「アイカツフレンズ！」「けもフレ」「プリ☆チャン」の人気キャストが夢の共演！ 「アニメJAM2018」昼の部レポート

今年の「アニメJAM」は、「アイカツフレンズ！」「けものフレンズ」「キラッとプリ☆チャン」に出演するキャストのほか、i☆Ris、Wake Up,Girls!、わーすた、ZAQさん、松本梨香さんといった豪華アーティストも登場！

クリスマスムードで盛り上がるお隣の夢の国にも負けないくらい、大きな盛り上がりに包まれた。

今回は昼の部の模様をレポートしよう！

強烈な個性がぶつかり合うクイズ大会！

開演時間も間近に迫る中、「アイカツフレンズ！」の友希あいね（cv:松永あかね）、「キラッとプリ☆チャン」の桃山みらい（cv:林鼓子）、「けものフレンズ」のサーバル（cv:尾崎由香）の3人による前説がスタート。作品の枠を超えた夢のクロスオーバーに、早くも会場のテンションは急上昇！

この熱気を受けて、いよいよ「アニメJAM2018」の幕が上がった。まずは、「アイカツフレンズ！」「けものフレンズ」「キラッとプリ☆チャン」キャスト陣によるクリスマスソングメドレーからスタート。

「メリークリスマス！」の声に続いて、キャストが続々と登場。サンタ帽やイメージカラーをあしらった衣装など、華やかな装いのキャストが軽快なリズムに乗せて歌を披露すると、自然と会場からも手拍子があがる。早くもパーティームード満点だ。

華々しいオープニングが終わると、次いでお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也さん、平井善之さんが登場！ ここからはお2人の司会進行で、3タイトル合同企画「アニメJAM恒例！ チーム対抗一般常識クイズ」が行われた。

この企画は、チーム戦によるプレゼント争奪戦。出題されるクイズに対して、各チームがどんな答えを出すかが重要であり、正しくなくても「面白い答え」ならOKとのこと（ここで「正解はひとつだけじゃない！」というアメリカザリガニのコメントに。佐々木未来さんが激しく反応！）

「キラッとプリ☆チャン」からは林鼓子さん、久保田未夢さん、厚木那奈美さんによる「Miracle Kiratts（ミラクルキラッツ）」チーム。芹澤優さん、若井友希さん、森嶋優花さんによる「Meltic StAr（メルティックスター）」チームの2チーム。

「アイカツフレンズ！」からは松永あかねさん、木戸衣吹さん、美山加恋さん、二ノ宮ゆいさん、陶山恵実里さんによる1チーム。

「けものフレンズ」からは尾崎由香さん、本宮佳奈さん、小野早稀さんによる「どうぶつビスケッツ」チーム。山下まみさん、佐々木未来さん、根本流風さん、田村響華さん、相羽あいなさん、築田行子さんによる「PPP＋マーゲイ」チームの2チームがエントリー。

それぞれ強烈な個性を放つチームが、熱いデッドヒートを繰り広げた。

「テレビ東京は何ch？」「平井がまねする動物は何？」などのクイズや、各チームごとに選ばれた２人に「同時にお題の答えを答えて」という問題に対して、芸人顔負けのリアクションで答えるPPPチーム、「プリチャン」勢に対し、グイグイ攻める先輩勢に圧倒され気味の「どうぶつビスケッツ」チーム。そんな中でマイペースな「アイカツフレンズ！」チームと、それぞれ個性を発揮しクイズは白熱。

なかでもいろいろな表情でアピールをすることで、平井さんから何点もポイントをもぎとった芹澤優さん、番組の垣根を越えて他チームとのからみをみせてくれた相羽あいなさんを、このコーナーでのMVPに認定したい。

最後の問題は「柿原さんのお母さんの名前は？」というクイズ。残念ながら正解者が出なかったものの、最終的になぜかお母さんの名前を会場全体でコールするという不思議なひと幕が繰り広げられた。

最終的に同ポイントでトップだったPPPチームと「アイカツフレンズ！」チームが、じゃんけん勝負。その結果、PPPチームが勝利！ 優勝賞品として、高級自撮り棒がプレゼントされクイズコーナーは幕を下ろした。

i☆Ris、WUGらテレ東に縁あるアーティストが集結！

クイズコーナーの盛り上がり冷めやらぬ中、ライブコーナーに突入。トップバッターは「プリティー」シリーズと縁のあるアイドルユニット「わーすた」が務めた。「アニメJAM」初出演ということで、アンフィシアター独特の半円状のステージに大興奮の5人は、「アイドルタイムプリパラ」OP「最上級ぱらどっくす」、「キラッとプリ☆チャン」ED「KIRA KIRA ホログラム」を披露しライブの幕開けを彩った。

