【Netflix Festival Japan 2021特集】Netflixでは監督もやってみたい! 創作意欲がほとばしる津田健次郎さんの魅力を堪能できた、第3部「ツダケン タイム」レポート

アニメ2021-11-10 11:10

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「Netflix Festival Japan 2021」<アニメDay>が、2021年11月9日に開催された。

 

「Netflix Festival Japan 2021」は、毎年開催されているNetflixの新作発表会で、今年は11月9日、10日の2日間にわたって開催。9日に<アニメDay>と称して、今秋以降公開予定のアニメ作品が、10日に<ライブアクションDay>と称して、同じく今秋以降公開予定の実写映画、ドラマ作品が発表された。

今回は、Netflixアニメ スペシャル対談企画および、声優・津田健次郎さんを大フィーチャーした「ツダケン タイム」ステージが行われた第3部の模様をレポートする。

 

 

まずはNetflixアニメ スペシャル対談企画「次世代の才能発掘の最先端」から第3部はスタート。

ここではNetflixアニメ・プロデューサーの小原康介さんをMCに、集英社少年ジャンプ+編集長・細野修平さん、WIT STUDIO代表取締役社長・和田丈嗣さんが登場。

Netflixを通じて、世界に日本のコンテンツを以下に発信していくか。そして、その才能をいかに発掘していくか、という取り組みについて語られた。

 

第3部後半は、「極主夫道」「スーパークルックス」などNetflixオリジナルアニメで主演を務めるほか、数多くの配信作品に出演し、今やNetflixに欠かせない存在となった声優の津田健次郎さんをフィーチャーした「ツダケン タイム」ステージが行われた。

 

 

 


ステージ上の巨大なスクリーンが割れて、逆光とスモークの中から颯爽と津田健次郎さんは登場すると、さっそく「ツダケンPV」が公開される。この映像は、津田さんがNetflixで演じたキャラクターを集めたスペシャル映像だ。

 

この映像を見た津田さんは「濃いキャラが多いので嬉しいですね」と、ニッコリ。

 

 

そして、ここで2022年配信予定の「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」の主人公・ルシウスを津田さんが担当することが発表された。

古代ローマの浴場設計者ルシウスは、毎回ほぼ裸で登場する濃い顔つきの男だ。「これまた濃い役」と新たなキャラクターについて、嬉しそうに語る津田さんが印象的だった。

なお本作は、原作コミックをベースに、原作者・ヤマサキマリさんによる新たな書きおろしエピソードも描かれるそうだ。

 

 

そして「スーパークルックス」は、2021年11月25日に全世界独占配信が予定されている。津田さん演じる主人公ジョニーは、「極主夫道」の龍と同じくアウトローなキャラクターだ。「アウトロー声なんです」と津田さんはコメントし、会場の笑いを誘った。

 

トーク中盤では、自身が演じる「極主夫道」龍、「スーパークルックス」ジョニー、そして「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」ルシウスの魅力を、津田さんが改めて語った。

 

龍については、「家事に関して一生懸命生きている男で、そこが空まわるのがキュート。もともとはすごく強面で、最強の男なんですけど、やさしいんですよね。そのギャップがいいキャラだと思います。演じててほっこりしますし、『バカだな~』と思いながらも楽しい収録でしたね。海外の方からのリアクションが本当に多くて、畳や日本の家事みたいなものの面白さが伝わっているのが新鮮で嬉しいです。日本代表の主夫ですね」とコメント。

 

「スーパークルックス」のジョニーについては、まだ配信前ということで細かいエピソードは語ることができないながらも、「余裕な感じがあるんですが、けっこうポンコツなところもある。ジョニーもギャップがあるのでそこがいいですね。作品自体、ポップな部分があるし、ダメダメな奴らもたくさん出てくるので、コメディとシリアスのギャップを楽しんでもらえると」と語る。

 

 

そして「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」のルシウスについては、「ルシウスは真面目。その面白さがある。きちっとしている人なので、(演じる時も)きちっとしないと」と、演じるうえでの心構えについて語った。

また、本作では古代ラテン語にも挑戦したという津田さん。きちんと監修担当のスタッフを入れて、リアルな演技に挑戦したことが明かされた。

 

この後、上記3タイトルのほか、津田さんが出演したNetflixオリジナル作品を振り返ることに。

「DEVILMAN crybaby」、「HERO MASK」、「バキ」シリーズ、「ケンガンアシュラ」、「攻殻機動隊 SAC_2045」、「ULTRAMAN」、「RESLEEVED」、「ブライトサムライソウル」「7SEEDS」など、そうそうたるタイトルが並ぶ中、特に印象的な作品を振り返る津田さん。

 

初Netflixアニメ作品となった「DEVILMAN crybaby」では、カメラマン・長崎光司役で出演した津田さん。「最高に現場が盛り上がって楽しかった。まずは演技をお任せいただいたので、最初は濃い目に演技しようとしたら、そのまま通ってしまった」とアクの強い演技が生まれた経緯が明かされたほか、「ULTRAMAN」では「シェイクスピア劇を演じるような、スケールの大きな演技をさせてもらった」といった具合に、ここでしか聞けない各作品の思い出が語られた。

 

 

「津田さんの要望をネトフリが全力でかなえてくれるとしたら?」という質問については、「最近は作品を作ることもさせてもらっているので、実写作品とかアニメ作品を監督させていただきたいな」「企画からご一緒させていただきたい」と、クリエイターとして作品に携わりたいという思いが語られた。

近年は、挑戦的な作品、意欲的な作品が続々と発表されているNetflixだけに、可能性はないわけではない!? 今後の展開に注目したいところだ。

 

ステージ終盤は、ツイッターに寄せられた全世界の津田健次郎ファンからの質問コーナーに突入。

津田さんは、毎週月曜日にツイッターに「今週も頑張っちゃう?」と投稿するのがお決まりとなっているということで、それを生で言ってほしいというお願いが寄せられた。

これを照れつつ実行してくれる津田さん。かっこいいだけでなく、かわいい一面も見せてくれた。

 
また、「極主夫道」の龍、「スーパークルックス」のジョニーの印象的なセリフを生披露するという嬉しいサービスも。
面白いのが、キャラクターによって身のこなしが異なる点だ。
元極道の龍は、表情も身のこなしも臨戦態勢!といったイメージ(ただし、セリフは「わがまま言う子にはもうゲーム買わへんで!」というお茶目なもの)。ジョニーはいかにも優男っぽい、セクシーな雰囲気をまとっているのには驚かされた。
さすが舞台、実写作品でも活躍する津田さんといったところか。

 

 

最後に、「若い頃の自分にメッセージを送るなら?」と尋ねられた津田さんは、「ものすごく素敵な作品、キャラクター、スタッフ、視聴者の皆さんに出会えるから。いい時間がいっぱい待ってるよ」とコメント。今が非常に充実していることがうかがえるコメントで、ステージは終幕となった。

 

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