週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報) 2013年10月第2週号

2013年10月18日 19:530

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■味噌ラーメン+ランチライス@饗 くろき(※"き"の正式表記は3つの"七"で構成された"喜"の旧字)







750円+50円。

秋葉原と浅草橋の中間あたりにある人気ラーメン屋。秋葉原の名店として名高い「粋な一生」「神田 磯野」に勝るとも劣らないクオリティのラーメン(塩/みそ)を提供している。前述の両店とあわせて"御三家"と呼びたい。また、化学調味料不使用/自家製麺をうたっており、さまざまな旬の食材をテーマにした期間限定メニューが多いのも特徴。

 

今回は、「味噌ラーメン」を注文。看板の「塩そば」は細麺と平打ち麺から選択できるが、味噌は太麺の一択となっている。まず、「味噌ラーメン」のビジュアル的は、ラーメンというよりも油そばに近い。その理由は、粘度が激しく高くてドロッッドロ食感のスープ。口に入れた瞬間にエビと煮干の香りが強烈に広がり、その後に動物系ダシのコクと旨みが味噌の風味ともに訪れる。かなり独特の味わいだが旨い。麺は、モチモチのストレート太麺。全粒粉が練りこまれていることにより、前述の強力スープに負けていない。具は、炒め野菜、チャーシュー1枚、刻みネギ。炒め野菜はいろいろな種類が少しずつ入っていてシャキシャキの炒め加減。チャーシューは厚いながらもやわらかく、赤身と脂身のバランスも良い。いずれも、ごはんにも良く合う。卓上装備は、コショウ、乾燥梅干し、やげん堀の七味、香辛オイルなど。

全体量は普通で、コストパフォーマンスは平均レベル。一方、味はかなり良好。万人受けするであろう塩に対し、味噌はエビ&ドロドロを前面に押し出した個性的な1杯に仕上がっている。ただ、たしかに旨いのだが、味噌ラーメンではない何か違うモノを食べた気持ちにもなる。ラーメン好きは、看板の「塩そば」以上に試しておくべき。きっと衝撃を受けるハズ。

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