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20年待った! ファン感涙のアニメソングコーナー
しばしの休憩を挟んで、ライブは後半に突入。お待ちかねのアニメソングゾーンがスタートする。
まずは、笠原さんに先駆けてステージに登場したバックバンド「アイシテルズ☆スペシャル」によって、アニメ「銀河漂流記バイファム」オープニングテーマ「HELLO VIFAM」が披露された。「バイファム」といえば、笠原さんが声優デビューを果たした記念碑的な作品だ。まさかのセットリストに会場のボルテージも急上昇! サビでは会場が一体となって「バイファム」コールが巻き起こった。
一気に温まった会場に再び姿を現した笠原さん。ここで彼女が歌ったのは、アニメ「魔法騎士レイアース」にて笠原さんが演じた鳳凰寺風のキャラクターソング「そよ風のソナチネ」だ。壮大なオーケストラ・アレンジが印象的な原曲を、バンドスタイルにリアレンジしてみせた「アイシテルズ☆スペシャル」の演奏には圧倒されるばかりだが、笠原さんも今回初めてこの曲をライブ披露するということで、思い入れもひとしお。エレガントかつ情感たっぷりなその歌声に、会場からは大きな拍手が上がった。
ここで、それまでのゆったりしたムードから一転。笠原さんの代表曲といっても過言ではない、「機動警察パトレイバー(TV版)」オープニングテーマ「コンディション・グリーン」がスタートする。一度聴いたら忘れられないキャッチーなイントロが流れると、会場のテンションは再び急上昇! この日一番の歓声が会場を揺らした。笠原さんも、会場の熱気に満面の笑顔だ。サビでは楽しそうに跳ねつつ、マイクを観客に向けてコール&レスポンスを繰り広げる。
続く「魔法のエンジェル スイートミント」オープニングテーマ「不思議の国のスイートミント」では、自身が演じた主人公・ミントの気分になって、初々しい歌声を聴かせてくれる。この曲もまた、バンド演奏で歌うのは初めてとのこと。「20年待った!」という声も観客から聞こえたが、歌う笠原さんにとっても忘れえぬステージとなったことだろう。
一気に3曲を歌い終え、ゲスト声優の小見山佳巳さんとともにデビューから今までの足跡を振り返るトークで会場を盛り上げた笠原さんは、アニメソングコーナーの締めに、バックバンドを務めた「アイシテルズ☆スペシャル」のバンマス・斉藤淳一さん選曲による、「究極超人あ~る」メドレーを披露した。
「はっぴぃ・ぱらだいす~BOY'S SICK~わたしのANDROIDくん~シャッター・チャンス」。そしてとどめに「くちびるにメモリー」と、光画部に憧れた同志諸君なら感涙モノの選曲に、会場からは自然に手拍子が巻き起こる。この盛り上がりに、笠原さんは「すごいいい曲ばかりでしたね!(作品が発表された)あの時代がよみがえったよう」と興奮を隠せない様子だった。
そして、「2017年もまたライブを……」とそう遠くない再会を誓いつつ、本編は「約束」、「TEENAGE DREAM'91」で終幕を迎えた。
その後のアンコールで笠原さんが歌ったのは、自身も大事な曲と語る「胸のコンパス」。静かに、だがしっかりと思いを込めた歌声に、誰もがじっと耳を傾けていた。 そして最後に、観客と一緒に「メリークリスマス!」と合唱。終始ハッピーなムードに包まれていた今回のライブは、参加者にとってこの冬一番のクリスマスプレゼントとなったはずだ。
<「笠原弘子 Xmas スペシャルライブ~イヴの優しいちから~」セットリスト>
M-1 二人の White Christmas
M-2 ミリオンス・スター ~1,000,000分の1の星のあなたへ~
M-3 起こさないキス
M-4 大切な休日(じかん)
M-5 ろばの行く道
M-6 オリオンM42星雲のほとりから
M-7 種と卵
M-8 HELLO VIFAM(アイシテルズ☆スペシャル)
M-9 そよ風のソナチネ
M-10 コンディション・グリーン
M-11 不思議の国のスイートミント
M-12 はっぴぃ・ぱらだいす さんごの大特集
M-13 くちびるにメモリー
M-14 約束
M-15 TEENAGE DREAM'91
アンコール
EC-1 胸のコンパス