今期は「おにまい」と「防振り」曲に人気が集中! 「どの曲がお気に入り?2023冬アニメ主題歌人気投票」結果発表

アニメ2023-03-22 18:27

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アキバ総研が2023年2月23日~3月9日にかけて開催した、公式投票企画「どの曲がお気に入り?2023冬アニメ主題歌人気投票」の投票が締め切られた。気になるベスト10をご紹介しよう。

2023年冬クールアニメの放送・配信も終盤戦に突入! ますます盛り上がる冬クールを彩るアニメソングの頂上決戦、「2023冬アニメ主題歌人気投票」結果を振り返ってみよう。なお、今回よりOP、EDをまとめての投票となっている。


1位 えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」(お兄ちゃんはおしまい! OP) 320票
2位 純情のアフィリア「この盾に、隠れます。」(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2 OP) 254票
3位 Muvidat「群青」(最後の召喚師 -The Last Summoner- 日本語吹替版 ED) 206票
4位 鈴木みのり「ミュージカル」(シュガーアップル・フェアリーテイル OP) 202票
5位 オーキド博士(CV.石塚運昇)とポケモンキッズ「ひゃくごじゅういち」(ポケットモンスター めざせポケモンマスター ED) 201票
6位 ARCANA PROJECT「恋衣」(もののがたり OP) 192票
7位 ONIMAI SISTERS(高野麻里佳・石原夏織・金元寿子・津田美波)「ひめごと*クライシスターズ」(お兄ちゃんはおしまい! ED) 105票
7位 レトベア「ダウンタイマー」(REVENGER OP) 105票
9位 FRAM「Step for Joy」(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2 ED) 91票
10位 UniteUp!「Unite up!」(UniteUp! OP) 89票


今回よりOP、EDあわせての投票となったアニソン人気投票企画。これまで以上に人気曲が入り乱れる、賑やかな結果となった。

そんな中で注目したいのが、「お兄ちゃんはおしまい!」と「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」の2作品だ。OP、EDともにトップ10入りを果たしたということで、2023年冬クールを代表するアニメソングが両作品の主題歌と言えるのではないだろうか。まずは両作品の楽曲から紹介しよう。

1位 えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」(お兄ちゃんはおしまい! OP)


中でも1位を飾った「お兄ちゃんはおしまい!」OPの「アイデン貞貞メルトダウン」は、中毒性、電波度など、「これぞ深夜アニメの主題歌!」と言うべきインパクトのある楽曲となっており、アニメ放送と共に大きな話題を呼んだ一曲だ。
歌うのは、人気コスプレイヤー・えなこさんと、ネットを中心に活動するマルチエンターテナー・P丸様。さん。えなこさんについては、2012年~2013年に活動していたアイドルユニット「パナシェ!」以来の歌唱ということで、ファン感涙といったところだろう。オタクカルチャーから飛び出してきた2人の、ノリノリな歌は2023年最初のキラーチューンとなった。


7位 ONIMAI SISTERS(高野麻里佳・石原夏織・金元寿子・津田美波)「ひめごと*クライシスターズ」(お兄ちゃんはおしまい! ED)


出演声優によるEDテーマ「ひめごと*クライシスターズ」も7位にランクイン。これは楽曲の楽しさ、華やかさもさることながら、超ヌルヌル動く映像のインパクトも大きかったのではないだろうか。
エンディングの作画スタッフのクレジットが公開されていないのが残念だが、絵のタッチから、なんとなくOPと同じく渡辺明夫さんが作画監督をされているのではないかな~と邪推するのだが、真相やいかに!?


