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自分で作ってみんなで投票しよう!人気投票
自分で作ってみんなで投票しよう!映像の7割は絵コンテが支配すると言います。画面構成、カメラワーク、キャラどころか動くもの全てへの演技付け。良い演出無くして傑作は生まれ得ません。皆さんの心震わした演出家を選んでみましょう。 今回も実績ある演出家を悩みながら29名選んできました。残る1枠は皆さんでお決めください。ただし早い者勝ちです。
通称「旧ルパン」4話以降から演出デビュー、「未来少年コナン」にて初監督。作画出身の活き生きしたテンポ良いアクションが持ち味。ミリタリー好きな一方で反戦主義、自然保護主義で知られ、後年の作品にはそういった傾向も。
いま業界でも最も多忙なアニメ監督の一人。底辺のギャグから感動作までどんな傾向の作品でもエンターティメントとしてまとめ上げるオールラウンダー。テンポよく密度の高い演出が特色。 第18回アニメーション神戸賞・個人賞受賞。
影や止め絵の多様・極端にコントラストをつけた派手な色遣い・奇抜なレイアウト・アイキャッチの多用などが特徴。いわゆる「シャフ度」と呼ばれる首を斜めに向けて見下ろすようなカットもよく知られている。 あらゆるところに小ネタを仕込むスタイル。
劇場版「デジモン」にて注目され「ぼくらのウォーゲーム」で絶賛される。定点観測アングル、広角レンズ画面、影なし作画等の独自の手法で軽快なテンポで観客を引き込むリズムを作る。ジブリより「ハウルの動く城」の監督を託されるが頓挫、東映復帰後に「おジャ魔女どれみ ドッカ~ン!」第40話「どれみと魔女をやめた魔女」を演出。長いシリーズ中の頂点とも言うべき神回に、多くのクリエイターが影響を受ける。東映を離れてからは映画に場を移して「時をかける少女」以後次々とヒット策を生み出し続けている。
『ハチミツとクローバーII』で初監督。主に小集団での青春物語に定評があり、「あの夏で待ってる」「とある科学の超電磁砲」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と次々にヒットを飛ばす。とくに「あの花」は第62回芸術選奨「メディア芸術」部門文部科学大臣新人賞を受賞し、代表作となった。
フィルム時代の映像表現の頂点を極めた天才演出家。入射光、ハーモニー作画での止め画、画面分割、3回PANリピート、多段影、様々な技法をキャラの心情表現の為に生み出し、それは未だに継承され続けている。特に原作付き作品を多く手がけ、時には原作以上に原作のテーマに踏み込み、原作を超えんとして改変も辞さず、それでもなお原作ファンを納得させてきた。後年は映画やOVA中心だったが、本来はTVシリーズで次回がすぐ見たくなるような引き演出の達人だった。
スケジュール管理と個性の強いスタッフをまとめる事に定評がある。水島努監督作品「SHIROBAKO」での木下誠一の外観のモデルとして知られる。監督デビューは「ジェネレイターガウル」以後「ダイ・ガード」「シャーマンキング」などを制作し「鋼の錬金術師」で平成16年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品などを受賞し脚光を浴びる。「ガンダム00」「楽園追放」などの話題作も産み出した。
ノリの良いコメディー描写で頭角を示し、一方で原作モノでも成功作を手掛ける(失敗もあるが)、近年割りと途切れずに精力的に活躍中。オリジナル分多めながら高評価の「蒼き鋼のアルペジオ」は、原作至上主義中心の風潮の中で快挙。 第19回アニメーション神戸賞において個人賞受賞。
20代なかばで「けいおん!」の監督に抜擢、少女達の日常感を活き生きと描く演出で評価される。特に少女らの脚での芝居に定評。 2011年に第35回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、2014年に第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞。
「エスパー魔美」で演出デビュー早々注目される。誰もが短期終了と思っていた「クレヨンしんちゃん」を本郷みつると共にまさかの長寿シリーズに育て上げ、劇場版でも名作を生み出す。特に「オトナ帝国」「戦国大合戦」の2作は一般層にも話題になり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。PTAから批判の多かった作品を、家族の各世代で楽しめる定番映画に押し上げた。2007年には「河童のクウと夏休み」を製作。宮﨑駿に次ぐ史上二人目の二度の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞達成。
