現人類の最先端を行くアーミヤの中庸
観賞手段:動画サイト
アーミヤの中庸が見事だ。
現人類の最先端を行っている。
ロシアのウクライナ侵攻、ブチャの大虐殺
感染病の蔓延、政府によるプロパガンダにポピュリズム、
分断、天災。
本作には現在リアル世界が直面している課題が
すべて詰め込まれていると言っていい。
「貴様はただ暴徒をのさばらせて、市民を殺戮し、
自らの低劣な趣味を満足させているだけだ。降伏しろ」
第2話、ニアール(佐倉綾音)の言葉はそのまま
プーチンに当てはまる。
二度とこういうことはあってはいけません、と
教科書で教えられてきた歴史が目の前にある恐怖。
残念ながらそれが現在の人類の立ち位置だ。
同じものがこの作品に通底していることに驚く。
「他人を信じられなくなってたんだ」
「つらい目にあってきたんだと思います」
「壁を作って自分たちを守らなければ傷つけられてしまう」
「彼らを憎むことはできません」
アーミヤとAceの言葉が素晴らしすぎる。
この内容で中国発ということに頭が混乱するが
それが「救い」でもある。
なぜヒロインはケモノ耳なのか?と思っていたら
「退廃未来モノっぽい雰囲気だけどファンタージーなんだこれ」
という誰かの書き込みを見つけた。秀逸だ。
- ストーリー
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- 作画
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- 音楽
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- オリジナリティ
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- 演出
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- 声優
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- 歌
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満足度
4.0
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2022-12-19 11:45:45