2位 純情のアフィリア「この盾に、隠れます。」(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2 OP)


いっぽうの「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」は、純情のアフィリアが歌うOP「この盾に、隠れます。」が2位に。作詞・作曲は志倉千代丸さん! 彼らしい、とにかく聴いてて心地いい、高揚感とポップさを持った直球アニメソングとなっている。
アイドルソングとして成立させつつ、しっかりアニメの世界観やワードを盛り込んでくるあたり職人技である。これもまた「アイデン貞貞メルトダウン」と同じく、もはや伝統的と言ってもいい深夜アニメの主題歌らしさに満ちている。


■9位 FRAM「Step for Joy」(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2 ED)


EDテーマ「Step for Joy」は9位にランクイン。歌うのは、アニソンを歌いたいという一心でデビューを果たしたシンガーソングライター・FRAM(フラン)さん。透明感あふれる歌声と爽やかな楽曲がアニメの締めを彩っている。
個人的にヒロインが走る映像のEDテーマは、もれなく名曲だと思っているのだが、この曲の映像もヒロイン・メイプルが一生懸命ダッシュしている。いい曲に、鉄板の映像の組み合わせは最強である。


このように、2作品の勢いが感じられる結果となったが、そのほかの楽曲も名曲ぞろいだ。

3位 Muvidat「群青」(最後の召喚師 -The Last Summoner- 日本語吹替版 ED)


3位は「最後の召喚師 -The Last Summoner- 日本語吹替版」EDテーマ「群青」。音楽ユニット・Muvidatによるガールズバンドナンバーである。このMuvidat、ガレージロックなサウンド作りがどこか懐かしくもあり、余裕たっぷりなパフォーマンスからはタダモノではないオーラが半端なく漂っているのだが、それもそのはず。Muvidatは、現在活動休止中のロックバンド「SHAKALABBITS」のUquiさんとMAHさんによる新プロジェクトなのだ。一度聴けばハッとさせられる楽曲のパワーは、さすがベテランといったところである。



4位 鈴木みのり「ミュージカル」(シュガーアップル・フェアリーテイル OP)


4位は鈴木みのりさんの歌う「シュガーアップル・フェアリーテイル」OP「ミュージカル」だ。3拍子のリズムやストリングスやホーンをふんだんに使ったトラックからしてすでに高級感があふれているが、そこにタイトル通りミュージカルのように歌い上げる鈴木さんの上品な歌声が楽曲の魅力をさらに倍増。アニメの世界観を表現するものがOPテーマだとするなら、これ以上ないくらい完成度の高い一曲となっている。


5位 オーキド博士(CV.石塚運昇)とポケモンキッズ「ひゃくごじゅういち」(ポケットモンスター めざせポケモンマスター ED)

5位は、25年の大冒険に幕を下ろす「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」EDテーマ「ひゃくごじゅういち」。この曲、アニメ「ポケットモンスター」の初代EDテーマであり、長い歴史の締めくくりを最初のEDテーマが飾るというのは非常に泣かせる演出である。
歌っているのは、2018年に他界した初代オーキド博士役の石塚運昇さん。亡き人を偲び、幼い頃の思い出に浸り……と楽しい歌なのに、じんわりと涙が浮かんでくるのは筆者だけではないだろう。



6位 ARCANA PROJECT「恋衣」(もののがたり OP)


6位はARCANA PROJECTによる「もののがたり」OPテーマ「恋衣」。ディアステージの実力派5人による力強い歌声と、楽曲の疾走感がマッチ。作品の顔にふさわしい仕上がりとなっている。

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7位 レトベア「ダウンタイマー」(REVENGER OP) 


「ひめごと*クライシスターズ」と同票数で7位に、「REVENGER」のOP「ダウンタイマー」がランクイン。人気ボカロP・かいりきベアさんと、匿名ボーカリストによる匿名性音楽ユニットであるレトベアが歌唱。ボーカリストの正体は明かされてはいないが、変則的なメロディを歌い上げ、最後にはパワフルなはシャウトまで聴かせてくれる。文句なしにかっこいい!



10位 UniteUp!「Unite up!」(UniteUp! OP)


10位は「Unite up!」OPテーマの「Unite up!」。歌うのは同名の多次元アイドルプロジェクトだ。ダンサブルな一曲となっており、ぜひライブ会場などで聴いて一緒に踊りたい!


全体的に王道のアニメソング、安定感のある楽曲が人気を集めたように思う今回の投票結果である。
11位以下の結果については、リンク先からご確認いただきたい。

なお、DJ・ミュージシャンの出口博之さんと、お笑い芸人にしてアニソンDJの鮫島一六三(BANBANBAN)さんが、各シーズンのアニソンを語りまくる新連載「しゃべる!アニソン」もスタートした。
あわせてこちらもご一読いただきたい!

 

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