独特な世界観・作画だけど、ストーリーは面白かった
観賞手段:テレビ
2013年春のノイタミナで見ました。最初は、その独特なタッチや世界観に戸惑いましたが、すぐに慣れ、むしろ本作の持つ独自性やストーリー展開、毎回繰り広げられる戦いに、主人公である鑢七花と奇策士とがめが、どのように立ち向かっていくのか、といったことに引き込まれていきました。
基本的には時代劇という仕立てですが、ファンタジー的な要素が強く、あり得ないどこかの世界という雰囲気のもと、ストーリーは進んでいきます。最初から12本の刀を集める旅として明示されており、1話で1本の刀がテーマになることがわかります。ある意味でとてもわかりやすい設計。だから、見る側も、その1話1話を見逃さないように見る。これはいい方法かもしれません。1話完結ですが、お互いが有機的に結びついている展開なので、見逃せないのです。
でも、1話ごとのストーリーはさすがにきちんと練り込まれており、毎回見終わるごとに、見た充足感がありました。1時間ものという巨編であることもありますが、その1時間が決して長く感じない。むしろ、この尺でピッタリ合っているところも、演出家のレベルの高さを感じさせます。
今回の新版ではピコの歌うテーマソングもよかったです。そして、何と言っても、たがめ役の田村ゆかりさんが素晴らしい。チェリオ~!はクセになりました。
最後まで見終えて、実に面白かったと思える作品です。
- ストーリー
- 5.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 5.0
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.5
満足度
4.5
いいね(1)
2013-07-04 13:08:16