ファンとともに築き上げた10年の絆！ 「ミルキィホームズ＆ブシロード10周年＆スクフェス4周年記念ライブ in横浜アリーナ」レポート！

今回のライブの出演者はミルキィホームズを筆頭に、「Aqours」（ラブライブ！サンシャイン!!）、「STARMARIE」、「どうぶつビスケッツ×PPP」（けものフレンズ）、「Poppin’Party 」(BanG Dream!バンドリ）、三森すずこさん、めがみめぐり、Raychell、Roseliaと、いずれもブシロードに縁のある面々。横浜アリーナには約1万1000人のファンたちが詰めかけた。

話題の新作アニメから飛び出したユニットが盛り上げる第1部

幕開けの「新プロジェクト発表会」では、「ミュージカル」と「アニメーション」を相互にリンクして展開していくという新感覚ライブエンターテインメントプロジェクト「少女☆歌劇　レヴュースタァライト」がお披露目。ブシロードと2.5次元ミュージカルを数多く手がけるネルケプランニングのタッグということでも要注目な本作を彩る9人――小山百代さん、三森すずこさん、富田麻帆さん、佐藤日向さん、岩田陽葵さん、小泉萌香さん、相羽あいなさん、生田輝さん、伊藤彩沙さんといったメインキャストが登壇。観客席からは大きな歓声が上がる。

愛城華恋役を務める小山さんとのW主演となる三森さんは「舞台行ったことないよ～って人も、一部はミュージカルで二部はサイリウムOKのライブステージなので、安心してください！光る棒（サイリウム）を持ってきてください!!」と宣言。最後には「私たち9人で力を合わせてよい作品にしていきたいと思うので、みなさん、お力添えよろしくお願い致します」と、しっかりと場を締めた。

今回の「ミルキィホームズ＆ブシロード10周年＆スクフェス4周年記念ライブ in横浜アリーナ」は、第1部「ブシロード10周年記念ライブ」、第1.5部「スクフェス4周年記念ステージ」、第2部「ライブミルキィホームズ　横濱行進曲」という実質的な3部構成。その幕開けを飾ったのは、メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」の声優によるバンドユニット「Poppin’Party」（以下、ポピパ）。

「ときめきエクスペリエンス」が始まると、観客たちのテンションは一気に急上昇！　「オイ！オイ！」という観客のノリに合わせて、生音演奏をウリにしているポピパの演奏にも力が入る。「キラキラだとか夢だとか ～Sing Girls～」では、事前にレクチャーのあった振り付けで会場全体がひとつに。トップバッターとして十二分の活躍を見せたポピパだった。

続けて、一大ブームを巻き起こした「けものフレンズ」から生まれたユニット「どうぶつビスケッツ×PPP」が登場。登場するなり、サーバル役の尾崎由香さんが「みんなは何が得意なフレンズなの？」と呼びかけると大きな歓声が上がり、「音楽に合わせて『う〜、がお〜!!』って叫ぶのが得意なフレンズなんだね！」と続ける。会場は笑いに包まれ、その後、「う〜、がお〜!!」のコール・アンド・レスポンスが3回続く。尾崎さんは「すっご〜い！」と返すなど、「けものフレンズ」ネタで会場をさらにさらに盛り上げる。

そして、「ようこそジャパリパークへ！」のイントロが流れると、ボルテージはマックス。黄色や緑の照明がサバンナ感を演出し、アニメ映像が巨大ディスプレイに映し出されるなど、会場はまさに“ジャパリパーク”と化した。間奏では「ここは横浜アリーナ。私はサーバルキャットのサーバルだよ〜！」（尾崎）と、メンバー全員が高らかにセリフを叫ぶなど、ファンを大いに沸かせたのだった。

そして、ノータイムで三森すずこさんが「ミライスタート」を歌いながら、ステージに姿を現す。後のMCで「ブシロードライブといえばこの曲」と言うほど、定番となった「ミライスタート」。詰めかけたファンも手慣れたようにサイリウムをピンク色に変え、三森さんを歓迎する。

MCを挟んで、「結城友奈は勇者である －鷲尾須美の章－」のオープニングテーマ「サキワフハナ」が流れ出すと、会場のサイリウムは青一色へと変わる。激しいながらも、しっとりと情感たっぷりに声を響かせる三森さん。会場全体がその歌声に耳を傾けていた。

次に登場したのは、ダンスユニットの「STARMARIE」。海外公演も積極的に行い、今年8月には中野サンプラザで単独公演も予定されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女たちは、まず「姫は乱気流☆御一行様」を披露。入れ替わり立ち替わりのフォーメーションダンスで、観客たちの目を飽きさせない。放送中のアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」の7月からのエンディングテーマ「ナツニナレ！」では、白、青、水色、黄色といった夏をイメージしたであろうライトに包まれながら、新曲を元気に歌いきった。