6月に再販決定！ ハイディテールな食玩プラキット「ガンダムアーティファクト」を、高級感あふれるディスプレイモデルにアレンジしてみた！【食玩道　第１8回　】

「これ、本当に食玩なの！？」　思わずそう叫んでしまいそうになるのが、新しく始まったこの「ガンダムアーティファクト」シリーズ。無彩色かつポーズ固定（一部パーツは可動）のキットを並べて楽しむ、コレクション性重視のコンセプトで、全高約55mmと手のひらに乗るミニサイズながら、パーツやモールドの繊細さは本家ガンプラにも劣らないレベルで作り込まれています。アーティファクト（工藝）と銘打つのも納得のクオリティですね。

箱には機体名が記載されているので好きな機体を選んで製作可能ですが、通常カラーのペールオレンジ、レアカラーのクリアレッドのどちらが入っているかはわかりません。また、パーツはかなり細かいので、製作する際にはうっかりパーツを飛ばしてしまったり、向きを間違えて組んだりしないように注意が必要です（ちょっとやってしまいました……）。精密ニッパーとピンセットは必須で、デザインナイフやヤスリも適宜使用するといいでしょう。

ラインアップ紹介

第1弾のラインアップは、想定外のシブいチョイス！ ちなみに、どの機体も従来のデザインを少しアレンジしてあるので、ぜひ細部までチェックしてみてください。

【RMS-099 リック・ディアス】

シンプルながらも精悍なスタイルが魅力のリック・ディアス。クレイバズーカはもちろん、背中のビームピストルもかっこいいです！

【MSA-0011 [Ext]  Ex-sガンダム】

スタイリッシュなデザインが魅力的なEx-Sガンダム。複雑な形状のプロペラントタンクやノズル部分もしっかり再現されています。

【RX-93-ν2  Hi-ν ガンダム】

本機はデザインや設定が統一されていないですが、独自の解釈でうまくまとめてあります。顔もシャープでかっこいいですし、腹部のvマークもきれいにモールドされています。

【MSN-04Ⅱ　ナイチンゲール】

圧倒的なフォルムと力強さに注目しがちですが、細部の作り込みもすごいです！ 特にファンネル部分やシールド裏などにはこだわりを感じます。

【RX-160S  バイアラン・カスタム】

本家バイアランとはまた違ったかっこよさを持つ本機。上半身がゴツいので一見アンバランスに見えますが、軸がしっかりしているので腕を動かしても倒れたりしません。因みに写真はレアのクリアレッドで、ペールオレンジと違った雰囲気を醸し出してます。

【工芸品っぽくリペイントしてみる！】

無彩色ペールオレンジの機体を眺めていると、何だか往年のレジンキットのように見えたり、木彫りのフィギュアに見えてしまったり……。というわけで、今回は工芸品っぽいリペイントをして遊んでみました！

本キットはABS製なので、ラッカー塗料や通常のサーフェイサーを吹き付けると破損する可能性があります。なので、下地として最近クレオスから発売されたばかりの水性サーフェイサー（ホワイト）を吹き付けてみました。これはこれでかっこいいかも？

タミヤアクリルの青や緑を調色して吹き付け、茶色でスポンジチッピングを施してブロンズ像風に塗装してみました！ ヒスイを使った彫刻にも見えますね。

リック・ディアスは、トロフィーのような銀色で。タミヤアクリルのクロームシルバーをベタ塗りしただけですが、ホワイトメタルで鋳造されたフィギュアのように見えますね。ちなみに、スミ入れは工芸品らしさを出すためにしていません（する場合は、エナメル塗料や溶剤がABS素材のパーツを破損させる可能性があるので、必ずランナー部分で試してからにしましょう）。

試しに市販のフィギュア用ベースやウッドブロックに乗せてみたのですが、かなりそれっぽくなりました！ 通常のガンプラでこういう塗装をするのは少しためらってしまいますが、ミニサイズなら気軽に挑戦できるので金ピカにしてみたり、ガンメタル塗装で重厚感を出してみたり、いろいろ試すと面白いかも。もちろん、本格的に塗り込んで設定に沿ったカラーリングにしてみるのもカッコイイと思います！

さて、いかがでしたでしょうか？ この第1弾は好評につき、6月に再販も決定しており、買い逃してしまった方はぜひその機会に試してみてください。そして、第2弾ではどんな機体が登場するのか楽しみですよね。それでは、またお会いしましょう！

【商品情報】

■ガンダムアーティファクト

・メーカー希望小売価格: 450円（税別）

・発売中

●フィギュア1体（全5種）

1．リック・ディアス

2．Ex-Sガンダム

3．Hi-νガンダム

4．ナイチンゲール

5．バイアラン・カスタム

●チューインガム1個

※店頭での商品のお取り扱い開始日は、店舗によって異なる場合がございます。

※画像は実際の商品とは多少異なる場合がございます。

＜Kariyasu☆（カリヤス）＞

オタク、ホビー系ライター。模型、アニメ、声優、アイドル、音楽などさまざまなジャンルを探究中で、プラモデルや食玩の作例を担当。ブロンズ像風の塗装をしていて、「運び屋リ・ガズィ」に出てきたサイコⅡ観音を思い出してしまいました。

Twitterアカウント：https://twitter.com/kariyasu_mokei