続いて登場したのはゲストアーティストのLiaさんだ。彼女は2010年放送のアニメ「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」OP「絆-kizunairo-色」を熱唱。ドラマチックな楽曲と透き通るLiaさんの歌声が響くと、観客席はいっせいに赤色のペンライトが点灯！ 新旧アニメファンがひとつになってライブを盛り上げる光景は感動的であった。

続いてダンサブルにアレンジされた「創聖のアクエリオン」のカバーで、ちょっぴり懐かしい気分を盛り上げたLiaさんからバトンを引き継いだのは、林鼓子さん、厚木那奈美さん、森嶋優花さんによる声優ユニット「Run Girls.Run!」だ。3人は、現在放送中の「キラッとプリ☆チャン」第3クールOPテーマ「Go! Up! スターダム」を披露。元気いっぱいのパフォーマンスで、これまた会場を熱く盛り上げた。

そんな中、この日のライブステージでもっとも大きな歓声を集めたのが、山北早紀さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さん、澁谷梓希さんによる声優ユニット「i☆Ris」だ。「アニメJAM」皆勤賞の彼女たちもまた「プリパラ」を通じて、ブレイクを果たしたアーティストということで、「プリパラ」シリーズの楽曲をひっさげて登場した。

「プリパラ」第2シーズンOPテーマ「ドリームパレード」のイントロが流れると、会場のボルテージは急上昇！ アンフィシアターを揺らさんばかりの大歓声が巻き起こる。そんな観客の熱気を受け止めるi☆Risも堂々たるもの。ステージ全体を大きく使ったパフォーマンスで応える。

そして山北さんの「ちょっと気が早いけど、クリスマスプレゼントを届けることができたら」という言葉に続いて、「アイドルタイムプリパラ」第4クールOPテーマ「Memoriai」を披露。この曲は「プリパラ」シリーズの集大成とも言える1曲。ステージ上のモニターにも、メンバーが演じたキャラクター達によるライブシーンが流れる。2次元と3次元が融合したようなライブパフォーマンスは圧巻！ まさにライブモンスターとでも言うべき、横綱相撲をみせてくれた。

そんなi☆Risに負けず劣らず、感動的なステージを魅せてくれたのが吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さんによる声優ユニット「Wake Up,Girls！」だ。アニメ「Wake Up,Girls！」から生まれた彼女たちは、2019年3月に解散することが決定している。I☆Ris同様、2014年の「アニメJAM」初回より皆勤賞の彼女たちだが、今回が最後の出演ということで感慨もひとしおといったところ。

そんな7人が今回歌ったのは「16歳のアガペー」「Polaris」の2曲。あえてシングル曲ではなく、アニメで印象的に使用された楽曲をチョイスするところに、7人の「アニメJAM」に寄せる思いが感じられた気がするのは筆者だけだろうか。特に印象的だったのは「Polaris」の終盤に繰り広げられた、会場全体でのシンガロングだ。ちょうど劇中でもちょうど同じように冬真っ盛りの中で開催されたライブで披露されたということもあり、なんともいえないシンクロを感じた。

舞浜に響き渡る「ポケモン」ソング！

やさしい気持ちに包まれほっこりした会場を、再び熱く盛り上げたのがZAQさんだ。ハードなデジタルサウンドとラウドなギターの音とともにステージに躍り出たZAQさんは、「トリニティセブン」OP「Seven Doors」。そしてこのステージで「劇場版トリニティセブン第2弾」主題歌「Against The Abyss」を初歌唱。イベントの2日前に完成したばかりという最新ナンバーでは、いつも以上に攻撃的なZAQサウンドが炸裂。会場からは激しいクラップも巻き起こった。

そしてライブパート前半のトリを飾ったのが、松本梨香さんだ。「ポケットモンスター ベストウィッシュ」OP「ベストシッシュ！」、そして「ポケットモンスター」初代OPとして幅広い年代から愛される「めざせポケモンマスター-20th Aniversary-」を披露。

サトシの声で「いくぜ！」と叫ぶと、会場からはこの日一番の歓声があがる。さすが20年間愛され続ける人気アニメのキャラクターだ。

MCでは「かわいい（共演者の）中に紛れて……」と苦笑する松本さんだが、観客からは「かわいい！」の大合唱があがる。それを受けて松本さんは「照れるぜ！」と、これまたサトシの声で応えるというファンにはたまらないやりとりが繰り広げられた。

特筆すべきは「めざせポケモンマスター-20th Aniversary-」の恐るべき一体感だろう。松本さんに歌の合間に入る「ピカチュー！」や「そりゃそうじゃ」といった合いの手は、ばっちり観客がカバー。そして最後に「あこがれのポケモンマスターになりたいな」と合唱！

