12回分のプロローグと1回の本編 #シャーロット
観賞手段:テレビ
ゲームシナリオライターのアニメ界進出例は多いが、全体の尺がある程度自由になるゲームと、決められた枠に収めなくてはならないアニメの脚本の違いがよく分かる作品であった。
ファンからは様式美と言われているらしいが、自分から見れば冷めざるを得ない無駄なコメディシーン、無駄だったアイドル設定や盛り上がれないPVシーン。登場人物が多い割に、実はいなくても物語に影響が無い人物も多く、構成的に納得がいかない。
主人公がようやく自分の役割を悟って主人公として立つまで12週かかり、主人公として活躍するのは最終話だけである。むしろ12周分の序章はコンパクトに整理して回想シーンにし、単身で能力者達を能力から開放しながら世界を巡る謎の少年の物語とし、孤独な彼の戦いの支えになる過去として小出しに回想を交えていく構成の方が自分としては納得がいく。
少なくとも、序盤のたらたらしたペースは終了した今となっては噴飯物である。
正直、こんなにがっかりする事になるとは思っていなかった。
- ストーリー
- 1.5
- 作画
- 2.5
- キャラクター
- 3.5
- 音楽
- 3.5
- オリジナリティ
- 3.0
- 演出
- 2.5
- 声優
- 3.5
- 歌
- 3.5
満足度
2.0
いいね(3)
2015-09-27 01:56:08