1stシングル「にじゆめロード」&3rdアルバム「夢現∞タイムトラベル」リリース記念! いかさん・ロングインタビュー【前編】

アニメ2017-02-03 18:00

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

女性ながらどんな男性よりもカッコいいイケボと、キュートなロリボイスを器用に使い分け、ニコニコ動画をはじめとする動画投稿サイトで活躍する歌い手・いかさん。2016年には「松岡侑李」名義で舞台デビューを果たし、ますます活躍の場を広げる彼女だが、2月1日に現在放送中のTVアニメ「南鎌倉高校女子自転車部」エンディングテーマ「にじゆめロード」、3月1日に3rdアルバム「夢現∞タイムトラベル」と立て続けに音源をリリースする。


今回、アキバ総研では、今年20歳という節目の年齢を迎える彼女が、いったいどんな思いを込めて新譜をリリースするのか? そして、今後はどんな活動を繰り広げていく予定なのか? 気になるアレコレを、じっくりと語ってもらった。その前編となる今回は、いかさんとは何者なのか? そして初のアニメソング&シングルとなった「にじゆめロード」制作秘話についてうかがってみた。

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いかさん誕生秘話

──今回、「アキバ総研」初登場ということで、自己紹介からお願いしたいのですが、……お名前は「いかさん」さんとお呼びすればよいのでしょうか?

いかさん 自分としては、「いかさん」と親しみを込めて呼んでもらえるとうれしいです(笑)。そもそもなぜ「いかさん」という名前なのかといいますと、もともと音楽ゲームを「ゆいか」という名前でプレイしていたんです。それが中学2年生の時で、当時、仲のよかった友達から「一緒に(ネットで)生放送をやろう」「そこで、女声を練習しよう」と誘われまして……。

──わははは(笑)。ということは、当時からもうイケボだったんですか?

いかさん 小学5~6年生くらいに、ハスキーな声から低い声に変わっていきました。その一緒にやろうと誘ってくれた友達が「○○さん」という名前で活動していて、セットで自分も「ゆいかさん」という名前で最初は活動していたんです。その後、ニコニコ動画に自分の動画を投稿するうえで何か目を引く名前にしたいなと考えた時に、「ゆいかさん」から「ゆ」を取った「いかさん」という名前が妙にインパクトがあって、軽はずみに「いかさん」という名前で活動するようになりました。

──最初から歌い手だったわけではないんですね。

いかさん はい。ただ、もともと「歌ってみた」というニコニコ動画の文化には興味はありました。とはいえ、実は最初はボカロ曲って苦手だったんです。合成された音声に違和感があって、ちょっと受け付けなかったんです。でも歌い手さんが歌っている曲を聴くと、本当にいい曲ばかりだと思えるようになって、ちょっとずつボカロ曲が好きになり始めたんです。今は、むしろ(ボーカロイドが歌う)原曲がいいと思っています。それで、自分も一発録りで「歌ってみた」動画を投稿してみたんです。それが中学2年生の夏休みの最後の日、8月31日です。この日は忘れられないですね。

──リスナーの反応はいかがでしたか?

いかさん 案の定、いきなり投稿したくらいじゃ注目してもらえませんでした。当時はマイリストも10くらいでした。ただ自分としてはやっぱりたくさんの人に聴いてもらいたかったので、まずは固定のリスナーさんをつけようと考えたんです。そこで、自分の魅力はどこかと考えたところ、やはり声かなと。だったら別に歌に限定しなくてもいいじゃないかと考えて、まずは生放送をやってリスナーさんを増やすことにしました。ホラーゲームが好きなので、最初はゲーム実況をやったりしていましたね。ただ、やはり多少は歌とは関連づけたくて、「カラオケ凸待ち」の生放送に突撃したりもしていました。

──「カラオケ凸待ち」って何ですか?

いかさん ニコニコ生放送の枠を取った配信者が、歌を歌ってくれる人をスカイプとかで募集して、凸(突撃)してくれる人を待つことです。当時、ニコニコ動画でそういう生放送がものすごく流行っていたんです。そこで、いろんな大手コミュニティさんのところで歌わせていただいて、そこで興味を持ってくれた人は自分のコミュニティにも来てね、みたいな感じで活動していました。

──まるで道場破りみたいな(笑)。

いかさん そうそう(笑)。当時から自分が一番インパクトあるだろうと思い込んでいました。自分って、昔から変に自信過剰なところがあるんです。その活動をし始めてから、マイリス登録が10倍くらいに増えましたね。その後、エンジニアさんに入ってもらった時に、一気にマイリス登録数が2000を超えたんです、やっぱりちゃんとした人に音を整えてもらうと、ここまで変わるんだなと痛感しました。こうしてたくさんの人に歌を聴いてもらえるようになったことで、エグジットチューンズのコンピレーションアルバムに参加させていただいくことになり、現在の音楽活動につながっていきます。

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