悪い人は出てこない。
只野君はおそらく今最も理想とされる
男性像だろう。
OPとEDで作品の質の高さが分かる。
OP 歌詞「瞬きもできない」の後、
チェックのスカートがクシャっとなってから
両手を拡げて街に飛び出す古見さんまでの
この開放感ってない。
ED このシルエット手法って今の流行り、最前線?
『式守さん』も似たような感じがある。
本作は、絵がうまい、デフォが極端でギャップ萌え、
ギャグ満載で独創的、キャラが立つなど
特長は多々あるが、
特に評価したいのは「名前の付け方」。
和泉悠が『悪い言語哲学入門』の中で
「フレーゲ的固有名」と呼んでいるはこれか?
人見知り、はにかみ屋の挙動不審に
「古見さんかっ!」と笑えるようになった。
この功績は大きい。
『彼女、人見知ります』『アイスクリームカノジョ』
『不器用な先輩。』…コミュ症ヒロインが
トレンドにもなった(多分)。
「コミュ障」ではなく「コミュ症」なのだ。
ツンデレの発展型とも言えるが、そこには
相手への気配り、敬意、優しさがある。
ところで前述絶賛のOP曲「青100色」が
伊藤美来ちゃんって知ってた?
(実は修学旅行から帰る回で気付いた)