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──ちょうど既存曲と新曲が半々くらいですが、選曲は悩まれましたか?
茜屋 こだわりましたね~。迷いに迷いました。
山北 これまでの曲も本当は全部入れたかったんですよ。でもシングル8枚分を全部入れると、ベストアルバムみたいになってしまうので……。
久保田 でも、ベスト盤にはしたくなかったよね。
若井 そう、そうなんです!
芹澤 初めて手に取る方には、全部入っているほうがいいかもしれないですけど、ずっと応援してきてくれた方は、やっぱり新しい曲が聴きたいと思うんですよ。本当にいろいろな人に手に取ってもらえることを考えて、一番いいバランスはどこかな? って、アルバムを作ると決まったときからみんなで相談して……。
若井 めちゃめちゃ考えたね!
久保田 考えましたね~。i☆Risは全3曲のシングルも多いので、実は曲数が本当に多くて、タイトル以外のカップリング曲も入れるかどうか? も悩んだよね。
他5人 (口々に)悩んだね!
山北 でもファン的な心理としては、まずアルバムを買って聴くじゃないですか。で、今回はライブDVDがついてくるタイプもあるので、そこではアルバムに入れなかったシングルの曲も歌ってるから、見ていて「あれ? この曲はアルバムに入ってないぞ」ってなって、シングルを買う楽しみにつながるんじゃないかな? って(一同・笑)。
芹澤 で、ポチってください♪ みたいな(笑)。
山北 自分がそうだったから(笑)。でも、本当に悩みに悩みました。
──曲順とかは?
若井 私たちで考えました!
山北 やっぱり1曲目2曲目は、i☆Risっていうグループがすぐ分かる曲にしようってことで、私たちのことをいっぱい知ってもらえた「プリパラ」の第1クール目OP曲「Make it!」と、i☆Ris1周年記念の曲で私たちの色がよく出ている「幻想曲WONDERLAND」。
若井 「幻想曲WONDERLAND」は、個性が出てるからね。それで、最後はしっとりしたバラードを持ってきたりとか。それは私たちのこれまでの2年間の思い出を歌っている曲なので、「この曲は最後だよね」って。
芹澤 あんなに思いっきりのバラードを6人全員で歌うのはたぶん初めてで、もう泣ける曲です!
久保田 私はそれぞれのデュオ曲のあとに、デビュー曲の「Color」が入ってくるのがすごくよくて! デュオは、それぞれのソロパートが増えるじゃないですか。それをたっぷり聴いてからの「初心に戻る」みたいな(笑)。歌声も歌い方も、今とは全然違っていて、そういう「成長」も楽しめる曲順になってると思います。
若井 そう、声が今と全然違うから「Color」をどこに持って来るかをすごく考えたんですよ。そういうところも、すごくこだわりました。
ライブDVDで成長具合を見てほしい!
──今回のアルバムは、ライブDVDがついてくるタイプもあります。山北 2タイプあって、TYPE-Aには2014年11月の2周年記念ライブ「Dream Evolution」、TYPE-Bには2014年3月の「STEP INTO THE RAINBOW」がそれぞれ収録されてます。半年ほどの差で全然違うんですけど、どちらもそのときの自分たちのよさが本当に出てます。11月のを見たあとに3月のを見ると、正直ちょっと物たりなく感じるかもしれないんですけど、それはそのときの精一杯で、そのときにできることを必死にやってることが伝わってくると思います。言うなれば、私たちは常に成長し続けるグループであるので(笑)……。
芹澤 うふふふ(笑)。
山北 どっちも楽しいと思います。きっとTYPE-Bは我が子を見守るような目線で見て頂いて、TYPE-Aは「そんな子も、大きくなったなぁ!」みたいな感じで見ていただけるかな? と(笑)。
芹澤 ライブDVD自体が、1周年記念ライブの「THANK YOU ALL」以来なので、素直にすごく変わったなって感じてもらえると思います。それからライブこそがi☆Risの強みでもあるので……全部生歌で思いっきりダンスを踊って、声優らしく生アフレコとかもするので、やっぱりライブを見ていただきたいなと思います。ツアーに向けても。
若井 うん!
茜屋 自分たちで見ていても、ステージの見せ方やファンの人に対する想いがすごく変わったなって思っていて。この2つを見ていただいて、今度のこのアルバムのツアーに来ると、昔のi☆Risがあるからこそ今のi☆Risがあるんだなって感じてもらえると思います。
若井 3月のライブは私たちが、がむしゃらにがんばっていた感じがたくさん出ていて、それはそれで私たちのよさなんですよ。11月のは、私たちのこれからの可能性がすごくあふれていたライブだったと思うので、どちらも全然違ったよさがあって楽しめるかなって。
久保田 単体のDVDで発売されてる1周年ライブとも比べてみたいなっていうのがあって。ドキドキで不安なんですけど……(笑)。TYPE-Aの2週年のライブを見てから1周年ライブを見ると、確かに物足りないかもしれないです。でも、本当に1年でi☆Risはここまで成長できたんだっていうのが、すごい感じ取れると思います。それからTYPE-Bにはオフショットも入ってるんですよ。ライブのステージとはまた違う私たちの表情が見られるので、そこも楽しんでもらえたらって思います。
澁谷 TYPE-Bのライブは、本当に気持ち的にもまだ自分が子供だった部分があったんですよ。それが、TYPE-Aの方では表情にたぶん、気持ちとして自信というものがすごく出てるなって、自分で思うんですよ。それはメンバーみんなに言えることで。歌もダンスももちろんですけど、内面的な成長も見て取れるものになっているので、その辺をぜひ見比べてほしいなって思います。
──ところでレコーディングでの収録する順番は、決まっていたりするんですか?
若井 私が絶対に1番目ですね。
久保田 私とさきさまが基本的にラストで録ってます。
──それは、好みみたいなことで?
茜屋 ゆうきちゃんは、一番歌唱力があるので、最初に土台を作ってもらってから、というのはあると思います。
山北 ほかは特に理由はないと思うんですけど(笑)、まずはゆうきちゃんからっていうのは、ゆずれない! っていう。
澁谷 ゆうきちゃんがまず録音してくれると、歌のイメージがしやすいんですよ。だから、すごいんです!
芹澤 ちっちゃいけど、すごいんです!(笑)
山北 一通り、最初にゆうきちゃんが歌って、そこでハモリとかも足してくれて……っていう感じですね。
澁谷 だから、安心します。歌のうまいゆうきがいると。
若井 (照れて)ありがとうございまーす。
久保田 レコーディングの順番が後になるほど、みんなの声を聞きながら録ることになるんですよ。そうすると、特に安心を感じますね。
──ライブに向けて歌を合わせる練習も毎回されるわけですよね。
6人 (口々に)いえ。それは……しないですね。
山北 完成した曲を聴いて、「あ、みんなはこう歌ってるんだ」って確認したら……あとは特に歌を合わせるみたいな練習はしないです。
若井 最近はみんなの個性を大事にしているんですよ。でも、それはバラバラになっているんじゃなくて、みんなの個性が自然とひとつに固まって(歌を合わせる練習をしなくても)よいライブができているので、今改めて言われて、不思議だなって思いました。
山北 それぞれの最大限の歌い方とか曲のコンセプトというのは、みんなわかっているので。
若井 自然と固まってきたんだなぁって。うんうん。
山北 それも、2年半の絆だよね。本当に昔の頃は、合わせる練習とかはしてたけどね。
若井 うん、してた。
久保田 その頃はしてたね~。