人気デジモンのプラキットを製作! 「Figure-rise Standard Amplifiedオメガモン」を作ってみよう!!【YU-GOのキャラクターモデリングLABO 第4回】

ホビー2021-02-02 10:00

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

「YU-GOのキャラクターモデリングLABO」 第4回はバンダイスピリッツ「Figure-rise Standard Amplifiedオメガモン」です!! 

劇場版「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」で初登場した時のインパクトは、映画公開から20年経った今でも強烈に印象に残っている方も多いのではないでしょうか。世界中の子供たちの願いから生まれた究極体の圧倒的な強さは神々しくもあり、やさしさをも感じます。

 

組み立てやすく、カッコいい傑作キット!

ボックスアートはガルルキャノン発射の瞬間をイメージ。躍動感あるポーズもカッコイイ!!  それでは箱を開けてみましょう。

 

箱の中身はこの通り。カラフルなパーツ構成でクリアパーツも入っています。白いパーツはグロスインジェクションで成型されていて、見た目もきれいですね。

 

さっそく組んでみました。「原作リスペクトのもと、キャラクターの魅力を“増幅”させたAMPLIFIEDシリーズ」ということで、立体的に見てもかなりカッコよくアレンジされています。

 

可動範囲も広く、初登場時のポーズも可能!!

 

モールドも細かく入っており、胸の部分の色分けも別パーツで再現‼ 左肩ブレイブシールドの赤いクリアパーツの下には、「勇気の紋章」をイメージしたようなモールドが刻まれています。

 

全体的にプロポーションもよく、組み立てもスムーズにできるので、素組みでも十分に楽しめますが、今回はポイントを押さえて、手を加えてみようと思います。  

 

部分的な加工でさらにカッコよく、美しく!

まずは胸部の基部パーツのスリット部分をいったん削り落とし、エバーグリーンのプラシートを加工して接着します。

 

 
右腕のガルルキャノンの耳の部分は、目立つ個所なのでプラ板でふさいでおきます。

 
ガルルキャノン砲身は加工して、百均のライトを組み込んでみました。 

  

足の爪やヒザのパーツも鋭角化していきます。

 

各個所に「魅せ場」をつくることでカッコよさが決まります。

 

今回、延長や鋭角化に使用したマテリアルは「アルテコ CA-07 [強力瞬間接着剤 高切削性・中粘度]」。これに「クレオスMr.瞬間接着パテ(SSP)」の粉を混ぜて使用しています。食い付きがよく、切削性もバッチリなのでオススメです!!

 

アレンジされたデザインのマントもよいのですが、やはり初登場時のイメージが強かったので思い切ってフルスクラッチしてみました。

素材は「アートクレイ ファンドソフト」を使用。動きのある造形にアレンジしています。

マントをつくったらコレも!!……ということで、「八神太一」と「石田ヤマト」もつくってしまいました。エポキシパテで彫塑しています。

 

今回の塗装は神々しいイメージを演出するため、全体を「GSIクレオス Mr.クリスタルカラーサファイアブルー」でコーティング。腕部はキャンディー塗装にこだわりたかったので、ツヤツヤのグロスブラックで塗装後に「SHOW UP カスタムカラーシリーズ ベースカラー コスミックシルバー」をエアブラシで吹いてから、「ディヴァキャンディーハニーオレンジ」と「ディヴァキャンディーエストニアンブルー」を塗装。イメージ通りのカラーリングになってくれました。

 

 

完成!! グロスインジェクションを生かすため全体にパールコートをしていますが、基本的にはサフレス塗装です。

 

バストショットです。フェイス部分を少し加工。それに合わせて首も少しだけ延長しています。角パーツも加工しているのでシャープな印象となりました。中心にあるクリスタル部分もクリアパーツに変更したのでキレイに光ります。 

 

バックショット。こちらもパールコーティングのあとにスミ流し。黒系にするとうるさ過ぎるのと、劇中のイメージに近づけたかったので、「GSIクレオス Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット」を使用しました。

 

可動範囲が広いので。派手なアクションポーズもバッチリ決まります。

 

細部の塗り分けをしっかりと行うことで、引き締まった仕上がりになります。 左腕(ウォーグレイモン)は角の部位ごとにシルバーの質感を変えてみたり、生物感を感じさせるキャンディー塗装を施してみました。

 

右腕(メタルガルルモン)の口の中も、流用パーツでディテールアップ。細かいところを作り込むのも模型製作の楽しみのひとつだったりします。

 


ひるがえしたマントはやはり映えます!! (加工には手間がかかりますが……)

 

ガルルキャノン発射!! やはりここは光らせたいポイントです。「マルチカラーLEDライト」を使用しているので、いろいろなカラーで光ります!! 

 

今回の作例の目玉!! 太一とヤマト♡ 「選ばれし子供たち」は絶対に外せないので、ここはどうしてもやってみたかったところだったりします。

 

いかがでしょうか?

現在、絶賛放送中の「デジモンアドベンチャー:」でも序盤から登場しており、時代を超えて高い人気を誇るオメガモンですが、劇場公開当時は20年経って作例を担当するとは思ってもいませんでした。 

 

 

デジモンにはいろいろと思い入れもあるだけに、アレもやりたい!! コレもやりたい!!と詰め込んだら、かなりの濃い作例記事になってしまいました。読者の皆さんにも楽しんでいただけたら幸いです。  

 

では、次回の作例でまたお逢いしましょう!!

 

BGM: "Butter-Fly" 和田光司 "作品No.2「春」イ長調 〜ぼくらのウォーゲーム!〜" AiM 

 

【商品情報】

■Figure-rise Standard Amplifiedオメガモン

・価格:4,400円(税込)

・発売中

・対象年齢:15歳以上

 

<付属品>

・ガルルキャノン×1

・グレイソード×1

・アクションベース用接合パーツ×1

 

<商品内容>

・成形品×11

・ホイルシール×1

・取扱説明書×1

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。

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