人気アニメ作品の第2期・続編が上位を独占! そして邪教徒パワーが大炸裂! 「観たい2020春アニメ人気投票」結果発表!

アニメ2020-03-26 16:15

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2020年3月5日~3月19日の期間で開催された、アキバ総研公式投票企画「来期は何を観る!? 観たい2020春アニメ人気投票」。その投票結果を発表しよう。

以下、投票数の多かった順にベスト10作品となる。
(総投票数:2423票)

1位:邪神ちゃんドロップキック'(1431票)
2位:八男って、それはないでしょう!(125票)
3位:LISTENERS リスナーズ(115票)
4位:本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第2部)(89票)
5位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(84票)
6位:ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2ndクール(69票)
7位:Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)(68票)
7位:かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~(68票)
9位:かくしごと(44票)
10位:フルーツバスケット 2nd season(33票)


上記の結果を見てもおわかりかと思うが、本投票においてぶっちぎりのダントツNo.1人気となったのは、「邪神ちゃんドロップキック'」ということになった。本作は、2018年7月より放映された「邪神ちゃんドロップキック」の第2期となる作品。第1期は、放映開始当初はそれほど注目度が高くなかったものの、放映中にじわじわとその面白さが広まり、最終回を迎える頃には、一種の社会現象的に盛り上がっていたという異色の作品だ。放映終了後のイベントなどでも、「邪神徒」と呼ばれる熱狂的なファンによって盛り上がりが衰えず、TVアニメ第2期制作にあたっては、制作費をクラウドファンディングで募集したところ、あっという間に目標額に達したというエピソードを持つ。それだけ熱心なファンが後押しする作品だけに、今回の投票でも多くの邪神徒の組織票が集まったものと思われるが、何しろ本作だけ投票数が4ケタ突破という、破壊的な威力を見せつけた形となった。


この「邪神ちゃん」はまさにケタ外れと言っていい結果になったが、2位以下は100票前後の票数を集めた作品が多く集まり、団子レースとなった。そんな中で頭ひとつ抜けだし、2位となったのは、「八男って、それはないでしょう!」だ。本作は、Web小説投稿サイト「小説家になろう」で3億5,000万回以上読まれたという人気Web小説を原作とする、いわゆる「なろう系」作品のひとつ。異世界転生という、こちらもすでにありふれたテーマではあるが、何しろ貧乏貴族の八男という、まったく期待されない境遇に転生してしまったおかげで、頭を使いながら成功を収めていくという、ある種のわらしべ長者的なストーリーに期待が集まる。


この「八男」にわずか10票差で3位になったのは、「LISTENERS リスナーズ」だ。こちらは、最近珍しくなった完全新作アニメで、「カゲロウプロジェクト」のクリエイター・じんさんと、「交響詩篇エウレカセブン」の脚本家・佐藤大さんがタッグを組んだオリジナル作品。近未来SF的な世界観で展開される音楽ロードムービー的な作品ということしか明らかになっていないが、現在発表されているスタッフ・キャスト陣を見るだけでもそうそうたるメンバーであり、久々のオリジナル新作として期待の作品と言えるだろう。


以上がベスト3作品ということになるが、4位以下の作品に関しては、人気作品の続編が多く選出された。9位の「かくしごと」を除いては、すべての作品が2期(あるいは続編)という形で(1位の「邪神ちゃん」も入れれば、ベスト10中7作品が続編)、今春の新作アニメでは続編作品が多いということに、改めて感づかされる結果となった。人気作品の続編は、ある程度評価が定着しているので、期待度としては高めに出る傾向があるが、それにしても、今期は続編人気が非常に高いシーズンになったと言えるだろう。


というのも、今期の続編作品は、単に続編というだけでなく、完結編となる作品も多いためだろう。5位「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」、6位「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2ndクール」の2作品に関しては、少なくとも今作での完結が発表されており、ファンならずとも注目が集まる。特に「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」については、前作「続」が2015年放映ということで、すでに5年が経過しており、久々に見られる「俺ガイル」作品として注目度が高い。


また、1作目が驚異的な人気を集めた、同率7位の「Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)」「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」にも要注目だ。「Re:ゼロ」は2016年放映で4年ぶりの新作となるが、この間、キャラクターグッズなどの販売も好調で、いまだに人気は続いている。また、「かぐや様」は約1年ぶりの続編だが、その間に実写映画が公開されるなど、その人気は衰えることを知らない。さらに、比較的最近の作品となる、4位「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」や、10位「フルーツバスケット」の2期作品も、やはり注目作としてチェックしておきたい。


こうした中で異色なのが、9位に入った「かくしごと」であるが、こちらは「月刊少年マガジン」にて連載中のコミックが原作。漫画家の父と一人娘という2人家族における「かくしごと」がそこはかとないおかしさを誘う日常系コメディ作品だ。続編の多い今シーズンの中では、貴重な存在として、こちらも注目しておきたい。


なお、11位以下の作品については、下記のページをチェックしていただきたい。

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