社長もスリーパーホールドでアニメ事業発展を祈念! 人気声優陣も登壇のBS日テレ「アニメにむちゅ~」編成発表会見レポート

アニメ2019-12-18 17:40

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BS日テレのアニメ放送枠「アニメにむちゅ~」の編成発表会見が、2019年12月17日、日本テレビタワーにて開催された。

今年10月、23時以降のタイムテーブルについて開局以来の大改編を行い、アニメ放送枠「アニメにむちゅ~」を新設したBS日テレが、2020年1月期の新作アニメ情報を発信する編成発表会見を開催した。

今回の会見では、入社3年目の、アニメ大好きアナウンサー・伊藤遼さん(日本テレビ)の司会のもと、2020年1月期から新作アニメ7作品の放送をスタートすることが発表された。

 

まず登壇したのは、株式会社BS日本 代表取締役社長の中山良夫氏。「若者の放送離れが叫ばれる中、若者をBS枠に呼び込む」べく、アニメ枠の充実を図るとコメント。さらに「(番組を)充実させて、アニメ文化に貢献したい」とアニメ枠の充実に寄せる思いを語った。

今後の展開として、現在23作品(うち新作アニメは4作)を放送中の同枠にて、2020年1月期から新作アニメ7作品を放送するほか、「LINEマンガ」との取り組みを発表。誰でもオリジナル作品を投稿・閲覧できるプラットホーム「LINEマンガ インディーズ」内のマンガ家志望者向けのデビュープログラム「フロンティアデビュープログラム」にてトライアル連載中の作品「困ったじいさん」(作:大江しんいちろう)を、2020年4月よりアニメ化するという。

 

続いて登壇した同社取締役編成局長の松岡至氏は、「アニメを観るならBS日テレという印象を付けていきたい」と意気込みを語る。

 

この言葉を受けて、編成局編成部長の山田和輝氏が登壇。「ソマリと森の神様」「虚構推理」「ケンガンアシュラ」「BanG Dream! 3rd Season」「number24」「まるまるマヌル」、そして先日情報が解禁となった「はてなイリュージョン」といった2020年1月期スタートの新作アニメが紹介された。

 

 

ここからは「ソマリと森の神様」シズノ役・七海ひろきさん、「虚構推理」岩永琴子役・鬼頭明里さん、「ケンガンアシュラ」十鬼蛇王馬役・鈴木達央さん、「BanG Dream! 3rd Season」 戸山香澄役・愛美さんらキャスト陣と、応援ゲストとして、女子プロレス専門番組「We are STARDOM!!」より女子プロレスラー・木村花さんが登場。

各タイトルの魅力やアフレコ時のエピソードが、登壇者より語られた。

 

「ケンガンアシュラ」十鬼蛇王馬役の鈴木さんは、アフレコ時のエピソードを紹介。実際の格闘技に関わっている方の動きを見ながらアフレコに臨んだだけでなく、実際に技をかけられたり、実際に技を出す時の声の出し方などを指導されたりながら収録したという。

そのいっぽうで、実際の格闘技にはないフィクションとしてどう見せていくかをかけあわせた「ハイブリッドな作品」であり、「声で殴りあった作品」だと語った。

 

また、2019年3月に宝塚歌劇団を退団し、「ソマリと森の神様」シズノ役で初の声優業に臨んだ七海さんは、「右も左もわからない中、共演者の皆さんに助けてくださって臨んだ現場でした」「声だけのお仕事はこんなにも難しくて、突き詰めていく甲斐がある実感を得ました」とコメント。

鈴木達央さんも、「ソマリ」ではヤバシラ役として七海さんと共演。お互いに席が隣だったこともあり、鈴木さんは七海さんにいろいろとアドバイスをしていたという。アフレコ当時のことを「すごく心強かったです」と振り返る七海さんであった。

 

「BanG Dream! 3rd Season」戸山香澄役の愛美さんは、「たくさんのガールズバンドが夢の舞台に向かっていく作品になる」と紹介。また今回で3シーズン目ということで、共演者やバンドメンバーとの仲は深まっているか?という質問に対しては「最初からPoppin’ Party(劇中では戸山香澄が所属し、実際に愛美さんらキャスト陣がライブ活動も展開しているガールズバンド)は仲がいいんですけど、もはや家族のような関係性で、きれいなところだけじゃなくて人間らしいところも全部見せあえる関係になってきています」とコメントした。

気になるオープニング主題歌については「これまでにないシリアスな曲調なので、それを元気な香澄としてどう表現するか」が大変だったという。

 

そして、「虚構推理」岩永琴子役・鬼頭明里さんは、本作が「全く新しいミステリー」であり、「会話が面白い」とアピール。さらに本作のキーワードは「虚構の推理」である。最初は鬼頭さんもその概念がよくわからなかったそうだが、脚本を読んでいくうちに「なるほど」と納得。そこが面白いポイントだと語った。

またとにかく琴子は、かつてないほどしゃべり続けるキャラクターだったとのことで、口が疲れてまわらなくなるほどだったという。しかし、恋人の九郎役の宮野真守さんからアドバイスを受けつつ収録を乗り切ったという。

 

 

そして最後に中山良夫氏がBS日テレのアニメ事業の発展を祈念して、木村花さんにスリーパーホールドを極められるというサプライズが発生! 社長みずから体を張ったパフォーマンスに、会見は大きな盛り上がりに包まれ閉会となった。

 
なお「アニメにむちゅ~」枠の放送タイトルの詳細などについては、公式サイトでご確認いただきたい。

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