【アキバこぼれ話】Thunderbolt対応オーディオI/FのLynx「HILO TB」がオリオスペックにて展示中!

2015年03月10日 12:520
2012年にグローバルでリリースされた「HILO」。オリオスペックで展示されているのは標準でThunderboltインターフェイスカード「LT-TB」を搭載した「HIRO TB」(2014年に国内ではリリース)。USBインターフェイスカード「LT-USB」を搭載した「HIRO」もラインアップされている

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【アキバこぼれ話】は、取材時にアキバ総研スタッフが見つけた、ちょっと気になるPCパーツやデジタルガジェットなどをご紹介する不定期連載コーナーです。


Lynx Studio TechnologyのAD/DAコンバーター「HILO」が、オリオスペックにて展示中です。

ところで、Lynx Studio Technologyと言えば、コンシューマーでは聞き慣れないメーカーだと思いますが、スタジオなどではわりとメジャーな存在だったりします。特に、AD/DAコンバーターのAurora 8/16を導入しているマスタリングスタジオは世界でも多いと言われています。

また、プロユースであると同時にハイレゾ対応機器の選択肢が少なかった2000年代初頭。PCオーディオを構築するときに、よくオススメされたメーカーのひとつではないでしょうか。特にLynx L22やLynxTWOを思いだされる方もいると思います(値段もビックリでしたが)。そういう意味では、音楽を作る人だけでなく聞く人も、知る人ぞ知るメーカーなのです。

「HILO」は、レコーディング、ミキシング、マスタリングに最適というスタジオユースを想定したAD/DAコンバーターです。リファレンスクォリティーのヘッドホンアンプを搭載しており、DAC内蔵ヘッドホンアンプとしても使用できます。

背面に独自の拡張スロットを備え、PCとの接続インターフェイスを選べるのも大きなポイントです。ひとつはおなじみのUSBですが、もうひとつがThunderbolt。ネイティブでThunderboltに対応している、数少ないオーディオインターフェイスとなっています。

そして、ルックスはOPPO Digitalの「HA-1(JP)」などと同じ据え置き型ですが、インターフェイスと機能はプロ仕様。アナログ入出力としてバランスXLR端子に加えてモニターアウト(TRS端子)のほか、デジタルI/Oには、AES/EBU、S/PDIF(同軸/角型、ADAT対応)を搭載。もちろんワードクロックにも対応しています。

さらに各出力へは内部の32チャンネルミキサーを通じて入力ソースをミックス可能としており、「ミックス時の高音質なモニターシテムとしても有効」(同社)とのことです。SN感の高い見通しのよい音が期待できそうですので、PCオーディオとしても魅力的な仕様と言えます。

そんな見所満載の製品ですが、PCショップでの取り扱いが少なく、このように店頭デモが行われるケースは稀です。デモは期間限定ですが興味のある方は、一度試聴してみてはどうでしょうか。

ちなみに、Thundebolt拡張カードプリインストール版の価格は、300,000円(税抜)です。受発注のみ。

画像一覧

  • 2012年にグローバルでリリースされた「HILO」。オリオスペックで展示されているのは標準でThunderboltインターフェイスカード「LT-TB」を搭載した「HIRO TB」(2014年に国内ではリリース)。USBインターフェイスカード「LT-USB」を搭載した「HIRO」もラインアップされている

  • 背面はアナログ・デジタルI/Oがギッシリ。

  • USBインターフェイス版のオプションの拡張カード「LT-USB」

  • 「LT-USB」

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