不安定だったように思いましたが、チーム内でのコミュニケーションはどのようにされましたか?


AliceWonderland選手:立ち上がりが不安定だった理由のひとつに、相手のことを意識しすぎて、相手に合わせた動きで対応しようと思ったのが、ふだんの自分たちの動きを崩してしまったのかなと思います。


-- 第1戦を落としてから、作戦変更などはありましたか?


AliceWonderland選手:前日にメンバーで話し合いをして初動の動きは決めていました。勢いに乗れる作戦で、そこで自分たちの流れを作ろうと思っていましたが、止められてしまいました。勢いに任せる作戦を選んでしまったのが間違いだったかなと思います。


-- それが、これまでの試合と、今日の試合の大きな違いだったと?


AliceWonderland選手:慢心もあったのかもしれません。相手への対策はしっかりしたんですが、それがうまくいくと思いすぎてしまった部分もあるのかもしれません。


-- この半年のリーグの総括や、今後の展望をお願いします。


AliceWonderland選手:10戦あったうち、2試合「Rushゲーム」に負けてしまっているんですが、やっぱり負けるというのは後味が悪いもので、今日の対戦に臨むうえでも「負けたらどうしよう」とか「負けたくないな」いう思いがありました。次回機会があれば、リーグでもトーナメントでも一回も負けずに勝ち上がりたいです。


xAxSy-選手:次回作の「BO4」は5対5になるのが決まったので、今までのことは通用しないというか、5人になった分、穴がなくなるので、そういう意味では楽しみです。


Galiard選手:5対5になることで、これまで以上に連携や戦術を練っていかなければいけないので、これまでの経験を生かして頑張っていきたいです。


GenGar_AX選手:次回作は5対5になるので、これまでの「CoD」ESPORTSでの基本の動きを一から見直し、新たな動きや戦術を5人で考えていくのは楽しみです。

(編集部・鎌田)

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