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ワルキューレのメンバーとは、最初のツアーで絆を深めました
── 「マクロスΔ」では、フレイアを演じるとともに、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」として、たくさんの歌を歌うことになりました。 鈴木 ワルキューレのレコーディングも、すごく楽しかったです。フレイアは、どんなにつらいことがあっても前向きな女の子なので、アフレコでもレコーディングでも、私が一番言われたことは、「明るく笑顔で」ということでした。歌詞カードに笑顔マークを描いたり、「フレイアは明るい!」って注意書きを書いたりして、歌っていました。
── ワルキューレの曲で、一番難しかったのは何ですか? 鈴木 アニメ本編で使われた曲で一番難しかったのは、「Walküre Attack!」です。音域が広いうえに、美雲さんとフレイアがバトルするように歌う曲だったので、JUNNAちゃんのパワフルなボーカルに負けないように歌わなきゃと思って。
── フレイアは、美雲を相手にしても気持ちで負けないですよね。 鈴木 喜怒哀楽がはっきりしている子なので、技術的なことよりも、伝えたい思いを強く出すことを意識して歌いました。そういう歌を歌っていると、ワルキューレって、歌姫だけど戦士だなって思いました。
── 2016年の夏には、ワルキューレは、現実世界に飛び出して、東名阪のライブツアーをおこないました。 鈴木 Zeppツアーですね。あのライブは緊張のあまり、記憶がほとんどないんです(笑)。それまでやってきたミニライブは、JUNNAちゃんと私の2人だけで歌ってきたんですけど、初めて5人揃って本格的なライブをやることになって。まず、最初にダンスにとまどいました。
── 振り付けあり、5人のフォーメーションあり、ですからね。 鈴木 JUNNAちゃんと東山(奈央)さんがダンス経験者だったので、教えていただきました。リリースイベントを一緒にまわったJUNNAちゃんや、ラジオ「マクロスΔ ゴリゴリラジオしちゃるかんねっ!」で、2人でパーソナリティーをやらせていただいた西田(望見)さんのことは、よくわかっていたんですけど、アフレコ現場以外の場で、東山さん、安野(希世乃)さんとずっと一緒というのは、この時が初めてで。このツアーで、お2人のことをたくさん知ることができました。
── みのりさんから見た、東山さんと安野さんは、どういう方ですか? 鈴木 安野さんはすごくやさしくて、東山さんはみんなのことをよく見て、フォローしてくださる方でした。
── Zeppツアーでひとつになったワルキューレが、その半年後の横浜アリーナでのライブ(2017年1月28日、29日)では、ものすごい進化を見せてくれました。 鈴木 技術的にどれくらい成長できたのか自分ではわからないんですけど、メンバーみんながお互いのことをよりわかり合えて、絆が深まったステージでした。それが会場のファンのみなさんにも伝わったんだと思います。
── 横アリのライブは名場面だらけなんですけど、僕は「LOVE! THUNDER GLOW」の時のJUNNAさんとみのりさんのパフォーマンスが大好きです。 鈴木 ありがとうございます! フレイアとして、あんなにかっこいい曲を歌う機会はなかなかないので、楽しかったです。私としては、JUNNAちゃんの美雲さんをより引き立たせられる立ち位置で歌いました。横浜アリーナは、声優さんのライブにお客さんとして行ったことがあって、その時もいい雰囲気だなあって感動したんですけど、自分がステージに立ってみたら、見え方が全然違って。ファンのみなさんが5色のペンライトを持って、大歓声を送ってくれたのには、鳥肌が立って泣きそうになりました。すごく大きな経験をさせていただけたと思います。