地上波の放送(95年~96年)をリアルタイムで見ていました。特に集中して見ていた訳ではなかったので、見終わった後に残った印象は第弐話の戦闘シーン(初号機vsサキエル)と、最終話のアレでした。
最後の第弐拾伍話、第弐拾六話は当時のアニメファンを多いに刺激しました。この頃はインターネットというものは無く、もっぱらパソコン通信上で激論が交わされたと聞きます。単なるアニメブームから社会現象へ。私もその後、深夜の再放送を改めてチェックし、完全にハマったという経緯です。
私が第一に興味を持った点は作品中で解き明かされなかった多くの謎です。謎解き本ブームが起こり、近所の図書館で聖書に関する本を漁ったり、後に公開された劇場版ではキーとなるセリフを暗闇の中でメモりながら見ていたものです。
それ以外にも魅力的なキャラクター(今で言う萌え、ツンデレ、BL)、臨場感のある戦闘シーン、精巧に描かれたロボットやマシン、難解な専門用語、スタイリッシュな文字の見せ方など、当時としては考え得る売れる要素をすべて詰め込んだ作品です。
過去に数々の名作アニメはあれど、人生で一度は見ておいた方がよいと個人的に思うアニメです。
ちなみに当初、綾波レイの声優がらんま1/2などで有名な林原めぐみさんと気づきませんでした。声優の演技力に驚きを覚えた最初の作品でもあります。