「こどものおもちゃ」でシリアスな鬱展開を、ハイスピードハイテンションな疾走感溢れる演出で突き抜けて注目される。好評により夕方枠で2年間続いた。アイドルグループ少女隊のファンで、メンバーを声優として起用し、「十兵衛ちゃん」ではデビュー曲「Forever」をED曲として再レコーディングさせた。後に芸幅を広げ「フルーツバスケット」や「おじゃる丸」なども手掛ける。
富野、宮崎、出崎をはじめに第一次ブーム時代のアニメと特撮を血肉に育ち、アマチュア時代からメカやエフェクト描写に長けた高度な作画力を武器にプロ参入。実相寺昭雄、市川崑、岡本喜八などの影響も強い。独自色を出すよりもリスペクトする作品へのオマージュ分多めではあるが、効果的な元ネタのセレクトは見事。
大ヒット作品「ガンダムSEED」にて賛否両論を巻き起こしたが、いずれにしても大きな話題を巻き起こした演出家。それ以前にも大人気シリーズ「サイバーフォーミュラ」にて多くのファンを掴んできた。SEED以後はしばらく間が空いたが、「クロスアンジェ」にて開き直ったようなエンターティメントに徹した作風にて健在なところを見せた。
「ラムネ&40」等のあかほり作品、「天地無用!」シリーズと言った90年台の人気作を手掛け、円盤特典としてのオーディオコメンタリーの開祖でもある。「R.O.D」や「かみちゅ!」と言った未だに根強いファンのいる傑作を生み出した。「かみちゅ!」で第9回文化庁メディア芸術祭のアニメ部門優秀賞を受賞、「宇宙ショーへようこそ」でベルリン国際映画祭公式上映作品に選考。最近は各話演出としての参加が多い。
虫プロで「鉄腕アトム」で演出デビュー。実写映画的な絵作りを持ち込み、また他人との差別化のために誰よりも早く絵コンテを仕上げる事を目指し、フリーになり「さすらいのコンテマン」として多種多様な作品に参加。「海のトリトン」にて初監督となり、善悪逆転の最終回で視聴者に大衝撃を与える。サンライズでの初のオリジナル作品「ザンボット3」では、戦闘に巻き込まれる民衆の被害、戦闘の原因と思われ拒絶される主人公、戦争での補給線確保の重要性など、既存のロボットアニメが無視していた要素を盛り込み、遂には敵の人間爆弾作戦にてロボットで戦うだけでは救いようのない物がある事を突き付ける。最終的に善悪は相対的な主観に過ぎないとする終局で、ロボアニメがおもちゃのCMフィルムから脱却する先鞭をつけた。その流れは「ダイターン3」を経て「ガンダム」にてようやく世間に認知される。アニメ史上の最も偉大な功労者の一人であり、混沌するオタク文化の元凶の一人でもある。
業界には珍しい体育会系出身。マッシブな体躯と意外に美声。「赤ずきんチャチャ」で注目され「飛べ!イサミ」で初監督。SFへのこだわりあり、「ナデシコ」「ステルヴィア」「モーレツ宇宙海賊」等宇宙を舞台の傑作を生み出す。主人公が大人達の背を見ながら成長を遂げる物語を好む。自ら描く毛筆で書き文字を多用。
『おジャ魔女」「セーラームーン」(初期)等の東映女児向け作品を演出しつつ、幾原邦彦、宇田鋼之介、五十嵐卓哉ら後進の育成にも寄与した。情感に訴える泣かせの演出に定評がある。フリーになってからは「カレイドスター」「たまゆら」「ARIA」などを手掛ける一方で、劇場版「エヴァ」や「ヤマト2199」等へのゲスト参加も行ってる。
ケレン味と暗喩と耽美に彩られた理屈よりも心象重視の独特な語り口には、古き良き少女漫画的な繊細さと残酷さに満ちており、絶大的な女性人気を持つ演出家。登場人物は身を焦がすほどの愛憎に悩み苦しみながらも、命がけで愛を掴もうと努力する。色々と手法は変えても、超名作・劇場版「セーラームーンR」よりそのテーマは一貫している。また作中の挿入歌には毎回趣向にこだわりを見せ、衝撃的な映像とともに見せ場の一つとなっている。
実写的カメラワークや360度周回アングル、長尺カットなど独特の絵作りで新人演出ながら「クリィミーマミ」で注目され 「モモの二番煎じ」の前評判を覆し、ぴえろ魔女っ子シリーズの立役者の一人となる。監督を務めた事は無いにもかかわらず、ぴえろ魔女っ子といえばまず望月の印象は強い。「ダグオン」や近作「雨色ココア」などで女性向け作品もこなす。
サンライズで演出経験を重ね「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」(イベント公開用のワンピース初アニメ化作品)で初監督。TVシリーズ初監督は「無限のリヴァイアス」。サンライズ伝統の子供達の巨大船逃走モノとは言え、人の悪意を伏せずに辛い描写を避けぬ鬱展開を経ての大団円は視聴者に多くのインパクトを残した。続く「スクライド」では避けて通れぬ男と男のぶつかり合いを熱く語り上げて、谷口作品のブランド的信頼感を確実なものとした。最新作は「純潔のマリア」
劇場版「銀河鉄道999」で松本作品ブームの一翼を担い、その後「幻魔大戦」以降の角川劇場アニメを長期に渡り支え続けた名監督。大友克洋の起用や、ロケハンによるリアルな町並みの背景、早期からのCG導入など、職人を自称する大ベテランながらも新手法の導入に積極的だった。
