「火垂(ほた)るの墓」、「赤毛のアン」、「かぐや姫の物語」の高畑勲監督、4月5日に死去

アニメ2018-04-06 10:30

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「火垂(ほた)るの墓」や「アルプスの少女ハイジ」、「赤毛のアン」、「かぐや姫の物語」など数多くの名作アニメを世に送り出した監督・高畑勲さんが2018年4月5日(木)、東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかになった。享年82歳。


関係者によると、死因などはわかってはいないが昨年夏頃から体調を崩していたそうだ。

高畑さんは1935年、三重県に生まれた後、東京大学文学部に進学。卒業後は東映動画に入社。演出助手として「狼少年ケン」「もーれつア太郎」などを手がける。この頃に、盟友の宮崎駿と親交を深める。
その後、複数の制作会社を渡り歩き、「アルプスの少女ハイジ」、「未来少年コナン」、「赤毛のアン」、「じゃリン子チエ」などを手がけた後、「風の谷のナウシカ」のプロデューサーに就任。本作をきっかけとして設立されたスタジオジブリの立ち上げに参加して以降、同スタジオを拠点に、「火垂るの墓」、「おもひでぽろぽろ」、「ホーホケキョ となりの山田くん」、「かぐや姫の物語」の監督などを手がけた。

その人気・活躍は世界に広がり、日本・フランス・ベルギーの3カ国合作映画「レッドタートル ある島の物語」ではアーティスティックプロデューサーとして製作に携わっているほか、2015年にはフランス芸術文化勲章を受賞している。

なお、アキバ総研では追悼企画として公式投票企画「高畑勲監督の好きな作品人気投票」をスタートした。高畑監督の作品を偲びつつ、投票にご参加いただきたい。

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