やはり定番アニソンは強い！ということを改めて思い知らされる感動のステージが展開した。

各アニメのキャストが続々登場するライブ後半！

ライブ後半は「アイカツフレンズ！」ステージからスタート。「そこにしかないもの」を歌うキャスト陣が、劇中に登場する衣装で登場すると大きな歓声があがる。さらに、劇中でパートナーを演じるキャスト同士が手を繋いだり一緒にステップを踏んだりと、ベストフレンズとの息のあったパフォーマンスを見せてくれる。

引き続き松永あかねさんと木戸伊吹さんは「みんなみんな！」、美山加恋さんと二ノ宮ゆいさんは「みつけようよ♪」、陶山恵実里さんは「導かれて」をメドレーで披露。劇中のライブシーン映像とシンクロするステージが観客の目を奪った。

そして最後は「アイカツフレンズ！」キャスト全員でクリスマスソング「We wish you a merry Christamas BEST FRIENDS!Ver.」を披露。最高にハッピーなクリスマスソングを聴かせてくれた。

お次は「けものフレンズ」ステージ。まずはどうぶつビスケッツの3人が、クリスマスらしい赤と白の衣装で登場。元気いっぱい「ハッピービスケッツ」を熱唱。続くPPP＋マーゲイは「フレ！フレ！ベストフレンズ」で、さらに会場をにぎやかに盛り上げた。

この盛り上がりを受けて、今度は「キラッとプリ☆チャン」ステージに突入。

各キャストともライブパート前半はユニットとして出演したが、今度はキャストとして登場。ばっちりキャラクターの声での歌声も聴かせてくれる。

まずはMiracle Kirattsが「SUPER CUTE SUPER GIRL」を披露。ここでは会場とステージが一体となって力強いコール＆レスポンスが行われ、萌黄えも役の久保田未夢さんは

「えもーい！」と嬉しそうな表情を見せた。

続くMeltic StArのステージでは「COMETIC SILHOUETTE」がライブ終盤を盛り上げる。i☆Risでもアグレッシブなパフォーマンスを見せてくれた芹澤優さん、若井友希さんはもちろんだが、後輩の森嶋優花さんもクールなパフォーマンスを見せてくれた。特に森嶋さんがセンターに立ち、堂々とした立ち振る舞いを見せてくれたシーンは、最高にエモかった！

そしてライブのフィナーレは、「アイカツフレンズ！」と「けものフレンズ」の夢のコラボレーションが飾った。

「アイカツフレンズ！」「ようこそジャパリパーク」という両作品の主題歌を、両作品のキャストが一緒に歌えば、観客席も一緒に大盛り上がり！ 作品の枠を超えて愛されるアニメのパワーがひしひしと伝わる、感動のクライマックスとなった。

最後は会場全体による「アニメJAM！」コールで締め。全ての参加者にとって、最高のクリスマスイベントとなったことだろう。

【セットリスト】

１．クリスマスメドレー（もろびとこぞりて～ひいらぎかざろう～ジングルベル）

２．最上級ぱらどっくす（わーすた）

３．KIRA KIRA ホログラム（わーすた）

４．絆-kizunairo-色（Lia）

５．創聖のアクエリオン（Lia）

６．Go! Up! スターダム（Run Girls.Run!）

７．ドリームパレード（i☆Ris）

８．Memoriai（i☆Ris）

９．16歳のアガペー（Wake Up,Girls！）

１０．Polaris（Wake Up,Girls！）

１１．Seven Doors（ZAQ）

１２．Against The Abyss（ZAQ）

１３．ベストウィッシュ！（松本梨香）

１４．めざせポケモンマスター-20^th Aniversary-（松本梨香）

１５．そこにしかないもの（松永あかね、木戸衣吹、美山加恋、二ノ宮ゆい、陶山恵実里）

１６．みんなみんな！（松永あかね、木戸衣吹）

１７．みつけようよ♪（美山加恋、二ノ宮ゆい）

１８．導かれて（陶山恵実里）

１９．We wish you a merry Christamas BEST FRIENDS!Ver. （松永あかね、木戸衣吹、美山加恋、二ノ宮ゆい、陶山恵実里）

２０．ハッピービスケット（どうぶつビスケッツ）

２１．フレ！フレ！ベストフレンズ（PPP＋マーゲイ）

２２．SUPER CUTE SUPER GIRL（Miracle Kiratts）

２３．COMETIC SILHOUETTE（Meltic StAr）

２４．アイカツフレンズ！（松永あかね、木戸衣吹、美山加恋、二ノ宮ゆい、陶山恵実里、尾崎由香、本宮佳奈、小野早稀、山下まみ、佐々木未来、根本流風、田村響華、相羽あいな、築田行子）

２５．ようこそジャパリパークへ（松永あかね、木戸衣吹、美山加恋、二ノ宮ゆい、陶山恵実里、尾崎由香、本宮佳奈、小野早稀、山下まみ、佐々木未来、根本流風、田村響華、相羽あいな、築田行子）