香港映画とスタートレック信者で知られる、ケレン味と熱量の高い漢の芝居を得意とする演出家。「ダンバイン」のハイパー化描写で頭角を示し「Zガンダム」前半まで富野作品に参加。以後「プロゴルファー猿」にて藤子作品には類を見ないアクション描写で話題を集め、「ミスター味っ子」のリアクション演出の大げささと熱量でグルメアニメの歴史を覆した。横山光輝作品のファンでもあり、OVA「ジャイアントロボ」は横山キャラ多数登場の大長編シリーズとなった。
原恵一に見出されて「エスパー魔美」で監督デビュー、以後「クレヨンしんちゃん」初代監督として原恵一と共に長寿シリーズに育て上げる。名曲「アクション仮面の唄」の作詞担当。またトラブルで干されていた水島努を「クレしん」のスタッフに引き入れ再起させた。「クレしん」劇場版は「ヘンダーランド」までを担当。「クレしん」降板後は「シャーマニックプリンセス」「アウトロースター」「カスミン」「IGPX」「少年突破バシン」「ワールドトリガー」などを制作。
「マクロスプラス」にて監督デビュー。歌+三角関係+可変戦闘機と言うシリーズのスタイルに沿いながらも、他に無いシリアスでハードな作風に根強いファンの評価を得る。次作「カウボーイビバップ」は初TV監督作品ながら国内外に大反響を生み、一気に渡辺信一郎の名を知らしめた。「サムライチャンプルー」も地上波では全話放送されなかったにも関わらずコアなファンを掴んでいる。また音楽に関するこだわりも高く、菅野ようこも「ビバップ」で内外に広く認知された。
「ジェラトリッパー」「トンデケマン」など葦プロにて経験を積み「ミンキーモモ」にて高い評価を得る。特に事実上の最終話である46話の細やかな日常描写から始まり不穏要素を散りばめつつあの悲劇を迎える下りの演出は素晴らしい。その後「ポケットモンスター」の総監督として15年を迎えた長期シリーズを支え続けている。
「笑ゥせぇるすまん」監督など藤子不二雄系作品に多く参加し、高橋良輔に勇者シリーズ最終作を託された演出家。考え得るあらゆる手段を全力で取り組み、決して希望を捨てず、それでも足りないなら勇気を振り絞って乗り越える、まさしく勇者の中の勇者「勇者王ガオガイガー」を生み出し勇気の力強さを見せ付ける。ホラー作品「ベターマン」や「まりんとメラン」など人気作を生む。熱く濃く激しいテイストの演出が持ち味だが、伏線の仕込みも用意周到な麺も有り。OVA「ガオガイガーFINAL」完結後はしばらく他作品への演出参加が主だったが「えん魔くん メ〜ラめら」で久々の監督。昭和臭の強いコメディーを見せる。近作は「食戟のソーマ」。また、歌にも自信があり挿入歌やEDを自ら歌うことも。情感たっぷりのシャウトは演出同様に灼熱の熱さ。
虫プロから創成期のサンライズに移り「ゼロテスター」をはじめに数多くの作品に関わる。ミリタリーに精通し「ボトムズ」にて作品に大きく昇華される。またローラーダッシュ、ターンピック、蛇腹連接剣など様々なギミックを考案し、多くの分野のクリエイター達に取り入られて行った。創作スタイルは自ら率先して作業をするよりも信頼できるスタッフを集め、的確な作業分担と指示により各スタッフが力を発揮できる状況を作り出す事に長けている。
アクションの激しさ勢いとスピード感で知られる、作画出身の演出家。庵野氏に認められ「彼氏彼女の事情」で絵コンテデビュー。話題作「グレンラガン」「キルラキル」の監督で知られる。
「スクイズ」で原作ゲームに負けじと最悪のBAD ENDを生み出し、しかも物語の悲惨さに目をつぶれば間のとり方、小道具の使い方、対決の殺陣、挿入歌の活かし方、見事としか言いようのない演出を見せ、「ヨルムンガンド」でもその手腕を十分に発揮。こんな殺伐とした作風なのかと思えば、実はかなりの多方面なジャンルを手がけてることに驚く。最新作は「うたわれ」「デジモン」共にプレッシャーの掛かる続編作。
万人向けに背を向け、狭い客層が繰り返し視聴するような作品作りを志向する、虚構と現実をテーマに玄人向けな名作を産んできた演出家。羽田闘争などの学生運動を「痛い祭り」として経験し、それが作品にも反映される。「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」で持ちだした「永久に繰り返す学園祭前日」のモチーフは多くの視聴者の心を鷲掴みし絶賛されたが、その一方で原作者からは「自分のうる星ではない」と評される。だが続くオリジナル作品「天使のたまご」は難解さを極め、押井守には原作の枷があるぐらいが丁度良いと評される。宮﨑駿から「ルパン三世」劇場版3作目の監督に推薦されるが「盗むに値するものがなくなり怪盗としての自我を喪失したルパンによる、ルパンが虚構である事を示す物語」が通らず破棄されたが、出来ていればどうだったであろうか。この時没になったモチーフたちは「パトレイバー」や「攻殻機動隊」などで日の目を見る。