物語の佳境に期待している作品
観賞手段:テレビ、CS/BS/ケーブル
掟に縛られ、人間の持つ情愛を無視しなくてはならない理不尽で冷徹な忍び集団が主体であった前作と違い、緩い忍びの仲間の関係性に違和感を感じます。
忍法は科学的であったり、超能力であったりと、山田風太郎さんの「妖術より人間ドラマ」という作風が面影すら存在しない別の作品と言えます。
スピンオフと見るのか、蛇足と見るのか意見が分かれそうなストーリー展開で、華麗な戦闘シーンと比較して薄っぺらな人間ドラマが淡々と進んでいくのは微妙な印象です。
OPの「桜花忍法帖」はテンポがよいのですが、キャラ紹介の濃い絵柄で魅力が半減している印象です。
EDの「HOT BLOOD」はEDにしては珍しい力強い楽曲で、水樹奈々さんの魅力を引き出していますが、日陰者の「忍び」の物語には合致していません。
全体的にチグハグな印象ですが、物語が佳境を迎えた時にどう変化するのか期待している作品です。
- ストーリー
- 3.0
- 作画
- 3.5
- キャラクター
- 3.5
- 音楽
- 3.5
- オリジナリティ
- 2.5
- 演出
- 3.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 4.0
満足度
3.5
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2018-04-04 20:15:11