安藝 そうですね。やりたい人がいればお手伝いしますし、どんな案件が来ても、ひとまず聞きます。つい、「覚悟は決まっていますか?」と聞いてしまうんですけど(笑)。まだまだ、ジャパニーズクリエイターが世界に伍する活躍をするにはいたっていません。映像・ゲーム・フィギュアの世界で、実力のある人たちが、稼げていない。彼らを“外”へ出すことが、ここ数年のモチベーションになっています。 ホビー業界のリソースすべてを使って、業界にとってハッピーなチャレンジをたくさんやっていくプロデュースワーク……それを成立させられる環境はできてきましたし、仲間も増えてきました。「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」のエピソードのように、封印されている剣の中から「どの剣を使って戦えば勝てるだろうか……」と、最適な組み合わせを選んでいるような感じですね。