学園アニメから世界崩壊へ
観賞手段:テレビ、BD、動画サイト
好きなアニメを語るということをテーマにした作品。アニメがテーマだけあってパロディが至る所に散りばめられている。8話までは割とありがち(ネコがしゃべるなどは置いておいて)なストーリーで進んでゆく。仲間集め、廃部の危機、コミケ参加、温泉回、アニメづくり等々・・・。特に、8話のアニ研部員のアニメからのEDのCGへのつなぎはよい演出だったと思う。
8話からは徐々に世界が崩壊していき、現実世界とアニメの世界が徐々に入り混じってゆく・・・という展開。この後半の展開は賛否が分かれると思うが、冒頭から伏線のようなものが随所に入れられていたし、11話のアニメと現実がごちゃごちゃになるという演出は細部に工夫がなされていて生きていたと思う。ただ、12話が少し散らかりすぎていたと感じてしまった。前半がシンプルな構成だっただけにもう少しシンプルなまとめ方でもよかったのかもしれない。
しかし、主人公の未乃愛を全くのアニメ初心者とすることで、物語の軸であるアニメ語りを通しての仲間との絆というコンセプトがぶれなかったのは成功だったと思う。
作画は非常に安定しており、音楽もパロディギリギリのラインを攻めており凝っていた。
キャラクタデザインはあっさりしているが可愛く、最後まで飽きを感じなかった。
OPED共に印象に残りやすく、特にEDのCGは大変可愛かった。
声優陣の演技も良かったです。
作品に直接関係ないことだが、最新話「ユクトシ、クルトシ」も作品の一部だと思うので、しっかりBDパッケージに入れて欲しかった。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 3.5
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 3.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 5.0
- 歌
- 5.0
満足度
4.0
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2018-01-09 16:14:21