旧新並び見ないと面白さは分からないかな?
観賞手段:テレビ
自分ぐらいの世代(40オーバー)となると、今回の新ヤマトはどうしてもオリジナルとの比較でしか語れない。
ストーリーは、本当のヤマト好きが脚本を書いたのが分かる良いモノだ。だが、新旧の設定を混ぜ込みすぎて、新設定となったガミラス側の設定が視聴者に十分に伝わりきっていなかったように感じた。また、設定の一部にも個人的には納得できない部分も3点ほど。あと、2シーズン目の歌。スポンサー的な縛りがあるのであろうが、せめて最終話はオリジナルで荘厳に行ってほしかった。
1:冥王星沖会戦での古代守の特攻。
闘い終盤、旗艦とゆきかぜを残すのみの状況で、沖田は作戦は成功したという。古代守はそれには反論しない。ヤマト計画の存在と本作戦が陽動であることを古代守が知っているからこそのシーンなのだと思った。だが物語中盤で真田は、古代守が冥王星沖会戦の作戦目的を知らなかったと言う。新ヤマト冥王星会戦における、ゆきかぜの役割は先遣艦。冥王星宙域に先に侵入し、敵情報を収集するはずなのだが、敵艦は見あたらずの報を発した後で、国連宇宙軍は待ち伏せの迎撃を受けてしまう。大失態である。この上に、撤退命令違反、そして特攻... のちに捕虜。古代守、今作は不憫すぎる。
2:七色星団会戦からガミラス艦が異様に弱くなった。
ミサイル数発で沈む空母とか旧型ということを加味してもちょっと納得できないし、ドメルの旗艦とか主砲の近距離斉射をはじき返していた。主砲の出力を上げたとか、ドメル旗艦の保守遅れが酷いとか、もうすこし丁寧に勝てた理屈付けを見せてほしかった。
3:ガミラスだってミサイルがバリバリ現役でしょ。
最終話でデスラー総統は実体弾打ってきてるから原始人とか言っていたけど、次元先行艦も彗星帝国と戦っていた駆逐艦もミサイル打ちまくっている。反乱の起きた惑星もミサイルで潰してじゃん。すこし気になった。
ぐだぐだと文句ばかりを書いてしまったが、全体としてはとても完成度が高く、春夏アニメの中で最も楽しみにし満足できた作品であった。ヤマト2にも遠からず会えることを期待したい。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 3.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 2.0
- 演出
- 2.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 2.0
満足度
4.0
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2013-10-05 00:23:47